Webサイトやコンピュータシステムの企画・開発を手がけるベンチャーは数多くあれど、アクセルユニバースはかなりユニークな存在。2012年に設立され、13年目を迎えます。従業員数約30名の会社でありながら、メーカーや航空会社、コンサルティング会社など複数の大手クライアントから大きな信頼を得ているシステム開発会社です。
今回は、そんなアクセルユニバース(以下、AUC)で、新卒からソフトウェアエンジニアで働いてきた森久さんにお話を伺いました。AUCに入社した理由や仕事の内容、これまでを振り返って思うこと、今後挑戦しいことなどをお話していただきました。
入社のきっかけは面談での思わぬできごと
―森久さんの入社のきっかけ、決め手はなんですか?
森久さん:就職活動をはじめた時は、仕事へのイメージがぼやけていて、私服で働きたいな...となんとなく思っているくらいでした。 そんな中、AUCの面談※で実際の成果物を見せてもらったことで、仕事への解像度が上がり、選考に進むきっかけになりました。
※AUCでは、「一方的な質問形式ではなく、対話をし、相互の理解を深めたい」という想いで、面接ではなく面談と表現しています。
複数社の面談を受けましたが、成果物を見せてくれた会社はAUCだけでした。 成果物を目の前にして、「どういう仕組みで実現しているんだろう...」と考え、代表と面談の中で答え合わせをしました。 自信のない仮説でしたが、だいたい当たってて...。業務に近い会話をしたことで、自分がこの会社で働くイメージが掴めました。
―実際に入社してみて、好きなところや、改善できるポイントはどこですか?
森久さん:好きなところは、個人を尊重し自由度が高いところです。学生の頃は、「社会人は、ルールに縛られ、他人の機嫌を伺いながら仕事をし、ストレスが溜まるんだろうな」と思っていました。もちろん、最低限の気遣いはしますが、ストレスには感じていません。
会社のルールも、常に社員が働きやすくなるよう、柔軟に、時代やメンバーによって変化を続けている印象です。 そういう自由な社風が自分とすごくマッチして、入社してよかったなと思っています。「自由度が高い」と言っても、「個々がバラバラで好き勝手やる」とは違います。僕の苦手なことをメンバーが知ってくれていて、うまくサポートしてくれます。「みんながやりやすいように協力する」ようなイメージです。
あとは...飲み会は強制じゃないですし、出社もしなくてもいいし、してもいい。など、選択の自由があります。選択の自由が無いと、じわじわストレスが溜まり、尊重されていない気持ちにつながると思います。
改善ポイント...。ひとつ挙げると、給料が交渉制であることが人によっては苦手かな、と思います。アピール、表現が苦手な人もいるかな...。
―入社をして驚いたことはありますか?
森久さん:驚いたことは、お客様です。お客様が有名企業ばかりで驚きました。実際に一緒にお仕事させていただいた際に、お客様のレベルの高さを感じました。
社内だけでなく、社外の方からも学びの機会をいただけることがありがたいです。良いと思ったことは柔軟に取り入れて、僕自身も変化していると思います。
学生時代は、価値観の似ている人と多く関わってきました。働き始めると、様々な価値観の人に触れる機会があり、少しずつ自分の考え方が変わることがあります。 価値観の違う人との関わりで、「嫌だな」と感じることもありますが、自然と納得できるときもあるんです。AUCでは、価値観が違っても建設的にやり取りをし、決める文化があるからだと思います。
―他人の意見を受け入れることって難しくありませんか?
