こんにちは、東急株式会社「URBAN HACKS」採用担当です。
URBAN HACKSは、交通事業を軸に不動産や商業施設開発、ホテル、レジャー等多彩な事業を展開している東急株式会社が、街づくりにおけるDXを目的に、2021年7月より生まれた新組織です。現在、新たなイノベーションを生み出すべく、積極採用を進めています。
今回のインタビューは、URBAN HACKSに在籍しているデザイナーの皆さんです。どうしてURBAN HACKSにジョインしたの?デザイナー出身であるSean(VPoEの宮澤)さんと一緒に働く魅力は?日々のコミュニケーション方法とは?デザイナー視点で見るURBAN HACKSについて、たっぷり伺いました!
URBAN HACKSの組織や事業に惹かれてジョイン
―まずは、皆さんのキャリアと東急にジョインした理由を教えてください。
Designer 元原
元原:私は、主なキャリアとしてはスタートアップやIT事業会社で新規事業の立ち上げ及び運用を経験してきました。
東急に入社したのは、自分や家族がもっとシームレスに暮らせるような世界を創りたいと思ったからです。デザイナー出身のVPoEが作る開発組織そのものにも惹かれましたね。私は2021年10月にジョインしました。
昨年末まではホテル事業のプロダクトやUXリサーチを担当していたのですが、2022年に入ってからは中期構想や新規プロジェクト周りを担当しています。
Designer 山本
山本:私はIT系の事業会社を3社ほど経験していて、東急に入社する以前はコンサル会社で働いていました。ただ、コンサルタントは肌が合わず再度転職を決意。資金面も含めて自社事業に対して一気にアクセルを踏めるような会社がいいと考えて、東急に応募しました。
私が入社したのは2021年11月で、現在は東急のサービスに関わるUIUXをメインで担当しています。
Designer 高山
高山:私は大学で建築を学び、卒業後はリフォーム系の企業で技術職兼営業マンを務めました。以降、受託系のIT企業や事業会社など合計6社を経て現在に至ります。デザインはもちろん企画、プロジェクトマネジメント、QAまで、幅広く担当していました。
東急に入社したのは、一言で言えば「ワクワクしたから」です。もともと建築に携わっていたこともあり、都市に大きな影響を与えられる可能性がある事業に興味を惹かれました。
現在は東急カードのアプリやサービスを手掛けていているほか、中期構想の中にあるプロダクトラインのブランドデザインも担当させてもらっています。
VPoE主導で「デザイン思考のものづくり」をナチュラルに実践できる
―現在デザイナーは6名所属していますが、どんなタイプの人が多いのでしょうか?
山本:全員、持っている武器が違うと感じます。バランスが取れたメンバー構成ですね。
デザイナーの中にはいわゆる「癖の強い」人もいるのですが、URBAN HACKSのメンバーは良い意味でふわっとしています。さらっと華麗に業務をこなすけれど、芯があるイメージです。
元原:以前、デザイナーのワークショップで自分たちのブランディングについて考えたときに出てきたキーワードは、「職人気質」「地道にものごとを作る」「地味だけどちゃんとやる」などでした。中途採用がメインだからかもしれませんが、仕事人のような雰囲気のデザイナーが多いです。
高山:一言で言えば「多様性」でしょうか。全員デザイン領域のプロでありながら、アプローチ方法は一人ひとり全く異なります。
その一方で、グラフィックに対する「我」は強くないんです。事業会社出身の方が多いからかもしれません。
山本:アーティストというよりも、クリエイター集団ですよね。グラフィックの品質に対する絶対的な基準はもちろん持ち合わせつつ、ユーザーにとっての使いやすさを突き詰めています。
―VPoEの宮澤(以下、Sean)さんはデザイン出身です。一緒に働いてみていかがですか?
