【エンジニアインタビュー】コードを書くのも、仕組みを創るのも自分の手で。医療の知見を形にし、開発プロセスからアップデートしていく醍醐味
当社が提供する「病院ダッシュボードχ(カイ)」をはじめとするプロダクトは、今や多くの医療機関にとって欠かせない経営支援ツールとなっています。しかし、その裏側では、膨大かつ複雑な医療データをいかに高速で、かつ分かりやすくユーザーに届けるかという技術的な挑戦が日々続いています。
今回は、2025年7月に入社し、フロントエンドを中心にフルスタックな活躍を見せる情報マネジメント部門の櫻井 佑介さんにインタビューを実施。プロダクトのパフォーマンス改善の取り組みや、「第2創業期」の組織を自らの手でアップデートしていく醍醐味について、語っていただきました。
目次
30歳でのキャリアチェンジ。「人の役に立つ」という軸をエンジニアの世界で見つけるまで
整えがいのある環境だからこそ、組織のアップデートそのものを楽しむ
応答速度の大幅な改善。技術選定からロードマップ策定まで、すべてを自らの裁量で
専門家の知見をロジックへ。膨大な医療データと技術を掛け合わせる知的な挑戦
自ら声を上げ、組織を動かす。「第2創業期」のGHCを共に創る仲間へ
30歳でのキャリアチェンジ。「人の役に立つ」という軸をエンジニアの世界で見つけるまで
――櫻井さんは30歳で大学に入学し、エンジニアを目指されたそうですね。まずはその背景から教えていただけますか?
はい。30歳を目前にしたタイミングで、これからの人生を考え直し、新たな専門性を身につけるべく大学への入学とキャリアチェンジを決意しました。それまでは自分自身の関心を追求する活動に注力してきましたが、より社会に根ざした形で自分の力を役立てたいと考えたんです。
――そこで、なぜITエンジニアの道を選ばれたのでしょうか?
高校時代に情報技術を学んでいた下地もありましたが、最大のきっかけは大学在学中に個人で開発したアプリでした。そのアプリが卒業前に10万ダウンロードを記録し(現在は累計80万ダウンロード)、多くのユーザーに使っていただけたんです。
アプリ制作を通じて「誰かが欲しているものに応え、誰かの役に立つ」ことの手応えと充足感を知りました。自分のための追求よりも、技術を使って他者の課題を解決するほうが、自分自身の人生もうまく回り始めるという実感を得たんです。それ以来、「誰かの役に立つ」ということが、私の仕事選びにおける軸となりました。
――前職も医療系システム開発に携わっていたとのことですが、なぜGHCへの転職を決めたのでしょうか?
前職では派遣エンジニアとして大手企業でPACS(医療用画像管理システム)の開発に従事していました。現場で技術を磨く一方で、より直接的に社会貢献ができ、かつ自分の裁量で動ける環境で正社員として働きたいと考えていたんです。
GHCに出会った際、「医療と経営の質向上に全知を傾け、医療の発展に寄与する」というミッションに強く共感しました。ここなら自分の技術を誰かのために最大限に活かせる。ついに自分にぴったり合う会社を見つけたという感覚がありましたね。
整えがいのある環境だからこそ、組織のアップデートそのものを楽しむ
――実際に入社してみて、驚いたことや苦労したことはありましたか?
正直に言うと、入社当時はOJTの仕組みがあまり整っていない状態でした(笑)。どこに何のファイルがあり、開発のルールがどうなっているのか。一般的なSIerや大企業から来ると戸惑うかもしれませんが、私は逆に、それなら自分が使いやすいように整えてしまおうと考えました。
数か月かけて、会社のルールや技術的なドキュメントをすべて自分で書き起こし、自分のチームに新しく入ってきた人が迷わないための研修プログラムを構築したんです。その結果、今では新しく入社したメンバーが3日目には実開発に入れるようになっています。
――入社間もない時期に、そこまで主体的に動けたのはなぜでしょうか?
仕事が止まるのが嫌だったというシンプルな理由もありますが、GHCがいわゆる「第2創業期」にあり、エンジニアが組織そのものをアップデートしていく余地が多分にあったからです。決められたレールがないことを不便と捉えるか、自由と捉えるか。私は後者でした。経営学部で学んだ組織論の知識も活かしながら、現場の負を解消していくプロセスはとてもやりがいがありましたね。
応答速度の大幅な改善。技術選定からロードマップ策定まで、すべてを自らの裁量で
――現在、櫻井さんが担当されている具体的な業務内容を教えてください。
メインは病院経営分析ツール「病院ダッシュボードχ(カイ)」の開発です。役割としてはフロントエンドが中心ですが、実際にはインフラやバックエンドも含めたフルスタックな領域に携わっています。
特に入社後すぐに注力したのは、データ処理の高速化です。当時は特定のページを開くのに1分近くかかるケースがありました。多忙な医療従事者の方々にとって、これでは実用に耐えません。そこで、どうすればスムーズなユーザー体験を提供できるかを突き詰め、データ取得の構造から抜本的な改善を行いました。
――その際の技術選定などは、どのように行われたのですか?
