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サプライチェーンにおける課題とは??

生活における仕事のポジション

人生において、起きている間に一番時間を使っているのは仕事である、というのは多くの方に当てはまると思います。一番時間を使っている仕事がとてもストレスフルだと、仕事以外の時間も嫌なことを考えてしまったり、しんどい思いをしてしまうことがあると思います。

私も働いていて、一番しんどかったのは納期に間に合うか間に合わないかの話をしている時でした。製造業ではラインストップさせてしまうことが最大の悪となっており、ラインストップしてしまった場合の機会損失やロス人件費などの金銭的損失は莫大なものなってしまいます。ですので、間に合わなかったらどうしよ…とか、その後に大変な問題になってしまったら…などと気が休まらない時間を過ごしていたこともありました。

そもそもなんで納期に間に合わないことが起こるのか。いくつか業界におけるレガシー問題がありましたが、その度に”なんでやねん!”と心の中で思っていました。

サプライチェーンの課題

今のサプライチェーンはどのようにして成り立っているのか。

一言でいうと「壮大な伝言ゲーム」で成り立っています。自動車業界だと毎月3ヶ月先の内示が出ます。おおよその生産台数が決まれば、Tier1がカーメーカーから受注している部品の内示も決まります。さらにその部品を作るのに必要な材料に分解し、サプライヤーへ必要数を連絡します。さらにその材料の原料に分解し、サプライヤーへ展開していくという流れになっています。

①情報伝達のスピード

巨大かつ長いサプライチェーンで支えられている業界ですので、車の生産台数が変わった際の変更情報が末端サプライヤーに届くまでにはとても時間がかかることは容易に想像できると思います。実際はその情報は届いていない事が多いと思いますが。。

②情報の正確性

情報伝達のスピードが遅いという課題に加え、もう一つは情報が不正確という課題があります。ここに2つの簡単な例を示します。

こちらの例は生産をうまく回すためにサプライヤーに多めの在庫を持っておくように意図的に内示を多く連絡している場合のケーススタディです。サプライヤーに多くの在庫を持たせてしまっていたがために生産終了時に不良在庫が大量発生してしまったケースです。

こちらの例は不良在庫ケースの反省から在庫を絞って運営しているケースです。生産数量の変更情報がタイムリーに把握しきれず、欠品を起こしてしまうケースです。こういったことはよく起こっています。(特にコロナからの生産が急回復した時には納期調整ばかりです)

どうやって解決していく!?

色々な解やツールはありますが、サプライチェーン関係者がしっかりと使えるツールを提供しなければ本当に業界自体の非効率を変えることはできません。業界の非効率を変えるにはプロダクトの利便性だけを追求していても不可能だと感じています。相手の感情のところにまで配慮ができないと本当の意味で業界を効率化することができないと考えています。

論理と感情、私は人が意思決定する場合、感情リッチ(論理:感情=3:7ぐらい)であると思っています。どれだけ論理的にはいいシステムだったとしても、販売している会社や人が信頼を得ることができないような会社・人であれば導入は厳しいでしょう。

このような思いから、プロダクト作りの段階から使用する相手のことを思いやり、いかに相手の感情の障壁を取り払ってあげるかが大切と考えています。とても当たり前なことを書いているように思いますが、実際に解決したい課題と解決策を直線的に考えているだけではわからない、相手の感情の深い部分まで配慮することを大切に考え、具現化しています。

この構想を一緒に解決し、世界へ向けてスタンダードを創り提供していく仲間を募集しています(特にエンジニア)。少しでも興味がありましたら是非カジュアルにお話しましょう。お会いできるのを楽しみにしております。

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