こんにちは!
合同会社さっしの長澤です。
みなさまはClaude Codeを使っていますでしょうか?
私はもともとは、CursorとChatGPTを中心にAI活用していたのですが、あるスキルを使ってみたくて、この度Claude Codeも導入することにしました。
そのスキルが、grill-meです。
名前だけ見ると何ができるかいまいちピンと来ないのですが、、結論、これはかなり良かったです!
grill-meとは何か
grill-me は、Matt Pocock氏が公開している mattpocock/skills というリポジトリに含まれている、AIコーディングエージェント向けのスキルです。
リポジトリはこちらです。
https://github.com/mattpocock/skills
インストールもシンプルで、以下のようにnpx経由で簡単に追加できます。
npx skills@latest add mattpocock/skillsその後、Claude Code上で必要なスキルを選択し、/setup-matt-pocock-skills を実行すると利用できるようになります。
grill-me の役割を一言でいうと、実装前の曖昧な仕様や設計方針に対して、AIが徹底的に質問してくれるスキルです。
「こういう機能を作りたい」
「こういう方針で進めたい」
「この仕様を整理したい」
そういった、まだ少しふわっとした状態のアイデアに対して、AIが一つずつ質問を投げかけてくれます。
しかも、ただ質問するだけではなく、
「この機能、本当にこの仕様で良いのか」
「例外ケースは考慮できているか」
「既存システムへの影響はどこに出るか」
「DB・API・画面の責務分担は適切か」
「後から変更しやすい設計になっているか」
という推奨案もあわせて出してくれるのが、とても使いやすいところです。
要件定義は散乱しがち
システム開発をしていると、最初からすべてがきれいに決まっていることはほとんどありません。
むしろ現場では、
「なんとなくこうしたい」
「たぶんこういう運用になるはず」
「この仕様で問題ないと思う」
「細かいところは実装しながら考えよう」
という状態から始まることも多いです。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
事業や現場の状況は日々変わりますし、最初から完璧な要件を作ることの方が難しいからです。
ただ、その“ふわっとした状態”のまま開発に入ってしまうと、あとから認識のズレが出たり、手戻りが発生したりします。
ここをどう減らすかは、開発においてかなり重要なテーマだと思っています。
考えるべきことを引き出してくれる
grill-meを使っていて良いと感じたのは、こちらが見落としていた論点を自然に引き出してくれるところです。
たとえば、ある機能を作ろうとしたときに、
「誰が使うのか」
「どのタイミングで使うのか」
「例外ケースはどうするのか」
「既存の運用とぶつからないか」
「後から変更しやすい設計になっているか」
といったことを、順番に深掘りしてくれます。
自分の頭の中では考えていたつもりでも、質問されて初めて、
「あ、そこ決めきれていなかったな」
と気づくことがあります。
これはかなり大きいです。
AIにコードを書かせる前にAIと一緒に考える
AI活用というと、どうしても「コードをどれだけ速く書けるか」に注目が集まりがちです。
もちろん、実装スピードが上がることは大きなメリットです。
ただ、個人的にはそれ以上に、開発前の整理や意思決定を助けてくれることに価値を感じています。
いきなりコードを書かせるのではなく、まずはAIと一緒に考える。
曖昧な部分を洗い出す。
判断が必要なポイントを明確にする。
そのうえで、実装に進む。
この流れができると、AIは単なる作業代行ツールではなく、開発の進め方そのものを良くするパートナーに近づいていく感覚があります。
AI活用も開発体制づくりの一部
AIツールも、まずは使ってみて
「どうすればより良い開発ができるか」
「どうすれば手戻りを減らせるか」
「どうすればメンバーが考えやすく、相談しやすい環境を作れるか」
という視点で取り入れていきたいと考えています。
Cursor、ChatGPT、Claude Code。
ツールは今後もどんどん変わっていくと思います。
大事なのは、ツールそのものではなく、
それを使って、開発やチームをどう良くしていくか。
そういう意味で、grill-meはかなり良いきっかけになりそうです。
一緒に、AI時代の開発を試行錯誤したい
さっしでは、PHPを中心としたWebアプリ開発に携わっていただけるエンジニアを募集しています。
単に決められた実装をこなすだけではなく、
既存システムを読み解き、改善し、より良い開発の進め方も一緒に考えていける方と働きたいと思っています。
AIを使った開発にも、まだ正解はないと思います。
だからこそ、実際の現場で使いながら、良いものは取り入れ、合わないものは見直し、少しずつ自分たちらしい開発体制を作っていきたいです。
「AIを使った開発に興味がある」
「要件整理や設計にも関わっていきたい」
「小さな組織で、開発の進め方そのものにも関わってみたい」
そんな方がいれば、ぜひ一度カジュアルにお話しできるとうれしいです。