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《対談》「アパレル3D CAD『CLO』の活用」ECアパレル社長 ⅹ サントラージュ営業 vol.2

今回は、弊社とお取引をいただいているECアパレルブランド運営会社社長、山田様(仮名)と社員の対談記事第二弾をお届けいたします。
対談第一弾では、OEMメーカーでの服づくりの良さ、そして企画から販売までの流れについてお話いただきました。

《対談》ECアパレル社長 ⅹ サントラージュ営業「OEMメーカーで服を作る良さとは」 | 株式会社 サントラージュ
本日は弊社とお取引をいただいているECブランド運営会社社長、山田様(仮名)と弊社営業祖父江の対談記事をお届けいたします。 ファッションの世界のEC化に伴い、現在ではECのみで展開するブランドが世の中に多く存在します。弊社におきましても、皆様さんがファッションビルで目にするブランドの生産に加え、EC専業ブランドの生産を担当させていただくことも増えております。 今回は ...
https://www.wantedly.com/companies/company_223357/post_articles/374183

第二弾では3Dモデリングソフト「CLO」の活用事例から、弊社で提供するサービスをテーマに対談いただきました。

CLO:弊社で導入しているアパレルに特化した3Dモデリングソフト。
CLO紹介ページ(弊社のHPに飛びます🛫)

──山田様のブランドでは、企画段階で「CLO」をどのように活用されていらっしゃいますか。

山田様(以下、山田):主に、サンプル作成前に完成イメージを確認するために使用しています。活用前と比較して、非常にイメージを共有しやすくなりました。以前、言葉メインのやり取りの中で齟齬(そご)が発生し、ワンピースのサンプルがイメージ通りに上がらなかったことがあります。サンプルを見るまで、イメージが充分に伝わっていないことに気づきませんでした。

祖父江:全力で理想のイメージを汲み取ったつもりであっても、はじめて服作りをする方々と服作りに精通する私たちの間で認識の差が生まれてしまうことがあります。お客様との打ち合わせの後も、仕様書やパターンを社内で打ち合わせて作成しています。社内でもイメージの共有は非常に重要ですね。CLOを使用することにより、お客様、社内ともに完成イメージを360°確認することが可能になっています
通常はCLOで作成した3Dイメージを画像データとしてお客様にお渡ししていますが、画面上で確認しながらリアルタイムで丈の長さを修正したり、着用アバターの身長を変えたりすることも可能です

山田:CLOでそこまで活用できるとは知りませんでした。またの機会に是非、拝見してみたいです。
そのほかに生地選びの際も、CLOを活用していますね。目の前の小さな端切れから完成品をイメージするのは、簡単なことではなくて。CLOで作成していただいた画像があると、一気に生地の検討をしやすくなります。特に、チェック柄などは大きさや向きで全く印象が違うので、事前に完成イメージを確認でき、重宝しています。

◆柄の大小による印象のちがい

これまで幾つかCLOで作成したデータを頂きましたが、生地の色や表面感、落ち感なども高い精度で反映されていることにも驚きで。弊社ではインフルエンサーさんとのコラボレーション商品を企画することもあり、その場合には、より多くの方とイメージを共有しなければなりません。画像として全員の共通認識を持つことができると、安心して進行することができますね。

祖父江:服作りに慣れていない方には、特に心強いツールだと思います。小ロットの場合、発注前に各色のサンプルを作成するのは難しいですが、CLOを使えば候補の素材や色、柄の3Dイメージを横並びで比較、検討していただけます。これまで弊社で培ってきた服作りのノウハウと掛け合わせることで、幅広いお客様に安心して生産をお任せいただけるのではないかと思います。

◆ CLOで作成したデータとサントラージュで作成したサンプル

──サントラージュではブランド支援も行っておりますが、具体的なサポートについて教えてください。

祖父江:例えば、小ロットかつ多色展開の生産を希望されていらっしゃる場合、弊社では生産を担当できないことがあります。その場合には、Tシャツのボディを販売する会社やお取引のある国内のプリント工場を紹介するなど、それぞれのお客様に最適な生産方法のご提案をしています。その他にも、生地や糸、資材だけを提供する場合もあります。日本の生地屋と個人の方ではやり取りできない場合があるためです。このように代替して生地の仕入を行ったり、中国で購入した生地に刺繍やプリントを施した状態でお渡ししたりすることも可能です。過去には、ミュージカルの舞台衣装用の生地提供や衣装制作をさせていただきました。

山田:本当に様々な依頼が可能なのですね。現在サントラージュさんではどのようなジャンルのお客様が多くいらっしゃいますか。

祖父江:ファッションビルに入っているようなブランドのOEM・ODM生産をメインとしていますが、異業種のお客様のアパレル商品の生産は年々増えています。1年ほど前から、社内にIPコンテンツ専門の部署を設けています。その部署では、ぬいぐるみ用の服を通常アパレルで使用する糸や仕様で作成したり、アニメキャラクターが着用している服を実際に作成したりしています。その他に、わたしが担当させていただくお客様の中には、異業種から参入されたPR系の会社の方も複数いらっしゃいますね。これまで様々なアパレルブランドの服を生産してきた実績があるからこそ、おまかせいただけているのではないかと。中国でのものづくりは、信頼関係も大切です。複数の中国の工場と長くお取引をしているからこそ、安定した生産を可能としています。服だけでなく、帽子や鞄、水着、靴の生産実績もあります。

山田:OEM会社は、専門分野のアイテムに特化した大量生産のイメージがありましたが、サントラージュさんは幅広いアイテムの生産が可能とのことで驚きました。今後、服以外の生産をする際には、相談にのっていただきたいです。
祖父江さんは服作りについてだけでなく、販売に関する知識もお持ちですよね。これまでにも、様々な相談にのっていただきました。大変心強い存在です。

祖父江:そう言っていただけて嬉しいです。私自身、ミセス向けの自社ブランドの運営に携わった経験があるので、お客様とマーケティングについて話すこともあります。
互いに情報交換を行うことで、私たちの手掛けた洋服がより多くの方の元へ届くと嬉しいですね。アパレル関連で何かしたいと思ったときに、一番に相談できるような場所になりたいと考えています

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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