トップインタビュー、創業ストーリーについて | 有明興業都市開発株式会社
本日は、当社の創業の原点から今後の展望まで、楠本統括にじっくりとお話を伺います。楠本さん、よろしくお願いいたします!楠本(統括部長):はい、よろしくお願いいたします。未来の仲間となる皆さんに、私...
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佐:本日はよろしくお願いします!吉村(よっし~)さん、まずは自己紹介をお願いします!
吉村: こんにちは!2020年6月に入社した吉村です。前職は建築系の産業廃棄物(以下、産廃)収集運搬・中間処理・リサイクル事業の会社で働いていました。今日は私がどうして有明興業都市開発に入社して、どんな毎日を送っているのか、ざっくばらんにお話ししていきます!よろしくお願いします!
ー転職のきっかけと決め手
ー入社1~2年目で得た気付き
ー今後チャレンジしていきたいこと
ーさいごに一言
佐:転職を考えたきっかけ、そして当社を選んだ決め手は何だったんでしょうか?
吉: 前職で3年くらい働いているうちに、だんだん産廃の中間処分会社の業界のシステムに疑問を感じるようになったんです。例えば、建設現場から出る廃棄物について、混合廃棄物が劇的に減ることはなく、作業員の分別意識も低いままといった課題が解決されていない。
「これって、本当にリサイクルって言えるのかな?」ってモヤモヤしていました。
多くの産廃処理会社って、ただゴミを受け取って処理するだけの「受け身」のスタンスだなって感じてたんです。そんな時に声をかけてもらったのが、有明興業都市開発の環境事業部でした。
佐:なるほど。それは大きな気づきでしたね。廃棄物を出す側の立場になることで、どんな可能性を感じたんですか?
吉: 「廃棄物を出す側」の立場に立つことで、もっと責任を持って「良いリサイクル」を追求できるんじゃないか?って思ったんです。そう考えたら、もうワクワクが止まらなくて。これが入社の決め手ですね。
佐:入社前に、有明興業都市開発についてどんな印象を持っていましたか?不安とかはなかったですか?
吉: グループ会社の有明興業のことは、前職にいた頃から有名で知ってましたよ。「トラックの長蛇の列ができてる会社」って(笑)。それだけたくさんの廃棄物が集まるってことだから、勢いのある会社なんだろうなって思ってました。だから、入社前は不安とかマイナスなイメージは全然なかったですね。むしろ、すごく楽しみでした!
佐:他社も検討されていたとのことですが、最終的に当社のどんな点が決め手になったんでしょう?
吉: 何社か同業他社からも声はかかっていたんですが、今の環境事業部がメインでやっている「産廃管理代行業務」っていうのが、まだ世の中にそんなに浸透していなくて、すごく新しいジャンルだったんです。そこが一番の決め手になりました。「これは面白そう!」って直感的に思いましたね。
佐:入社1〜2年目は、どんなお仕事を任されましたか?特に印象に残っていることはありますか?
吉: 入社してすぐは、竹中工務店さんの現場で中華料理屋さんの残置物撤去の現地調査に行ったり、ワイン倉庫のワイン撤去の見積もりを作ったりしました。当時はまだ建築現場に常駐した経験がなかったので、常駐できるようになるために色々な準備が必要でしたね。でも、準備期間中も売上を上げなきゃいけないので、単発の廃棄物契約とか事務作業もバリバリやってました!
佐:今でこそ事業として確立してはいますが、創業当時はほんとに手探りだったんですね。
様々な経験をしている中、仕事をしていく中で、嬉しかったことや、逆に悔しかったことはどんなことでしたか?
吉: 嬉しかったことは、私が現場常駐した竹中工務店の加須と大宮の現場が、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会で2年連続の会長賞をいただけたこと!
建築分野だけじゃなく、他業種が応募する中で、私たちがチームで現場に常駐して細かく分別したことが評価されたんです。
ペレット化・RPF燃料母材をはじめとした廃プラスチックの細分化や収集運搬車両の削減による温室効果ガス削減量まで具体的に算出して、こちらとしてはCO2削減の寄与まで新規提案でご案内できるようになりました。
佐:課題を正確に捉え、具現化した結果ですね👏
仕事をしていく中で、大きな壁にぶつかった経験はありますか?そして、どうやって乗り越えたんでしょう?
