こんにちは!株式会社DNTI採用担当の髙井です。
入社半年後インタビュー第19弾!今回は、DX ERP事業本部でSAPコンサルタントとして活躍する端野 一也(はしの かずや)さんにお話を伺いました。
これまでERP領域でキャリアを築き、数多くのプロジェクトを経験してきた端野さん。DNTIへの入社をきっかけに、現場の最前線と事業推進の両側面に携わる「二つの視点」を得たことで、日々の仕事にどのような変化が生まれたのでしょうか。
少人数プロジェクトだからこそ得られた気づき。
後輩育成を通じて見えてきた自分自身の成長。
そして、DNTIだから描けるこれからの挑戦。
端野さんの“現在と未来の想い”を、じっくりお聞きしました!
目次
1.自己紹介
2.入社前の期待と現実
3.入社後の経験
4.職場環境とチーム
5.自己成長とスキル
6.今後の目標と期待
1.自己紹介
── まずは簡単な自己紹介から、お願いします。
端野さん:改めまして、端野 一也と申します。2025年4月よりDNTIに入社し、DX ERP事業本部に所属しています。
現在はマネージャーとしてDX ERP事業本部全体のビジネス推進を担当しています。
事業本部長である澤さんのもと、後藤さん、近藤さんなど他のマネージャー陣と連携しながら、事業の方向性を日々形にしています。
同時に自らもSAPコンサルタントとして現場に立ち、お客様への説明や設計、業務プロセスの整理、ユーザー教育など、実務面でも積極的にプロジェクトを支えています。
マネジメントと現場の両面に関わることで、事業全体を立体的に捉えられる点に大きなやりがいを感じています。
2.入社前の期待と現実
───DNTIに入社する前、どのような期待や印象をお持ちでしたか?
端野さん:期待していたことは大きく2つあります。
1つは、SAPコンサルタントとして現場で力を発揮し、これまでの経験やスキルをさらに活かせる環境で働けるのではないかという期待です。
2つ目は、DNTIは今年で創立5年を迎えた比較的若い会社なので、自分の考える新しいビジネスの形をつくり出せるのではないかという期待でした。
若いメンバーも多いと聞いていたので、育成にも関わりながら組織の成長に貢献したい思いがありました。
実際に入社してみて、こうした期待はほぼそのまま実現できていると感じています。
───実際に働いてみて、入社前とのギャップを感じる部分はありましたか?
端野さん:大きなギャップはありませんでした。
しかし、“これから挑戦したい”と強く感じたのは、プライム案件の獲得に関してです。
現在は他社様のプロジェクトに業務委託として、1つの領域を担当する形で参画するケースが中心で、DNTIのメンバーが少人数で参加している状況です。同じプロジェクトにDNTIメンバーが2名で参画するというケースもあります。
将来的には、DX ERP事業部のメンバーが1つのチームとして大規模プロジェクトを完遂する──そんな経験を積み重ねていけたらと思っています。
3.入社後の経験
───この半年間で、特に印象に残っているプロジェクトや業務はありますか?
端野さん:はい、特に印象に残っているのは2つの取り組みです。
1つ目は、ある製造業のお客様を中心としたSAP導入プロジェクトへの参画です。
入社した4月から会計領域で携わり、サブ的な立ち位置からスタートしながら、現在は財務会計モジュールのメイン担当としてお客様への説明やユーザー教育まで任せていただいています。
これまでの経験をダイレクトに活かせる環境で、強いやりがいを感じています。
もう1つは、同じタイミングで入社した劉 暢さんの育成です。
社内のSAP環境を使いながら、画面操作やパラメータ設定、業務の背景となる意義まで丁寧に伝えてきました。
劉さんは会計業務の経験が豊富で理解の勘どころが良く、SAP独自の仕組みについても入社後の学びを通じて急速に成長しています。
約半年経った現在では、自ら設定の組み立てに挑戦できるほどスキルが伸びており、将来的にはDX ERP事業本部を牽引する存在へとステップを進めていくのではないかと期待しています。
───振り返ってみて、難しさを感じた場面はありましたか?
