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【大癖キャリアの集大成】美容業界最大の教育プラットフォーム ”HAIRCAMP” 誕生まで|代表者インタビュー|


いや、これぞ波乱万丈。

これまで多くの経営者をインタビューしてきましたが、森本さんのキャリアは異色。
ただ、どこにいても誰といても、森本さんの変わらない想いがHAIRCAMPにも込められていて、人間力を感じました。

それではお楽しみください!

―森本さん、本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

大工からホストまで!?常識に囚われない波乱万丈のキャリア


―以前もちらっと聞いたんですが、森本さんの経歴って本当面白いですよね。


そうですか?笑 

私の場合は、本当に直感で生きてきたタイプなので、振り返ってみると色々やってきましたね。


―まずはぜひHAIRCAMPを立ち上げるまでのキャリアについてお聞かせください!

学歴で言うと中卒なので16歳から社会人デビューしてます。

めちゃくちゃ飽き性な上にせっかちなタイプと言うこともあり、高校は2ヶ月で辞めました。

学校に行ってみんな部活に明け暮れてる姿を見ながら早く仕事したいなー。なんて考えていたのを覚えています。笑

とにかく生き急いでましたね。

3年間大工をやりましたが日給月給なので雨が降ると給与が下がる。1ヶ月に稼げる収入も限界があることに限界を感じ、思い切って営業職に転職しました。

(というとかっこがつきますが、本当はパチンコに明け暮れていて気がつけば借金が溢れていたのでそれを返済するために月30万では回らなくなったんです。)

営業であれば売上た分だけインセンティブで自分に返ってくるので限界を自分で決めることができます。

とにかく売り上げを上げることに必死でしたが、頑張った分だけ結果が出る仕事を天職だと感じながら毎日15時間仕事してました。

2年間の営業成績ナンバー1を経て最終的に自分でその商材の代理店として20歳の時に初めての起業をしました。


―具体的にはどれくらい結果が出たんですか?できれば収入とかも聞きたいです!

収入で言うと月収で300万円ほどもらってました。その後立ち上げた会社も年商ベースで売上が2億ほど上がっていたと思います。


・・・。ちょっと予想を遥かに超えていました(笑)


ただ、実は会社は8ヶ月で潰したんですよ。

―え!?あんなに稼げていた会社をですか、何があったんですか?

実は当時、キムタクが美容師として出演している「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」ってドラマが流行っていて、それをみて「美容業界かっこいい!」ってずっと憧れていたんですよね。

こんなキラキラした華がある業界で自分も挑戦したいなと。

漠然と考えていました。

当時営業の仕事をする上で、お客様に自分の夢を語る。ということを一貫していて、

人に話せば話すほど想いって大きくなるじゃないですか。笑

いつか美容業界で勝負して、1〜5Fまで美容で埋め尽くされた自社ビルを作る!とか言いながら毎日お客様と向き合っている中で想いはどんどん大きくなって。気がつけば会社を畳んで東京に上京していました。

そこから新たな道へ挑戦することにしましたね。

美容師は専門学校に通わないとなれないので、もっと早く美容業界に参入できるヘアメイクを目指すことに決めました。

今思えば当時は美容師とヘアメイクの違いすらわかってなくて、資格を取らずに挑戦できるならまずはヘアメイクに!ぐらいの浅さでした。


―ロックすぎます(笑)実際、美容業界での挑戦はどうなったんですか?

実情はかなり厳しくて、自分の技術レベルが追いつかず、うまくいきませんでした。

上京前の蓄えが相当あったのですが、月8万円の収入で、経営者当時の生活スタイルを変えず月100万円とか使っていたので一瞬で貯金もなくなりました。アホです。笑

自分のやりたかったことに挑戦できたこと自体はとてもよかったんですが、やはり人には向き不向きがあると思い知らされて、技術と向き合うこと断念し再び営業をはじめました。


―そこから次はホストも経験されましたよね。

ホストをしたきっかけは当時中学からの親友で、私より早く16歳から東京に上京していた友人が歌舞伎町で誰もが知るナンバー1ホストになっていて、彼に「自分でホストクラブを出すから一緒にやってほしい」と誘われました。

最初は断っていたんですが、最終的には熱量に負けてホストを始めました。

「対ヒト」の仕事は得意だったので、すぐに結果が出ました。

1年半ほどでしたが水商売には接客の極意が詰まっていたこと、その後の美容業界での挑戦につながるきっかけとなったのはこの仕事なので僕の人生の分岐点とっても過言ではないです。

人生のどん底の経験 そしてH A I R C A M Pの設立へ。


―ホストの経験を経て、次は何をされたんですか?

営業時代とホストで貯めた資金で会社を2つ起こしました。

1つは映像配信・制作会社を立ち上げました。当時、ニコ生やツイキャスなどライブ配信が流行っていて、新宿の吉本の本社の近くにライブ配信のスタジオを作って、そこで芸人さんや、キャバ嬢やホストが配信して自分を売り込む「NIGHT Tube」と言う放送局を作りました。

当時配信スタジオは日本になかったので、業界ではほとんどの方が知っているほど有名な配信サービスに成長したと思います。

もう1つは主に水商売の方たちをセットするセットサロン。これはホスト当時通っていたセットサロンの担当ヘアメイクさんがと想いが合致して僕が出資する形で起業しました。

今のHAIRCAMPはこのセットサロンが軸にあり、美容業界に参入したのはこの時です。


―コンセプトが面白いです!ホストの経験も生かしながらライブ配信のトレンドにも併せて、跳ねたんですね!そのまま一気に伸びていったんですか?


