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「自分らしいカーライフ」の実現へ。”全員親方”なエンジニアチームの目指す姿とは

こんにちは!
DeNA SOMPO Mobility採用担当の木島です。

当社のカーシェアアプリ「エニカ(Anyca)」はクルマをシェアしたいオーナーと運転したいドライバーをマッチングするカーシェアサービスです。
現在はユーザー数84万人超、累計登録台数も4.4万台以上(いずれも2023年12月時点)へと成長。1,300以上と豊富な車種が登録されており、「乗ってみたかった憧れのクルマに乗れる」カーシェアとして成長を続けています。
CtoCカーシェアから始まったエニカですが、現在は自動車メーカーやカーディーラーに向けた新規事業にも挑戦しています。

今回は、そんなエニカの開発を支えるサーバーサイドエンジニアのインタビューをしてまいりました。

エニカのエンジニアは”全員親方”なのが特徴です。各エンジニアが企画から開発、テスト、リリースまで一貫して担当し、場合によってはPdMのような動き方をすることも!
エンジニアリングだけではなく、ビジネス面においても存在感を発揮することが可能なんです。

そんな”全員親方”なサーバサイドエンジニア3名に、

  • エニカというサービスの魅力
  • エンジニアとしてエニカに携わる面白さ
  • 開発チームの特徴
  • 今後の展望

について伺ってきましたので、是非最後までご覧ください!

また、当社ではサーバーサイドエンジニアを絶賛募集中なので、ご応募お待ちしております。

intervieweeプロフィール

黒澤(写真中央)
2020年に新卒でDeNAに入社。
入社後〜現在までDeNA SOMPO Mobilityに出向しエニカのサーバーサイド開発を担当。新機能開発〜運用保守など、システム全般における開発業務を行ってきた。
現在、サーバー開発と共にプロダクト開発部の副部長/エンジニアマネージャー業務に従事。
泉川(写真左)
ERPパッケージ開発、MAツール開発に従事したのち、デジタルキーの会社の創業メンバーとして会社の立ち上げに携わり、様々な開発を行う。
DeNA SOMPO Mobility入社後、主にエニカのサーバーサイド開発を担当。
池邉(写真右)
新卒で大手SIerに入社し汎用機系の開発に従事。その後POSレジ管理システム企業での開発・保守、中古車輸出販売企業でのECサイト開発・保守などを経て2023年1月にDeNA SOMPO Mobilityへ入社。
現在は主にエニカの運用・保守を担当。


ーまずはDeNA SOMPO Mobility(以下DSM)への入社理由について教えてください

黒澤:2020年新卒でDeNAに入社し、現在までエニカに携わっています。
プライベートな移動手段としてクルマが好きで、地元ではよくドライブをしていました。就職を機に上京したため手放したのですが、乗りたいときに好きなクルマに乗れるカーシェアに興味を持ち、エニカの開発に携わりたいと考えてジョインしました。

泉川:転職活動中にエニカを知ったのですが、世の中になかったCtoCカーシェアを展開している点に興味を持ちました。オーナーは稼働していないクルマをシェアすることで維持費を軽減でき、ドライバーは自分の好きなクルマをマイカーのように乗ることができる。とてもサステナブルなアプローチに共感できました。
実際に使ってみても大きなポテンシャルがあると確信し、入社を決めました。

池邉:私は他社のカーシェアをよく使っていたこともあり、元々シェアリングビジネスに興味がありました。泉川さんと同じく、転職活動をする中でエニカというサービスの存在を知り、世界観に共感できたことが入社のきっかけです。
また、サーバーサイドに留まらず自分がチャレンジしたい領域を任せてもらえる環境に魅力を感じたことも入社の決め手になりました。

ーエニカというサービスの魅力について教えてください

泉川:「自分らしいカーライフ」を手に入れられる点だと思います。
私たちは「あらゆる人のカーライフに選択肢を」というMissionを掲げています。所有するか利用するかの二元論ではなく「所有しながらシェアする」や「所有するかのようにシェアする」という新しい選択肢を便利かつ安全に提供したいと考えています。選択肢があれば、所有してもしなくても自分が居心地がよい形でカーライフを楽しむことが出来ますよね。
実現に向けてはまだまだ解決すべき課題があるものの、人とクルマとの新しい繋がりを作れる点がエニカにしかない魅力や価値だと感じています。

池邉:本当にその通りで、シチュエーションに合わせてピッタリなクルマをシェアできるのはエニカならではの価値だと感じています。現在は1,300車種以上が登録されているので、例えば買い物やアウトドア、大切な人とのデートなど用途に合わせて複数のクルマを使い分けることも可能で、まるで何台も車を所有しているような生活が送れる点も魅力の一つだと思います。まさにエニカを通してクルマとの新しい繋がりができていますよね。様々なニーズに応じてカーライフを楽しんでいただけるサービスだと思います。

ーエニカの開発に携わる面白さはどんなところにありますか?