森久さん:僕はまだ、経験が少ないから素直に受け入れられるのかもしれません。意見にすぐ賛成はできなくても、「そんな考え方の人もいるよな」と、意見というより、相手を受け入れられるイメージです。 普段はあまり意見を言わないのですが、プロジェクトがよい方向に進むよう、なるべく意見を言うようにしています。
また、AUCは優しい人が多い印象です。ピリピリしてない...。プロジェクトで大変な時期があると思いますが、そんなタイミングでも、相手を思いやって、「みんなで頑張っていこう」という雰囲気の会社です。思わぬ出来事でマイナスな空気になったときも、人を責めずに建設的に進めていくチームは働きやすいです。
全工程を担当することで腕が磨かれる
―現在の業務を教えてください。
森久さん:今のプロジェクトでは設計工程を担当しており、その後は実装に進みます。 以前は、設計のための設計をしていたと思います...。現在は、色々な工程を担当しているからこそ、後工程を考慮した、開発のための設計ができていると思います。自分が実装するイメージで設計をするようになりました。
現在は規模の大きいプロジェクトに参画しているので、資料管理など、情報整理もしています。開発業務と、PMやPLのサポートが7対3くらいの割合です。
AUCはフルフレックスですが、僕は10時から19時までの時間で働いています。 前日の就業時に明日の予定を確認し、午前中はお客様の回答確認や現状把握、設計作業をします。そこで出た検討内容や疑問点を午後の社内MTGですり合わせて、進めていく流れです。
今は残業はありません。タスクが多い日は、残業してでも当日に完了させたいタイプで、翌日に余裕があったら、前日残業した分、早めに終わりにする、といった調整をしています。1日単位でみると残業をする日もありますが、月単位でみるとほとんど残業していません。
入社から今までを振り返って
―印象に残っているお仕事を教えてください。
森久さん:最も大変だったことは、PMとしてプロジェクトに参画したことです。 お客様の要望を形にすることがメイン業務でした。仕様調整や、僕も設計していたので、チームメンバーへの依頼が全然余裕がなくって...。チーム内でうまく連携が取れず、苦しみました。
嬉しくて印象に残っているお仕事は、お客様のチームメンバーとして参画したプロジェクトです。 最初は結構控えめな関与でしたが、少しずつチームメンバーのスタイルを吸収して、積極的に提案や問合せ対応をするように変わっていきました。 直接感謝してもらうことも増えましたし、間接的に、代表経由で褒められたときの嬉しさはひとしおでした。
―短い期間で多くの経験をしてきたのですね。入社までにやっておけばよかった...ということはありますか?
森久さん:入社前までに、簡単なWebシステムを作った経験をしておけばよかったです。 僕は情報系の専門学校卒なので、プログラムやデータベース、インフラなど、それぞれ少し学んだ状態でした。ただ、いざシステムとして実装していく中で、理解が甘い部分があり、若干苦戦しました。 データベースを利用した簡単なWebシステムを作った経験があると、チームの会話も理解しやすく、業務に入りやすいと思います。
あとは、資格勉強は学生のうちにしておけばよかったです。入社後は、新しく勉強する必要はあるのに、時間が取れなかったりと苦労しました。
まだまだ成長するために
―今までも幅広い経験をされてきた森久さんが、今後、挑戦したいことを教えてください。
森久さん:イチからシステム開発に挑戦したいです。 実は、開発メンバーとして立ち上げをしたことはないんです。ミドルウェアの選定など、アーキテクチャの設計を深く学び実践したいです。
あとは、ユーザ体験をよくするために、UI/UXにこだわって実装したいです。Reactは業務で扱っていますが、Next.jsは扱ったことがなく、さらに理解を深めてユーザによい体験を届けたいと思っています。そこから繋がって、iOS Swiftも扱いたいです。...やりたいことがたくさんですね。
ー最後に、AUCに入社を検討されている方にメッセージをお願いします。
森久さん:やりたいことはなんとなく定まっていても、人間関係や働き方に不安を抱える人は多いと思いますが、そんな中でAUCは自分に合った働き方を見つけられる会社でもあると思います。
それに、様々な考え方や価値観は、より良いモノ作りに必要だと思っています。 僕もまだまだ知らないことがたくさんあるので、一緒に成長していけることを楽しみにしています。