端野さん:印象に残っているのは、追加機能(アドオン)の概要設計レビューです。
原価計算レポートや支払処理に関するアドオンの仕様を、お客様に説明し承認していただく必要がありました。
ただ、そのレビューに参加されていたのがIT担当ではなく、普段の業務を担当されている経理や購買の方々だったこともあり、最初は専門用語やシステム寄りの説明がなかなか伝わらず、説明が噛み合わない状態が続きました。
そこで、説明の軸を「この機能の導入によって日々の業務がどのように変化するのか」という点に置き直し、自動化される部分と従来どおり操作が必要な部分を切り分けながら、業務の流れに沿って整理してお伝えしました。
レポートの入力元がどの画面で登録されるかまで丁寧に紐づけたことで理解が一気に進み、最終的にはスムーズに承認いただけました。
この経験を通じて、SAPコンサルタントに求められるのは知識そのものではなく“相手に合わせて伝え方を変える力”だと再認識しました。
4.職場環境とチーム
───DNTIの職場環境について、どのように感じていますか?
端野さん:DNTIにはDX Lab.事業本部・DX ERP事業本部・Professional Services事業本部 の3つの事業部があり、それぞれに異なる雰囲気や働き方があります。
特にDX Lab.事業本部は対面でのコミュニケーションが活発で、まさに“ものづくりの現場”のような空気があります。メンバー同士が集まって議論しながら開発を進めている姿は、とても活気があって印象的です。
一方、DX ERP事業本部は全国にメンバーが点在しているためリモート中心の働き方が基本です。
入社直後は対面で会う機会が少なく距離を感じる部分もありましたが、SAPのプライム案件を目指す動きのなかでオンラインで議論する場が増え、リモートでも一体感が生まれてきたと感じています。
───チームでのコミュニケーションはどのように感じていますか?
端野さん:日々の業務では、困ったときに気軽に相談でき、必要な情報もすぐに共有し合えるため、コミュニケーションはとても取りやすい環境だと感じています。
一方で、業務以外の交流やメンバー同士の理解を深める場は、今後もっと増やしていけたらと感じています。
年末には全社的な忘年会も予定されています。
対面で会うことでオンラインだけでは伝わらない人柄や雰囲気を感じられるので、こうした機会を大切にしながら、より強いチームづくりにつなげていきたいと思っています。
5.自己成長とスキル
───入社後、ご自身の成長を感じた瞬間はありましたか?
端野さん:劉さんに教えるなかで、長年の経験で身についていた知識を改めて整理しなおし、より体系的に理解できるようになったことは大きな学びでした。
感覚的に行っていた部分を言語化することで、自分自身の理解も深まったと感じています。
また、現在参画しているプロジェクトは少人数体制で進めているため、ユーザー権限の設計やメニュー制御など、これまで触れることの少なかった領域にも自ら踏み込む必要がありました。
この経験を通じて担当領域が広がり、コンサルタントとしての視野も大きく広がったと感じています。
分業体制が中心だった前職では得にくかった経験であり、DNTIに入社したからこそ得られた成長だと実感しています。
6.今後の目標と期待
───今後、DNTIで挑戦していきたいことを教えてください。
端野さん:これから挑戦したいことは、大きく2つあります。
まず1つは、DX ERP事業本部でプライム案件を獲得することです。
来年にはぜひ達成したいと考えていて、DNTIのERPメンバーが1つのチームとして導入まで完遂する経験をつくりたいと思っています。
もう1つは、DNTIの複数の事業部が連携し、お客様により幅広い価値を届ける “オールDNTI”の体制を実現することです。
業務ヒアリングからシステム開発、基幹システム導入までを一社の中で一貫して支援できるという強みを活かし、より大きな課題に向き合っていきたいと考えています。
中長期的には、事業部の境界を越えて協力し合い、お客様の未来をともにつくる存在としてDNTI全体が成長していく姿を実現したいですね。
現場での実行力と、事業を前に進める視点。
二つの役割を行き来しながら、一つひとつの経験を新たな学びに変えてきた端野さん。
教育や少人数プロジェクトでの挑戦を通じ、自身の専門性をさらに深めながら、DX ERP事業本部の未来をつくる存在へと確実にステップアップしている姿が印象的でした。
今後の活躍にもぜひご期待ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!