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デジマ領域の横断的プロ集団、ジョシュアツリーのスタートアップについて~代表インタビュー~

こんにちは。ジョシュアツリー採用担当です。
当社のWantedlyストーリー記事の記念すべき第一弾は、代表小嶋へのインタビューです。
本人が歩んできたキャリアと、そこから醸成された組織についての考え方、マーケティングコンサルタントへの想いや会社のこれからを語っています。
ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

■自己紹介をお願いします。

ジョシュアツリー代表、小嶋泰我です。
新卒で大手広告代理店のトランスコスモスに入社、その後データテクノロジーのSupershipを経て、ジョシュアツリーを立ち上げました。

好きなことはスポーツ、漫画、音楽、家系ラーメン。
「仕事も遊びも全力で」がモットーです。



ご経歴について教えてください。

ちょうど就職活動のさなかに、3.11の震災がありました。
元々明確に「〇〇がやりたい」というようなものを持っていなかったのですが、色々なことを考える機会になり、就活をいったんストップして1年間色々な活動をしていたりしました。
翌年再開した就活の中で、ご縁があり強く誘ってもらえたトランスコスモス社への入社を決めました。

「分業が多い大企業ではなく、自身で色々なことをやれる会社に行きたい」という気持ちが既にあり、小規模な会社も見ていましたが、トランスコスモスからは当時100人程度の新規事業であったEC事業部への配属を提案され、裁量も大きいということで入社することに。そこから5年弱の間、広告代理事業における運用から戦略設計、PMなどまでを経験しました。
もともと経営学科出身でマーケティングには興味があり、振り返ればとてもいい配属をしていただけたなと思います。

環境にも恵まれました。周りの先輩には質問し放題で、案件も自身の成長に繋がるものをたくさん振っていただけました。アクションしただけ返ってくるような環境で、僕自身の性質に合っていました。また小学生の頃からゲームやPCをいじったりするのが好きで、自分で持ってないゲームソフトの攻略本を熟読するような子供でしたので、Web広告のロジカルな性質がハマったのだと思います。
顧客はEC系がメイン。広告費も巨額になりがちな領域で、当然ながら根拠の薄い提案では運用させてもらえません。
顧客にとって真の貢献は何なのか否応なく深く考える力が磨かれ、結果として1年目でプロジェクトマネージャーを任せていただいたり、社内表彰も多数いただけました。

やりたいことは言えばやらせてくれる環境だったので、「色々な事を知りたい。やっていきたい」という部分は、十分に叶えられる環境でした。
経験を積んでからは他の社員がなかなか取り組まないような領域もどんどん任せられ、特に広告事業部における海外案件では、責任者という立場を任せていただけました。
社内の業務構築や教育体制の整備、大型コンペや社内の大型案件のテコ入れコンサル、アメリカなどの出張先での現地提案など重要度が高い、戦略レベル・事業計画レベルの案件や業務に関わる機会が増えていました。

5年目でキャリアの転換を考えSupership社へ転職。
元々はコンサルファームを考えながら先輩のアドバイスを聞いたりしていました。大手有名外資コンサルに内定をもらっていましたが「コンサルファームのようなクライアントワークでは最後の意思決定は自分でできないし、今の年齢なら事業会社の方がいいのでは?」とアドバイスを受けたこともあり、Supershipの事業戦略部に行くことにしました。

一度広告から離れて、クラウドデータベース系SaaSの新規事業立ち上げ責任者になり、アジャイル開発におけるプロジェクトマネージャーという立場でコードを書くこと以外すべてを経験しました。
いわゆるアドテク領域でのチャレンジとなり、新規事業を立ち上げることも多く、大規模な事業を動かすことにチャレンジし身に着ける機会になりました。

ジョシュアツリー立ち上げの経緯について教えてください。

独立にいたった理由としては、自分のやりたい動きや思う組織の理想に対し会社のサイズが合わなくなってきたという理由になります。
前職2社はどちらも大手と言える規模感の中で、どうにもならないことがやはり増えた。組織の全体感がよく見えるようになっただけに、自分の理想に対しどうにもならないことに歯がゆさを覚える場面も多くなっていました。

身を置きたい組織のサイズを改めて考え、スタートアップに行くことも考えましたが、当時から仲良くしていた先輩が独立していくのを見て、引っ張られるように独立しました。もともと自身でもチームや組織をリードすることは得意でしたが、一方で行きたいと思える会社があまりなかったことも、その判断の理由です。
とはいえ、もちろんはじめての独立は簡単なことではなく、慎重に確認しながら各所に頼り、なんとか事業を軌道に乗せることにこぎつけました。