吉: 仕事が軌道に乗ってきて、建築現場での私たちの仕事が少しずつ認知されてきた頃、私は「廃棄物管理以外にも、個人的に違う業務もできたら仕事の幅が広がるのにな」って思っていました。でも、会社が求めていたのは「誰でも廃棄物管理ができるシンプルな仕組み」だったんです。当時、環境事業部はすごく評価されてたけど、まだ始まったばかりの事業だったから、「あれもできます!これもできます!」ってアピールした方がいいんじゃないか?って思ってました。
でも、上司や同僚ととことん話し合って、自身の考えがちょっとずれてることに気づかせてもらいました。自分だけができる仕事があってもダメで、今まさに拡大中の環境事業部だからこそ、「誰でも簡単に現場常駐ができる仕組み」を作ることが大事だったんです。この話し合いで、自身の役割も軌道修正できて、大きな壁を乗り越えられましたね。
佐:立ち上げ時期はどんなニーズにもお応えしていきたい気持ちはめっちゃ分かります!
でも自身の成長と会社の成長がリンクすることはとても大事ですよね。
▽「創業ストーリー」こちらもご参考ください。
佐:また3〜5年目にかけて、業務の幅が広がったとのことですが、具体的にどんなお仕事が増えましたか?
吉: 4年目からは経営企画部に配属されて、建築現場での緑化促進とか、再生可能エネルギーの導入提案なんかもするようになりました。ペロブスカイト太陽電池とか、最新の技術にも触れる機会が増えて、本当に刺激的です!
佐:経営企画部での経験を通じて、吉村さんのマインド面で「変わった」と感じることはありますか?
吉: 経営企画部でグリーンカーテンや再エネ導入といった新しい事業に参加させてもらったことで、色々な分野の専門家の方とお話しする機会が増えました。そこで知ったのは、私たち以外にもたくさんの人が、日本や世界全体で温室効果ガスの削減に本気で取り組んでいるということ。
GHG排出量の可視化とか、カーボンクレジットとか、最近の動向もキャッチアップできるようになって、自身の視野が本当に広がったと感じています。
佐:今後チャレンジしたいことや、環境事業部としてこんなことをやったら面白いんじゃないか、というアイデアがあれば教えてください!
吉: ぜひチャレンジしたいのは、マテリアルリサイクル推進や運搬輸送ルートの最適化を建築以外の企業にも提案して、温室効果ガスの削減貢献量(Scope4)をアピールしたいです。
最近、色々な企業がGHG排出量を計算して、削減目標を立てていますよね。
その中で、最近注目されているのが「Scope4」っていう、温室効果ガスの削減貢献量なんです。
今、大手企業は「カーボンニュートラル(CO2排出量ゼロ)」だけじゃなくて、「カーボンマイナス(CO2排出量マイナス)」を目指して取り組んでいます。私たちは、通常の処分方法よりもっと良いリサイクル方法を提案したり、輸送ルートの最適化をしたりすることで、その削減貢献量をScope4として具体的に算出できるんです。
これを建築業界だけじゃなくて、製造業とかメーカーとか、私たちの繋がりを活かして色々な業界の企業にアプローチできたら、もっと世の中に貢献できるんじゃないかって考えています!
佐:最後に、この記事を読んでくださっている皆さんに、メッセージをお願いします!
どんな人がこの会社に向いていると思いますか?
吉: 色々な物事に対して「これってどうしてこうなってるんだろう?」って疑問に思ったり、人とは違う新しいものを生み出したいって思える人は、弊社にすごく向いていると思います!
この業界って法律とか仕組みとか、すごく複雑なんですけど、私みたいに産廃業界を経験していると、当たり前だと思っていたことが、他の人から見たら「え、それって不思議じゃない?」って思う部分もたくさんあるんです。そんな「気づき」を大切にできる人は、きっと活躍できますよ。
佐:よっし~、今日は貴重なお話をありがとうございました!
吉: こちらこそ、ありがとうございました!