高機能なパッケージはあふれているのに、倉庫では今日も紙とExcelと電話が飛び交っています。出荷指示はメールとFAXで届き、担当者がExcelに転記し、間違いがないか電話で確認する。システムがないわけではなく、「現場に合っていないシステム」が入っていることのほうが多い。
事業の立ち上げとシステム開発の現場に立ち続けるなかで、私はずっとこの違和感を抱えていました。技術が「できること」と、現場が「本当に必要としていること」の間にある隔たりです。とりわけ物流の現場では、その隔たりが顕著でした。
だから株式会社江月では、要件をいただいて持ち帰る作り方をしていません。倉庫に足を運び、現場で使われている導線のままシステムに落とし込む。棚の前でハンディ端末を持つ人が、今日と同じ動きで使えるかどうかを基準にしています。
つくっているのは、3PL・倉庫会社向けの倉庫管理システム(WMS)です。入荷・格納・ピッキング・出荷という倉庫の基本動線に、荷主向けのポータルと、AIによる出荷指示の取込・問い合わせ対応を組み合わせています。技術構成はNext.jsとSupabase(PostgreSQL)を軸に、バーコードの読み取りはスマートフォンのカメラでも行えるようにしています。AI部分にはClaudeを組み込んでいます。
「江月」は、川面に静かに映る月です。流れゆく膨大な情報のなかから、見落とされがちな本質をすくい上げ、静かに、しかし確かに照らす存在でありたい。その願いを社名に込めています。
まずは倉庫・3PLの現場と。そして将来は、倉庫に日々蓄積されるデータを軸に、物流の経営そのものを支える仕組みへと役割を広げていきたいと考えています。
実際に動くWMSはこちらで触れます:https://kougetu-wms.vercel.app/try
株式会社江月 コーポレートサイト:https://kougetu.jp