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農業の新たな可能性を追求する - H.E ファーム 石﨑広泰さんインタビュー

こんにちは!株式会社H.Eグループの採用担当です。

今回は、北海道で新しい農業の形を追求する「株式会社H.E ファーム」で活躍する石﨑広泰さんにインタビューしました。

石﨑さんは、前職でJAの職員を務めた後、H.E エナジーを経て、現在はH.E ファームで働いています。農業に新たな価値を見出す取り組みや、今後の展望についてお話を伺いました。

農業に興味をお持ちの方、ぜひご一読ください。

▌JAから H.E グループへ。転職のきっかけを教えてください。


前職では地方勤務をしていたのですが、出身地である札幌に戻りたいと思ったのが大きなきっかけです。「札幌で働く」ということが私の中での転職の条件だったんです。

また、「転職」という機会を活かして、未経験の業界にチャレンジしてみたいという思いもありました。そのため、農業とは異なる分野であるH.E エナジーへの入社を決めたときも、特に抵抗はありませんでした。

新しいことに挑戦できるという期待のほうが大きかったですね。

▌H.E エナジーから H.E ファームへの転籍について、お聞かせください。

H.E ファームが設立された際、H.E エナジーの社員が次々とH.E ファームへ異動していく流れがありました。私もその中の一人として、新たな挑戦の機会だと捉えて異動を決めました。

最初のうちは、H.E エナジーの営業を続けながら、H.Eファームの畑作業にも出て、2つの業務を兼務していた時期がありました。その後、H.E ファームの業務に専念できるようになってからは、主に内勤の事務作業を担当しています。

この異動を通じて、エネルギー事業と農業の両方に携わる経験ができ、それぞれの分野の知識や視点を得られたことは、とても貴重だったと感じています。

▌H.E ファームの業務内容と、最も力を入れている取り組みを教えてください。

H.E ファームでは、主に農産物の生産、栽培、管理を行っています。収穫した農産物は、グループ会社のH.E フードウェイズと連携して販売しています。

また、新規営業も行い、販路拡大にも努めており、新しい販売先が決まったときは、特にやりがいを感じますね。

最も力を入れている取り組みは、栽培方法の革新です。特に注力しているのが、耕作放棄地や荒廃農地を利用した栽培です。使用されていない土地を有効活用することで、地域の農業の活性化にも貢献できると考えています。

また、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)という新しい取り組みも導入しています。これは、農地に太陽光パネルを設置し、農業と発電を同時に行うシステムです。この取り組みを通じて、効率的かつ持続可能な農業を目指しています。

▌H.Eファームで働く魅力とは?

H.E ファームで働く大きな魅力は、同じ農業でも自営農業とは異なり、給与制で安定して働けるという点です。

基本的には「サラリーマン農家」の形態をとっています。

例えば、生産部門では農繁期に年間労働時間をクリアすると、農閑期の冬など業務に余裕のある時期は休暇を取っても給与が出ます。つまり、安定した収入と自由な時間を両立できるんです。これは、従来の農業にはない魅力の一つだと思います。

また、グループ会社との連携もあるので、農業だけでなく、エネルギーや食品流通など、幅広い分野の知識を得られる環境にあることも魅力ですね。

▌H.E ファームが大切にしていることは何ですか?


個人的には、主に事務作業を担当しているので、書類関係などのタスク管理を徹底することを心がけています。正確な記録と管理が、会社全体の効率的な運営につながると信じています。

会社全体として最も大切にしているのは、情報共有とPDCAサイクルを回すことです。

H.E ファームは札幌、岩見沢、白糠、佐呂間など、圃場がそれぞれ離れた場所にあります。そのため、こまめな情報共有がなければ作物の状況を正確に把握することができません。

そこで、週に1回、全員でオンライン会議を実施し、各地の情報を共有しています。

また、プランを立てて実行し、そこで出た課題に対して皆で協議し、改善していくというPDCAサイクルを徹底しています。農業は自然相手の仕事なので、常に状況が変化します。その変化に柔軟に対応し、より良い方法を模索し続けることが重要だと考えています。

▌H.E ファームではどのような人材を求めていますか?

私たちが求めているのは、まず何より農業に興味や関心がある方です。

農業をやりたい、農業に携わりたいという強い思いがある人が向いていると思います。

特に現場で活躍している人たちを見ていると、根気強さが大切だと感じます。私たちは耕作放棄地を利用していることもあって、畑の状態は必ずしも良好ではありません。それを良くしようと根気強く取り組める方が向いていると思います。

また、新しいことにチャレンジする意欲も重要です。私たちは従来の農業の枠にとらわれず、新しい技術や方法を積極的に取り入れています。そういった挑戦を楽しめる人材を求めています。

▌今後の展望と、付加価値のある農業への取り組みについて教えてください。

会社としては、今後さらに生産量を増やしていくことを目指しています。そのためには、畑の改善が不可欠です。現在使用している耕作放棄地の状態を改善し、より効率的な生産ができるよう努めています。

同時に、農作物に付加価値をつけることで、持続可能な農業を実現したいと考えています。その一環として、脱炭素かぼちゃの生産に取り組んでいます。

具体的には、サプライチェーンを通じたCO2の排出量を捉えるために「スコープ1,2,3」の可視化を行い、農作業の効率化や使用する資材を考慮して、環境負荷の低減を目指しています。

消費者が環境負荷を低減しながら生産した脱炭素かぼちゃを購入することで、環境に優しい選択をすることができ、消費行動を通じて地球環境の保護に貢献できるのです。

また、グループ会社のH.E エナジーと連携し、先ほど触れた営農型太陽光発電を導入することで、再生可能エネルギーの利用も推進しています。これらの取り組みを通じて、環境に配慮しつつ効率的な農業経営を実現し、新しい農業の形を築いていきたいと考えています。

いかがでしたでしょうか?

株式会社H.E ファームに限らず、当グループにもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡ください。お話する機会を頂戴できれば幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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