数か月は一人で回している事業でしたが、不思議とすぐに一人でやるのが嫌になってくるんです。
変な話、利益で言えば、一人のキャパシティで回している方が諸々を考えて儲けが良かったりします。でも、共有できる人がいないのはやはり辛い。
自分は、一緒になって喜べる人がいないとしんどいんだと実感しましたし、大事なのはお金だけではないんだと思い知りました。

それじゃあと、志が合う人間や自分があるべきと思うマーケター人材への成長を前向きに頑張れる人たちを中心に、本格的に組織をつくっていくことを目指し採用を進めることにしました。
その後、未経験で僕のアシスタントから入社し、既に運用だけでなくクリエイティブ制作や顧客対応まで行っている井岸が、一人目の社員になります。



■ジョシュアツリーのサービスと組織の特徴を教えてください。

自分自身今まで経験を積む中で、本質的に「よりよいもの」「ベストソリューション」のような志向性があります。
また広告運用だけでなく新規プロジェクト推進など色々経験してきて、ジェネラリストとしての素質も自身で感じています。
そんな自分が立ち上げ率いる組織なので、仕事を受ける時も「これしかできません」ではなく、顧客の課題に向き合い時にはパートナーの力も借りつつ、「自分たちが提供できる仕事はこれです」と定義できる、そんな組織・サービスにしたいという思いを持って会社運営を考えています。

広告代理事業として他社と大きく違う部分は、一人のマーケターが提供するサービスのレンジです。
一般的な代理店では提案・運用・クリエイティブ・分析を分業していますが、弊社では個々のメンバーが得意領域を持ちつつ、領域を横断して対応・意思決定し、一気通貫に対応します。
伴って一人ひとりの動き方は幅広く横断的で、裁量も高くなり、経験と成長が得られます。
そこは僕自身の理念とも重なる部分で、意識してサービス提供やメンバー育成を行っています。

例えば、既に運用しているけど今頼んでいる代理店で結果が出ていないので、という代替のご依頼。
それでは運用を引き継いで、「引き続き運用だけ」すればいいのかというともちろんそうではなく、提供可能な幅広いサービスレンジの中、広告タグ設定、クリエイティブの差し替えなどすべての観点からパフォーマンス改善に繋がる提案をし、一気通貫に実行する。一名の担当者の中に通底して対応案があれば、高品質とスピードが担保できるサービス提供になります。

また例えば、コスメ系のクライアントにおいてはクリエイティブ運用がとても大事。
デザイナーは確かにクリエイティブのプロですが、必ずしも任せればいいものではなく、数字の推移や施策意図を把握している広告運用者がそのまま制作することで、いいパフォーマンスが出ることがあります。
運用担当者もクリエイティブの作り方は分かっていた方がいいし、デザイナーもマーケの知識があったほうがいい。広告人材のバリューについてのモダンな考え方ですし、そういう人材の方が市場価値が高いです。

大手ならではのリソース最適化や適材適所の考え方はありますが、一方でそれがマーケティング業界の品質劣化を招いているという見方が出てくるようになりました。
もちろん、メンバーだけで対応しきれない場面はあります。手が足りないばかりでなく、業務の分野に得意不得意もあります。
そんな時は当然チームでフォローしたり、パートナー企業からアサインしてもらったりで対応。すべてを一人の能力で対応できる必要はなく、顧客への価値提供のために手段を限る必要はありません。

大事なのは、顧客を担当するメンバー自身が、自身でどうすればいいかを考えられるようなオーナーシップと、そのための手法です。この考え方をメンバー一人ひとりが持つことで、品質を落とさず無理ない運営ができるはずです。

すべてを自分自身でできる必要はなく、本質的にメンバーに求めるのは、全体を把握したうえでベストに進められるロジックと、その手段になるネットワーク。ある意味、ジョシュアツリーを退職する際には経営者やフリーランスとしてやっていけるだけの能力が身に着いている、そんな組織にしたいと思っています。

