「自分が現場リーダーになります!」
1年前、入ったばかりのドライバーだった彼が我々に語った目標が現場リーダーになることだった。
当時現場リーダーだった私から見て彼はドライバーとして能力がそこまで高くなかった。そんな彼は今では合計8名いる現場のリーダーを務めている。
「現場リーダー」という役職は簡単のようで難しい。現場に出ながら配達をし、他のドライバーの稼働状況を把握する。それに加えて、ルールを徹底し、守らせる必要がある。
1日の中で常に気を張って、的確な状況判断が求めれ確かな行動を強いられる。決して半端な気持ちで出来るものではない。このような業務を毎日の様に行っている彼に少し話を聞いてみた。
吉田専務「ルールはどうやって守らせるのですか?」
鈴木「ルールを守って下さいと、言うだけではルールは守ってくれません。まずは理解をしてもらうことが重要になります。その為に複雑なルールはあまり作らず、1~3個程度を徹底的に理解して実行してもらえるようにしています。」
吉田専務「なるほど、わかりました。理解させる時に何を一番大事にしていますか?」
鈴木「そうですね、一番はやはり個人事業主(フリーランス)としてお金を頂いてる以上ルールを守ることは当たり前だとハッキリ伝えるようにしています。わたしもその気持ちは大事にしています。そこからなぜ守る必要があるのかを伝えています。勿論日々の中で口酸っぱくいう時もありますね(笑)」
確かに、私が現場に入るときにドライバー達は時間指定を守ることや、住所確認を徹底してやっている。データ上でも新しいコースを担当してから3か月間時間指定の荷物が一度も遅れていない。
全員で守る事こそ、士気が上がり雰囲気が良くなるのであろう。
彼は最後にこう言っていた。
「継続は力なり、を合言葉に掲げチームとしての目標、個人ドライバーの目標もみんなでが達成できる他組織、他社にはない新しい形の会社が ‘‘合同会社 天神‘‘ です。まだ出来たばかりの会社ではありますが、そんな中でも全員で出来ることを大切にして日々配達しています。 従業員ではありません。仲間です。」