新規顧客開拓は、SaaS企業にとって永続的な課題です。特に、インサイドセールスの構築や外部のマーケティング施策の活用には費用対効果の不確実性がつきまとい、戦略的なリード獲得は簡単ではありません。そんな中、「ほしい商談」を「成果報酬型」で買えるプラットフォーム「TAAAN（ターン）」は、多くのSaaS企業に導入いただいています。

今回は、代表の川田さんとTAAAN事業責任者である畠中さんにお話を伺い、サービスの価値・仕組み、そしてその環境で働く魅力についてインタビューしました。

・左：代表取締役（川田さん）　右：事業責任者（畠中さん）

―まず、TAAANが提供する価値を簡潔に教えてください。

畠中さん：TAAANは、SaaS企業が「本当に必要としている商談」を、成果報酬型で買うことができるプラットフォームです。従来、新規顧客開拓には自社でインサイドセールスを組織したり、Web施策やイベント出展といった手法を試したりする必要がありました。

しかし、それらには一定のコストやリスクが伴います。TAAANでは複数の営業代理店（パートナー）が登録しており、SaaS企業は必要なタイミング・領域で活用することが可能です。「商談がとれた分だけ支払う」というモデルを採用しているため、費用対効果をクリアにしながら新規顧客開拓を進められる点が最大の価値です。

―なぜ今、このような仕組みが求められているのでしょうか？

畠中さん：SaaS市場は年々拡大を続けています。その分、競合も増え、ニーズに合ったターゲット企業との出会いが一筋縄ではいかなくなりました。加えて、インサイドセールスチームの内製には人材育成や採用コスト、ツール導入など多くの投資が必要です。

こうした状況の中で、TAAANは「商談を欲しい分だけ成果報酬で買える」という新しいモデルを提示しています。SaaS企業はリスクを最小化しながら成長局面に合わせて柔軟にリード開拓ができ、営業代理店は成果が約束されれば確実な対価を得られる。このWin-Winの関係性が、これからのSaaS業界の営業手法として注目されています。

―実際に導入したユーザー企業からは、どのような反応が寄せられていますか？

畠中さん：たとえば、請求書処理を効率化するSaaSを展開するBill Oneでは、数と質のバランスが取れた施策として、効率的な営業活動を実施できるようになったと伺っています。「必要な時に、必要な分だけ」という利用スタイルによって、事業成長を加速させる取り組みになったようです。
また、Bill One以外でも、PaytnerやTeamSpiritといったSaaS企業が、TAAANを使うことで営業コストの透明化や新規顧客接点の確保を実現しています。「成果がなければ支出なし」という明確な仕組みが、施策を打ちやすくしている点は、ユーザー企業から高く評価されています。

―TAAANが描くビジョンについてお聞かせください。

川田さん：私たちが目指すのは、営業活動をより流動的かつ透明性の高い「エコシステム」に変えていくことです。SaaS企業と営業代理店が成果報酬型でつながることで、優れた営業リソースが必要な場所へ速やかに供給される仕組みをつくりたいと考えています。

TAAANを活用すれば、商談獲得のパフォーマンスが見えやすくなり、優れたパートナーが相応の評価を得て、さらに多くの案件へ挑戦できる。SaaS企業は自社の成長ステージに合わせて営業リソースを増減し、新たな市場開拓にも柔軟に対応できます。こうした好循環が生まれれば、日本のSaaS市場全体がよりダイナミックに成長していくと信じています。

―では、そうしたビジョンを実現していく上で、TAAANのチームで働く魅力は何でしょうか？

川田さん：TAAANはまだ拡大途上のサービスであり、市場そのものを創り出そうとしているフェーズにあります。そのため、私たちと一緒に働くことで得られる魅力は大きく分けて3つあります。

①市場創造の当事者になれる
これまでなかった商談購入モデルを浸透させるというチャレンジに、最前線で関わることができます。単なる改善ではなく、新しい常識を作っていく過程を肌で感じられるはずです。

②成果が見えやすい環境
成果報酬型という明確な指標を持つモデルゆえ、自分が担当したプロジェクトのインパクトが数字として返ってきます。結果がクリアに可視化されるため、自身の貢献度を強く実感できる環境です。

③多彩な視点との交差点
私たちの顧客はSaaS企業、そのパートナーは営業代理店、そして顧客の顧客も多様です。多層的なステークホルダーが集まるプラットフォームだからこそ、幅広い知見が得られ、異なる領域の発想に触れる機会が豊富にあります。

―どのような人材を求めていますか？

畠中さん：SaaS企業の成長を支援し、SaaSをはじめとした世の中をより良くするプロダクトの社会実装に貢献したいという強い思いを持つ方と一緒に働きたいですね。具体的には、「テクノロジーやデータを活用して営業の仕組みをアップデートしたい」「成果指標がはっきりと見える環境で、自らのアイデアや施策を試し、改善していきたい」「固定観念にとらわれず、新しいマーケットプレイスを育てたい」という志向性を持つ方にフィットすると思います。

もちろん、私たち自身も常に学び・改善・成長を続けており、チームとして切磋琢磨する環境をつくっています。多面的な視点を歓迎し、データや実績から学び合うカルチャーの中で、一緒に挑戦できる方をお待ちしています。

―最後に、TAAANのチームで働くことに興味がある方へメッセージをお願いします。

畠中さん：TAAANは、「商談」を中心に、SaaSの成長エンジンとなる新たなエコシステムを築こうとしています。この挑戦は、まだ道半ばであり、まさにこれからが正念場です。そこに参加してくださる方は、市場を変える当事者として、新たな価値創造の最前線に立つことができます。

私たちと一緒に、「ほしい商談」を「成果報酬で買える」未来を形にしていきませんか？皆さんと一緒に働けることを心からお待ちしています。