■ジョシュアツリーでどんな方が活躍しているか、教えてください。

僕と共にツートップで顧客のコンサルをしている佐藤がいますが、他に未経験から活躍している社員も多いです。

例えば、僕のアシスタントの形で入社した井岸は、別業界から未経験で入社して現在1年弱程度ですが、既に広告運用・クリエイティブ制作・レポーティングツールを一通りマスターしています。広告入稿を半自動化するような仕組みづくりまで対応できていて、独力で顧客対応ができるレベルに成長し、安心して業務を任せられるようになりました。

インターンで入社した牛村は、個人で動画制作の経験があるものの、他にマーケの知識やスキルはない状態で入社しました。
それならばと、最初に2つ課題を与えました。
まず一つは、いわゆる運用型広告案件を一人で回せるようにすること。どんな業務も実践が大事ですが、その機会を用意するのはインシデントの発生可能性もあるしなかなか怖いことです。でも、バックアップをしながら、あえて早期に一人で任せてみました。
もう一つは、得意な動画制作を、新規事業企画という形でやってみること。自分自身が実際に顧客向けに動画制作サービスをメニュー販売するなら、どういう形になるのか?これも、商品設計・競合調査・動機ストーリー作り・営業資料づくりという工程を任せました。

こうして、それぞれのメンバーに、僕が考える横断的な価値提供のできるマーケターを目指してもらいます。
未経験者に任せるのはとかくリスクなど考えがちで怖いものですが、ここを思い切って任せたからこその二人の成長スピードなのだと思います。メンバーにとってこうした成長ができることは、働く環境としての価値・強みだと考えています。

■直近で考えている今後の事業展開について教えてください。

Webマーケティングのノウハウを、広告代理店というよりはビジネスプロデュースという枠で展開したいと考えています。
今後もデジタルにおける広告費は増加していくはずで、その中で今まで以上に多くのデジタルマーケター人材が求められるようになっていきます。そうなった際に、顧客ごとの課題を見て、あらゆるアプローチを加味したトータルプロデュースができるような人材リソースは、マーケティング業界にはまだまだ足りていないはずです。幅広く一貫した知識を持ち、自身の裁量で顧客支援を完遂できるようなマーケティング人材を輩出できるような教育ノウハウの蓄積・仕組み化、プロジェクト化を構想しています。

■今後、どんなチーム・会社にしていきたいか教えてください。

もちろん組織として強くなり成長していきたいのですが、一人ひとりの力が育っていることありきでの組織の成長だと考えています。先に述べた、未経験からミッションを得て活躍している2人のように、一人ひとりの市場価値が高まる会社でありたいです。

一方で矛盾するようですが、「楽しく仕事をしてほしい」ということも同じくらい大事にしています。
将来的に、人間の労働時間はもう少し減ってくると考えているのですが、少なくなった労働時間も楽しめる、ひいては会社にいることで人生全体が幸せだと思える環境にしたいです。

トランスコスモス時代に印象的だったのが、毎日残業が続くような時でも、文化祭前夜のようなワクワクがあったことです。
仕事を頑張ることが幸せならハードワークも自由だし、余暇や環境が大事な方はフレキシブルに働けた方が良いのは当然です。好きでもない仕事を終わらないからいやいややっている、余暇の時間は取れず遊びも全然知らない…というのは不幸ですよね。沢山働くのはいやだけど週4日6時間なら楽しくて仕方ない!なんてこともあると思います。

個人個人がそういった選択肢を実現できる力を身に着けてもらいたいし、会社としてはそれが実現できる環境を維持したいと思っています。



■どのような人材を求めているか、教えてください。

どんなポジションでも色々な事をやってもらうと思うので、やったことないからと言って嫌がったり、食わず嫌いをする人は向いていないと思います。チャレンジ精神があり、アクションが早いことが大事です。
逆に、「絶対に必要なスキル」も無いと思っています。タイピングが早いとか、ExcelやPowerPointの基本操作ができれば十分です。広告運用も、資料作成やクリエイティブ制作も、十分学んでいくことができます。

いま会社で即戦力になるような経験を挙げるとすれば、やはり運用型広告を自走して回せるご経験者です。案件はたくさんありますので、すぐにアサインできますし大活躍いただけると思います。
誰もが名前を知っている大手企業様と組んで、チーム内にアサインされつつメンバーの一員として動くようなプロジェクトもあり、広告運用者にとって希少な機会も多くご用意できるかと思います。
まだまだ若く成長途上の組織ですので、社内の重要ポストに就きたい!というような希望も歓迎です。
我こそはという方のご応募、お待ちしております!

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