ほぼ100%、自分の裁量で進めさせてもらいました。フロントエンド領域をリードできるメンバーが少なかったこともあり、私が主体となって年単位のロードマップを引き、各部署に提案したんです。
「フェーズ1ではここを修正し、フェーズ2ではこの機能を導入する」といった計画の立案から、必要な技術選定、さらにはリソース確保のための人員手配まで、プロジェクトマネージャーのような役割も兼務しました。
改善後、社内のコンサルタントを通じてユーザーから「アプリが劇的に速くなった」というフィードバックをもらったときは本当に嬉しかったですね。技術的な貢献がダイレクトに顧客価値につながっている手応えを、今も日々感じています。
専門家の知見をロジックへ。膨大な医療データと技術を掛け合わせる知的な挑戦
――単なるデータ分析にとどまらない、GHCのプロダクト開発ならではの醍醐味はどこにあるのでしょうか?
医療データは極めて複雑で、単に可視化するだけでは、具体的な改善アクションまでは見えてきません。そこで現在、私たちが取り組んでいるのがAIレコメンド機能の実装です。
社内のコンサルタントが持つ「経営改善の知見」という目に見えないノウハウを、いかにエンジニアリングによってロジックへと昇華させ、プロダクトに実装していくか。膨大なデータと専門家の知見を掛け合わせ、誰にでも使える価値としてシステム化するプロセスは、GHCのエンジニアならではの知的な挑戦ですね。
――その「知見」を形にするために、コンサルタントとはどのように連携されているのでしょうか?
私たちの社内には医療現場のリアルを知り尽くしたコンサルタントが数多く在籍しています。彼らと日常的にコミュニケーションを取り、現場の課題はどこにあるのかを議論しながら開発を進めています。
ですから、エンジニアだけで完結せず、他職種との共創が不可欠なんです。指示された仕様通りに作るだけでなく、要件定義の段階からエンジニアが深く関わり、コンサルタントをはじめとしたビジネスサイドと対等に議論しながらプロダクトを磨き上げていくことが求められます。
技術的な視点から提案を行い、ビジネスサイドが持つドメイン知識と、私たちが持つ技術的な解法を掛け合わせていく。それがGHCにおけるエンジニアの役割だと考えています。
自ら声を上げ、組織を動かす。「第2創業期」のGHCを共に創る仲間へ
――今後、開発チームをさらに強くしていくために、どのような方に仲間になってほしいですか?
技術的なスキルはもちろん大切ですが、それ以上に「主体性」を重視しています。今、GHCが必要としているのは、PdMやQA、SREといった専門的な視点を持ちつつ、自ら声を上げて組織を改善していける存在です。
「このフローは非効率だから、仕組み化しよう」と前向きに改善案を提示できる方や、自らの力で組織やプロダクトを拡張していく過程そのものを面白いと思える方と一緒に働きたいですね。
また、今のフェーズでは、特定の領域だけに固執せず、課題解決のために何が必要かを多角的に考えられるフルスタックな志向を持つ方が、より活躍できるはずです。自分の技術がプロダクトの価値、さらに組織の成長にどう直結するかを考えられる方には、挑戦しがいのある環境だと思います。
――櫻井さんご自身の、今後の目標を教えてください。
将来的には、高い技術力とマネジメント能力を兼ね備え、どこからでも声がかかるようなCTOを目指しています。
今のGHCでは、技術的な指針を示すリーダーとして最先端の技術を追い続けながら、マネージャーとしてチームの組織力も高めていきたいと考えています。技術の追求とマネジメント、その両方を高い次元で両立できるチャンスが、この会社にはあると感じています。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
現在、GHCは、第2創業期として大きく変わろうとしている過渡期にあります。柔軟なリモートワークを取り入れつつ、対面でのコミュニケーションも大切にするハイブリッドな環境で、社会貢献性が高く、技術的にも非常にディープな課題に挑める環境です。
「自分が介在することで、組織やプロダクトをより良くしたい」という意欲がある方にとって、当社は自らの意志を形にしていける場所だと思います。技術的な探究心や具体的な提案が、日本の医療を支える力に変わっていく実感を持ちながら、一緒に歩んでいける方と出会えるのを楽しみにしています。