それが、伸びてる段階で私の人生の中でも最大の失敗を起こしてしまいました。

―森本さんの話聞いていて、これまでにもいくつか失敗ポイントありましたがそれを超える失敗ですか!

結論、人を大切にできてなかったんですね。

生き急ぎすぎた結果、軌道に乗り出したスタジオを即二番手に任せ、当時雇用していた社員のマネジメントも全て丸投げで自分は次の事業展開を考え先に進もうとしていた。

大事な社員をも蔑ろにしてしまっていたんですね。

もちろん社員は会社を離れていきます。会社のお金の横領にも気付けず、気がつけば社員はほとんど残らず、向き合おうとした頃には時すでに遅しでした。

さらに追い討ちをかけるように、、

NIGHT Tubeはホストクラブを出した親友と一緒に運営していたんですが、その彼が事業が傾き出した時に音信不通になりまして。

彼の借金も一部1000万ほど私が引き受ける形になり・・・。

会社が傾き出したと同時に負債が来たこともあり、NIGHT Tubeはそのまま潰すことになりました。会社を潰すのって意外とお金がかかるんです。総額で3000万は用意しないと潰せなくて。

毎日迫られる支払いと同時に、信用していた親友に飛ばれたこともあり、本当に自分の人生を振り返ってあの瞬間が一番キツかったですね。

余談ですが、ちょうどこの年に長男が誕生しました。笑

ヘアキャンプの事業がスタートしたのはその前の年ですね。

―なるほど、金銭での負担もそうですが、精神的な負担が大きかったんですね。


ただ、この一連の経験を通して私自身の考え方を変えれたんだと思います。

昔から、結果が出たらすぐに現場を離れる癖があって、人間関係の構築だったり組織のまとまりにコミットできず問題が出てしまうことが多かったんです。

今後はその癖を治そうと。

だから、charmpoint(旧社名)では組織の意志の疎通、一体感を最優先に考えて、このメンバーで一緒に働きたい!と思えるような共に成長していける環境を目指しています。


―確かに、charmpointの皆さんってどなたからも熱い想いを感じます。チームとして本当に強そうだなと思っていました。NIGHTTubeを閉じてからはいよいよHAIR CAMPの始動ですよね。


最初はセットサロン、そこから活動を広げヘアメイクの派遣会社として活動していました。

美容師さんやヘアメイクさんに登録していただくヘアメイク事務所だったのですが、皆さん副業としてお仕事していただくかたばかりなので技術レベルの統一が困難でした。セミナーを開いても次に受けれるのは1ヶ月後とかでなかなか技術の浸透ができす、クライアントからはクレームが来る、クレーム対応を続ける社員のメンタルは崩壊する。の繰り返しで。

果たして自分のしていることは誰かの幸せにつながっているのか。。と悩んでいる時期がありました。

そんな中、予習復習に動画を活用してみたところ、思った以上の成長と反響があったんです。

短期成長、接客レベルの統一を同時に行うことができ、気がつけばクレームもなくなっていました。


ービジネスモデルはありましたか?


当時アメリカで流行っていたウェビナーという文化からインスピレーションをもらいました。

ウェブ+セミナーの造語です。

元々美容業界ってノウハウがあまり外部に出回らなかったんですよね。

じゃあ、どうやって学ぶかというと、都心で行われるセミナーに行くんですよね。地方の方であれば一回セミナーを受けるだけで受講料、交通費、宿泊費とばかになりません。

もしくは自分が所属しているサロンの上司から教わります。そうなると、所属するレベルによってカリキュラムも異なり習得できるレベルが異なるので格差が生まれます。

こういったノウハウが閉鎖されている美容業界において、それらの問題をクリアにしてくれるのはオンラインだと。そんなプラットフォームがあれば、間違いなく需要があるだろうと思い、H A I R C A M Pを作ることに決めました。



―なるほど!確かに今すごい伸びですよね!


はい、今では月間利用者数は5万人、月間60万P Vのプラットフォームまでになりました。(2021年2月時点)

まだまだ始まったばかりですが、現在日本の美容師さんの中の10%以上の方にご利用いただいてる計算になります。

※日本の総美容師人口50万人

ここから海外を含めさらにシェアを獲得していきます。

また最近ではオンラインサロン機能を追加しました。

双方向でコミュニケーションをとってお互いを高め合ったり、交流が生まれるコミュニティから、かなり活発に機能しています。

人は変わり続けることでないと生き残れないと思っています。会社も同じことが言えると思っていて、時代の背景に応じていかに柔軟でいれるか。その辺は大事にしています。

大工に営業、水商売、NIGHTTube、セットサロン、ヘアメイク派遣、すべての行動に無駄はなくて、全部経験として僕の中で活きてます。



―確かに!森本さんの人生が全て詰まったようなプロダクトですね!ここからが楽しみです!!そしたら最後にメッセージお願いします!


学ぶと言うことは人生を変え、加速させる一つの手段になるものだと思っています。

HAIRCAMPは2019年に「boost your life -あなたの人生を加速させる」というビジョンを掲げました。

それは社員一人一人が事業に通じて感じれる成長、同時にパートナーやユーザーの人生も学びを通じて高めあい共に栄えていくことを指します。

事業を通じて刺激と学びのきっかけを提供することで、「すべての人が心躍る世界」を目指します。

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