株式会社ESP 代表取締役 高原です。
最近、オンラインでお笑いライブを見る機会がありました。
吉本の3組の芸人によるライブで、R1やキングオブコントで優勝経験ある人気芸人達でした。
第7世代のような新しい波が起きるような激戦のお笑い業界で長く人気あり続けるのは、尊敬ばかりです。
「一発屋」というワードがあります。
ブレークし彗星のごとく成功するも、次以降続かずいつの間にか見かけなくなった方です。
1回ブレークするだけでも強運ですが、単発で再現性が低い。
一方で、今回ライブで見た芸人達のように人気が途切れず、長い間見かける方がいます。
高い実力が結果を支えていて、再現性が高い。
■個人技からの脱皮
ビジネスで考えると、立ち上げ時は個人の実力が大きいです。
ですが、個人の実力に頼ったままでは、いずれその人がボトルネックになり拡張が頭打ちになります。
なので、ビジネスを大きくしたいなら、仕組み化が必要です。
私は経営においては、致命的な失敗をせず、いかに遠くに早く到達するかをイメージしています。
それには、会社の仕組み強化が課題です。
■成功を再現する仕組み作り
成功を再現するには、まず成功者を見つけ、方法を伺ったり、分析することが必要です。
例えば、当社が直接的に関わっているITエンジニアの業界も同様です。
私は過去にエンジニアの分析を行いました。
①うまくいっているエンジニアは誰か?
②その方はどのような行動をしているか?
③その行動はどのような考え方に基づいているか?
③の考え方は目に見えないので、本人に教えを乞わないと正確にはわかりません。
②の行動がわかっても、その根底にある③の考え方を理解しないと、応用が効かず効果が少ないです。
そして、共通的に使える要素を切り取り、それを文や図に書き出します。
これをマニュアル化し、メンバーへの教育と実践を促すことで、組織的に強くする仕組みができます。
■運は実力の内?
よく「運は実力の内」と言われます。
成功は「仕組み」×「成功率」と考えると、「成功率」がいわゆる「運」にあたります。
「成功率」は、己を知り、勝負する場所を見極めることで、高められます。
加えて、失敗しても分析し対策すれば「失敗率」を減らし、ひいては「成功率」を高められます。
つまり、「成功率」はコントロール可能です。
なので、「成功率」をコントロールすることも実力に含めるなら、「運は実力の内」は正しいといえます。
参考になると幸いです。