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バンドとしての会社

almaはバンドのような会社だなと常々感じる。

自分が創業をした時にイメージしていたのは、誰もが自分の意思を表現している空間をつくりたい、というものがあったのだけど、それを貫き通した3年半だったなと思う。

「今まで会社をやってきて、思い出に残る出来事は?」

腐るほどされた質問に、今更正直に答えたい。

2018年5月3日、サービスが無い状態で出したLPに集まった2000人の事前登録。100人のデザイナーが集まったリリース記念イベント。荒々しいプロダクト紹介スライドを食い入るように見てくれているユーザーのみんなの表情。今もずっとその時の熱狂が、残っているように感じている。

だけど、その時から色々な出来事があって、ビジネスモデルが成立せずに会社のお金がなくなったり、会社のメンバーが離れたり、プロダクトをいくつも作ったり、almaの中でめまぐるしくことが起こっていった。

それでも、自分たちはプロダクトに思想を乗せて、デザインがオープンなものになることに熱狂して待ち続けてくれているユーザーに対して、届け切ることをやめないし、それぞれがalmaが目指すものに向けてメンバー全員が背中を預けあって経営をしている。

それが自分にとっては何より心地よいことだと思う。自分を愛するために、自分の思想を貫き通すためにこの場所にいるし、みんなもそうで、だけど、全員がユーザーに一つの「誰もが愛されるサービスをつくり続けられるように」という想いに真っ直ぐにいられるこの空間を大切に思っている。

友達でも家族でもなくて、この場所に集まって「愛されるものを作る」ことに熱狂しているalmaというバンドを愛している。これからもプロダクトに思想を込めて自分たちの表現を世の中に届けていきたい。

苦しいことは多く、未来に対する細かな疑いは晴れず。でも届けたい歌は枯れず、愛するバンドのメンバーと、付かず離れずでこれからも。

*敬愛するクリープハイプの「バンド」に乗せて。

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