黒澤:大きく2つあります。

1つ目は、非常に複雑な事業ドメインをコードで表現する面白さです。
エニカは現在CtoCカーシェアだけではなく、DSMが所有するレンタカーをシェアする「Anyca Official シェアカー」や、カーディーラーが所有する試乗車をシェアできる「ディーラーカーシェア」など事業が広がりを見せています。これら複数のサービスを1つのアプリ上で展開しているため、他社と比較しても非常に複雑な構造になっているんです。

例えば、サービス毎にシェア可能な期間が1日単位や1時間単位と違っていたり、適用できる自動車保険が異なるので、細かく分岐する複雑な処理をコードで表現する難しさがあるのですが、ここをいかに解決するか?が醍醐味でもあります。

また、2つ目は上流から関われる点です。
カーシェア事業に関わる法律さえ守れば、エンジニア起点で企画の提案や改善を行うことが可能です。
PdMやデザイナーはもちろん他事業部との連携も多く、UIUXの改善などにエンジニアが企画段階から関わっていることも多くありますので、様々な角度でサービスの改善に携わることが可能です。
エニカの開発チームには「何のためにつくるのか?」を大切にする文化があり、ユーザーの安全性や使い勝手、ひいては事業成長のために必要なものを自ら考え開発できる環境にやりがいを感じますね。

池邉:確かにそうですね。
僕は以前にも事業会社に在籍していましたが、ここまで柔軟にエンジニアチームから提案ができる環境は珍しいです。他事業部に言われたまま開発するだけというエンジニア組織もありましたので。

泉川:さらに、1つ1つの機能に留まらず、サービス全体としてのエニカとしてもあるべき姿を模索し続けている、というのも面白い点ですよね。
CtoCカーシェアはエニカが開拓し、広げてきた市場です。前例がない中で、ユーザーの皆様と一緒に「サービスを育てている」という感覚が近いかもしれません。新しい市場を作るフェーズならではの経験ですね。

ー開発チームの特徴について教えてください

黒澤:ズバリ裁量の大きさですね。
”全員親方”という言葉の通り、少数精鋭の各エンジニアが独立し、担当プロジェクトにおいて解決すべき課題の決定から設計・開発・実装まで一貫して担当しています。細分化された一部ではなく、起承転結を担うことが仕事の面白さに繋がると考えているので、こうした体制を取っています。

池邉:親方というと孤独な印象がありますが、エンジニア間でのコミュニケーションがとても多いのも特徴ですね。エニカには「強がらない」というValueがあり、全力を尽くしても解決できないときは仲間に助けを求める、周りは全力で仲間を助ける文化があります。環境的にもチャットやMtg、バーチャルオフィスでパッと質問できますし、良い意味で全員が自分の守備範囲を限定していないので、お互いの状況にアンテナを張って助け合うことが自然にできているチームだと感じます。

泉川:そうですね。お互いサポートし合っているので、全員親方と言ってもそれぞれが独立しているというより全員で作っている感が強いですね。

あとは開発領域の広さも特徴です。
私自身も入社から約2年の中で、CtoCプロダクトの機能開発、言語移行やインフラ移行などのシステム刷新、カーディーラー向けのtoBプロダクトの新規企画・開発など色々な視点での開発をしてきました。
先ほどあった通り、エニカはCtoCに留まらず幅広く事業を展開しています。1つのサービスでありながら、toC、toB双方での開発が経験できる点もDSMならではじゃないでしょうか。

ー開発チームにマッチするのはどんな方ですか?

