2022年1月にサステナブル・ラボ(以下、サスラボ)にジョインした貴志さん。CFOとして、資金調達などサスラボの成長に欠かせない役割を担っています。ロンドンで育ち、外資金融を経て、東京で数々のスタートアップ支援を行ってきた彼が、どのようにサスラボに出会い、惹かれていったのかを、包み隠さずお伝えします!
― 自己紹介お願いできますか?
金融業界やFintechなどの領域で長らく働いていました。ドイツ証券で金融商品のバリュエーション、決済などオペレーション業務に従事したり、Plug and Play JapanでFintechとBrand & Retail部門のディレクターを務めたり。現在は、一般社団法人フィンテック協会の常務理事も務めています。大阪生まれですが、中学から親の仕事の都合でロンドンに渡り、大学卒業までロンドンで過ごしました。社会人になった後、ケンブリッジ大学で経営学修士(MBA)も取得しています。
― サスラボとの出会いについて教えてもらえますか?
サスラボと出会ったのは、2021年3月に金融庁と日本経済新聞社との共催で行われたフィンテックに関する国際シンポジウム「FIN/SUM 2021」です。このシンポジウムの中の、スタートアップピッチコンテストに代表の平瀬さんが登壇していて、僕は審査員として壇上にいました。(※フィンテック協会の理事として審査員を務めた。)
当日、複数のスタートアップがピッチを披露していましたが、平瀬さんはやたら尖っているなという印象でした。
― 尖っているとは、、、良い意味で?
もちろんです。自分のやっている事業で社会を良くするんだ、という正義感を、壇上で目一杯、ぶつけていたのが印象的でしたね。質疑応答時に「本当にこれ実現できるの?」みたいな質問も出ていましたが、その返答も、出来る出来ないではなくやるんだ!のような熱いものがほとばしる答え方で、とても印象に残りました。
― その後、再び出会うことになりましたね。
はい。前職のPlug and Play Japanは、スタートアップの成長を支援する、シリコンバレー発のVC兼アクセラレーターです。僕はそこでFintech部門のディレクターを務めていました。サスラボがアクセラレータープログラムに採択され、2021年6月―9月に伴走することになりました。
このアクセラレータープログラムで、平瀬さん以外のチームメンバーにも会うことが出来ました。そこで、熱いのは平瀬さんだけじゃなくて、メンバーみんなが「本気で社会を良くしたい、経済をアップデートしたい」という思いを持って集まっている集合体なんだ、と改めて認識しましたね。同じ課題意識を持ち、ベクトルが同じ方向に向かっていて、かつ、それを実行推進できる人が集まっているチームだと感じました。
また、事業に対する理解も深まりました。このアクセラレータープログラムでは、大企業とのマッチングも行うのですが、サスラボは色んな分野の企業からマッチング依頼が多数寄せられていました。サステナビリティの可視化のニーズの大きさを実感しました。また、金融機関からも既に一定程度の信頼を得ていることが理解できました。
― 伴走する中で、理解が深まり、興味を抱くようになったのですね。その中で、メンバーとしてジョインするという絵はいつから浮かぶようになったのでしょう?
はっきりとは覚えていませんが、サスラボの海外展開計画を知ったのが大きなきっかけかもしれません。自分が培ってきた経験やネットワークを生かして、海外展開に貢献できると思いました。
アクセラレータープログラムで伴走するうちに、サスラボの描く未来の実現可能性が増してきて、自分も外から支援・伴走するのではなく、中でメンバーの一員として、一緒に成長していきたいと思うようになっていましたね。
特に、平瀬さんの視座が圧倒的に高くて、見えている世界が一歩も二歩も先だと感じ、魅了されました。平瀬さんの経験、人柄、視座の高さに惚れたのも大きいですね。
沢山の良いスタートアップに出会ったし、定期的に良いオファーをもらう機会もあったのですが、サスラボの人、事業、可能性など、色んな魅力に惹かれました。また、自分のやりたいこと・できることと、サスラボに必要なこと・求められることがピタリとハマった気がして、ジョインを決めましたね。
―入社されて1か月経ちましたが、中に入ってみて印象は変わりましたが?ギャップなどあれば教えてください。
印象はあまり変わらず、より深まりましたね。入社前のアクセラレータープログラムの時は、フロント側のメンバーと主に接していましたが、入社後はデータサイエンティストやエンジニアなど、全メンバーと接することが出来るようになり、改めて良いチームだなと感じました。
みんな、色んな思いやバックグラウンドでサスラボにジョインしていると思うので、その多様性はありつつも、やはり同じ方向性に向かっている、社会を少しでも良くしたいという思いの集合体であると感じます。
ギャップについても、あまりなかったですが、やはりカオスですね。それぞれの強みを集めて全員野球で推進しているフェーズだなと感じます。世の中から期待されている分、やることも多いですし、指示待ちの人だとちょっと辛いかもしれません。これからは、より成長するために、色んなところを整備していって、会社組織として土台を固める必要があると感じます。
―最後に、今後の意気込みを教えてください。
今年、サスラボは急成長・急拡大予定です。30人の壁、50人の壁にぶち当たるかもしれませんが、これまでの経験を生かして、ぶち当たるのをなるべく回避したり、乗り越えたりすることに尽力していきたいと思います。
皆が熱い思いで同じ方向に向かって走っているのがサスラボの良いところですから、組織が拡大しても、同じ方向を向いて、プロダクトやサービスが作り上げられるように、ミッション・ビジョン・バリューの浸透を徹底していくなど、その時々で取り組んでいきたいですね。また、これらを実行していくためには、同じビジョンを持った人がもっと必要です。自分の時間もなるべく採用にも当てたいと思っています!
―貴志さん、ありがとうございました。「頼りになる絶対的エース」という称号を既に社内で得ている貴志さん。サスラボでの更なるご活躍、楽しみにしています!!