元原:デザイン思考でものづくりをする大切さを、デザイナー以外の方にわざわざ説明する必要がないのがうれしいです。
山本:まさしくそうですね。Seanさん自身が先頭に立ち、各部門に対して「デザイン思考が大事なんだ」と伝えてくれているので、すごくやりやすいです。普通の会社なら、デザイナーからそういう考え方を一から提案しないといけないんですけど。
あとは当たり前ですが、デザイン用語もSeanさんには一発で伝わります。例えばUXの手法一つにしても、普通なら「こういう手法があって、それにはどんな効果があって……」と要件を明確に示した上で初めて実施させてもらえます。一方、Seanさんには「ユーザービリティテストをやりたいので費用を取ってください」と言えばすぐに通じます。「どうして謝礼に数千円もかかるんだ」とは絶対に言われません。デザイナーとしていろいろな経験を積んでいる方だからこそ、コミュニケーションロスがないんです。
高山:確かに、デザインに関する具体的な相談をできるのも大きいですよね。
元原:そうですね。実は、URBAN HACKSには承認プロセス自体が存在せず、あらゆることが各々の意思決定に任されています。だからSeanさんに対しても「承認」をもらうのではなく「相談」をするという感じになるのですが、デザイナーとしての経験も豊富なので、すごく的確なアドバイスがもらえますね。
山本:判断や行動のスピードもとても速いです。
元原:相談ごとは持ち帰らず、その場で決めますよね。リーン開発的な雰囲気があり、短いスパンで試行錯誤を繰り返すのが特徴です。
山本:あとはSeanさんがいることで、「デザイナー」という存在自体が引っ張り上げられているなと。一般的にエンジニアやほかの職種のメンバーに比べると、デザイナーはどうしても「下層」の存在になりがちなんです。だから私個人としては、URBAN HACKSで初めて安心して働けている実感を持ちました。
元原:私たち自身もシステムの課題なんかに対しては、つい「デザイナーは何もできないな」と無力に感じてしまうシーンがあります。でもSeanさんは、「複雑な問題にこそデザインが必要なんだ」と言い続けてくれるんです。いかにデザイン思考を持って顧客体験を具体化し、ものづくりをしていくことが大切なのか。それを自ら示してくれます。
何事もメンバー優先でありながら、チームを俯瞰してくれている
―実際に業務の中では、Seanさんとどのようなコミュニケーションを取っているのでしょうか?
高山:Seanさんの基本スタンスは「メンバーがいいならいいんじゃない?」なので、そんな感じで進みますね。
元原:ディスカッションをしていてSeanさんがいいと思う案があっても、メンバーが同意しないと採用されない場合すらありますよね(笑)。VPoEだからといってSeanさんの意見が優先されるような雰囲気は一切ありません。フラットに物事を決めることを良しとして、メンバーに権限委譲してくれています。
山本:またSeanさんは、2週間に1回15分、必ずメンバー全員と1on1をしています。私は業務で迷ったり困ったりしたらすぐに相談するタイプなので、1on1といってもほぼ雑談なんですけど(笑)。
元原:私もです(笑)。URBAN HACKSは業務に関する課題があれば委員会を発足し、解決のために活動する組織です。こうした動きの裏では、Seanさんがみんなの悩みを吸い上げてくれているのかなと思います。
―では、皆さんからみてSeanさんはどんな方ですか?
元原:少年の心を持ったピュアな人です。というのも、Seanさんはシンプルに「これが大事だ」と言える人なんですよね。VPoEとして東急の経営陣と対話したり、経営上のさまざまなデータや情報を把握したりしている立場でありながら、それでも「顧客体験が最も重要だ」「だからデザインが大切なんだ」と言える。さまざまな経験をしてきてなお、ピュアに自分の大事な考えを主張できるところが、少年のようだと感じます。
山本:あとは新しいもの好きなイメージもありますね。気になったことがあれば、自分でキャッチアップするところも少年っぽいなと。
元原:会議やグループのファシリテーションも率先して自分でやりますよね。
山本:VPoEという立場の人なら、普通は現場に任せると思うんですけど。「僕はオブザーバーだからやっておいて」じゃないんですよね。あくまで一人のメンバーとしてディスカッションに参加してくれます。
私が最初にURBAN HACKSのサイトを見たときは「ちょっと怖そうな人だな」と思っていたくらいなので、入社後とのギャップが激しかったですよ(笑)。醸している雰囲気がすごくフランクです。
フラットな組織でとことんデザインに取り組みたい人はぴったり
―最後に、URBAN HACKSのデザイナーはどのような人がマッチするか教えてください!
元原:URBAN HACKSではマネジメント業務を「委員会」という形で棚卸ししていて、メンバー全員で分担しているため、マネジメント業務のないフラットな組織運営なんです。
キャリアの選択肢がいくつもある中で、とことんものづくりに携わりたいと思っている方は、カルチャーマッチするのではないでしょうか。
高山:Seanさんと同じように、ピュアにものづくりができる人にもURBAN HACKSはぴったりですよね。
あとは基本的にメンバーに意思決定を委ねてくれるからこそ、自分の考えを持って「これをやりたい」と言えるかどうかも重要です。
山本:逆に言えば、誰かから何かを与えられるのを待ってしまうタイプの方は向かないかもしれません。主体的に自分から仕事を取りに行くのが大事ですし、実際に自分がほしい仕事はやらせてもらえます。ただし、人によっては「やりたい」が多すぎてパンクしてしまうこともあるので注意が必要ですよ(笑)。
※撮影時のみ、マスクを外しております。