黒澤:「ことに向かえる人」ですね。
DSMには「ことに向かう」というValueがあり、「どうすればチームの目的・目標を達成できるか」「どうすればユーザーの皆様に価値を届けられるか」を大切にする文化があります。だからこそ、エンジニアが「こと」に向かえるように裁量を持ち、企画段階からも関われる自由さを大切にチームを作っています

逆に言うと、「こと」よりも「人」に向いてしまう人、例えば「事業成長よりも自分の成長が大事」「目的よりも使う技術などの手段が大事」という方ははDSMとは合わないかもしれません。
もちろんエンジニアですので、技術が好きな方はウェルカムです!その上で「技術でサービスを成長させる」意欲を持っている方がマッチすると考えているんです。今在籍しているエンジニアメンバーも、サービス志向を持ちながら技術に対しても大きなこだわり・技術力を持って開発に臨んでいます。

池邉:「自走力」もDSMで活躍する人の共通点だと思います。
黒澤さんの話の通り、エンジニアとしても「こうするべき」という意見を持つことが非常に重要です。
自発的にエニカの価値向上に向けて自分の意見を持ち発信できる方にとっては働きがいのある組織だと思います。
反面、各エンジニアが”親方”として自分の業務領域を決めていく必要がありますので、整備された環境で決められた業務を進めていきたい方にはマッチしないかもしれないですね。

ー開発チームの今後の展望について教えてください。

黒澤:従来のCtoCはもちろんですが、足元ではディーラーカーシェア事業や新規事業の立ち上げに投資をしていきます。
ディーラーカーシェアでは各ブランドの新型車が体験できるため、これまでエニカに登録されていなかったクルマに乗ることができます。エニカを導入するカーディーラーが増えることで、ユーザーの皆様はシェアできる車の選択肢がさらに広がりますね。
2023年秋には、カーディーラー向けに「エニカオーナーズボード」というツールを開発し、業務効率化などに寄与しています。今後もこのような開発を通して参画ディーラーの増加に貢献していきたいと考えています。

泉川:システム観点で言うと、「システムを自分たちの手に取り戻す」ことが挙げられます。
ローンチから8年間が経ち、機能の仕様や背景も分からないものが増えてきて、コードも複雑になってきました。そのため、システムを理解するのに時間がかかり、問題発生時に原因の特定が難しい状況になっています。有事の際にもすぐに問題を解決できて、提供したいサービスを開発できる状態にすることが目標です。
今後もサービスを継続してユーザーの皆様に価値を提供するために、今取り組まないといけないフェーズだと考えています。

黒澤:システムを取り戻す / サーバーリプレイスをすることで、エニカに必要な機能開発を高速で進めることが可能になると思っています。
これまでは開発をするために必要な技術が使用できない、機能改修 / 追加することによる影響が予測できないため実行に踏み切れないこともありました。これが叶った後は使える技術の幅が広がるとともに、機能改修 / 追加速度の向上が見込め、これまで以上にユーザーファーストな開発が可能になる予定です。
一度開発して終わりではなく、高速にPDCAを回すことでより使いやすい機能をユーザーの皆様に提供し続けたいですね。

また、組織としてはまだまだ発展途上なので、今いるメンバーや今後JOINしていただく方とともに、エニカの価値を更に世の中に広げていくための体制を一緒に作っていきたいと思います。

ー最後に、当社に興味をお持ちいただいている方へメッセージをお願いします

泉川:これまでのお話でサービスの魅力は伝えられたと思うので、最後にエンジニア視点でお伝えします。
先ほどお話した通り、エニカには解決すべき課題が多くあり、チーム全員で取り組むような大規模なPJTから小規模の改善まで様々です。逆に言えば問題解決力を発揮するには申し分ない環境だと言えます。

また、同時にシステム刷新も進行しています。頻繁に機能開発をしながら、大規模なシステム刷新も同時にせざるを得ないというフェーズは、良くも悪くも中々ないと思います。
既存の機能との整合性、システムとしての整合性を考慮しながら開発を進める必要があるため、制約なく次々と新しい技術にチャレンジできる環境ではありません。
ですが、この激動のフェーズを、エニカの描く未来に共感して頂ける方と一緒に全力で楽しんでいきたいと思っています!

池邉:キャリアという意味でも幅広い選択肢がある会社はそうそうないと思います。
自分の強みを持つ分野はあるものの、興味があればPdM、クライアント、サーバーサイドなど何でも挑戦できる環境なので、自分がどういうキャリアを歩みたいのか迷っている方にも当社はマッチするのではないでしょうか。
そうしたキャリアについても面談でお話したいですね。

黒澤:目下、新規事業リリースに向けた大型開発が動き始めていますし、同時に新たな機能開発も進行中です。今後入社いただく方には、まずは機能開発を中心にお任せしつつ、ご希望や適性に応じて様々な業務にも挑戦していただきたいと考えています。
常に新しいことに挑戦し続けながら組織一丸となってサービスの成長に貢献したい方、「あらゆる人のカーライフに選択肢を」という当社のMissionに共感いただける方と一緒に働けることを楽しみにしています。

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