おてつたび|お手伝いをしながら、知らない地域を旅する
お手伝いをしながら知らない地域を旅して気づいたら自分にとって"特別な地域"になっている、そんなサービスです。日本各地に溢れる地域の魅力を、地域の人を通じて知ることができます。
https://otetsutabi.com/
1995年、千葉県松戸市生まれ。昭和女子大学を卒業後、テレビ番組制作会社に入社し、バラエティ番組の制作に携わる。2021年に株式会社おてつたびに転職し、広報PRを担当。
広報PRを担当しています。「おてつたび」というサービスを通じて、新しい旅のスタイルや働き方、価値観を広め、誰かの行動を変えるきっかけを作ることが私の役割です。利用者だけでなく、応援してくれる人を増やすことも大切なミッションのひとつです。
主な業務は、プレスリリースの作成や取材対応です。それに加えて、SNSの運用や、事例記事を掲載するオウンドメディア「おてつなぎ」の企画・運営も担当しています。
プレスリリースを書く際は、単に社内のニュースを発信するのではなく、自ら企画を立案し、ニュースを生み出すことも多くあります。例えば、夏休みや大学生向けの企画、ゴールデンウィークの特集、シニア層を対象とした調査リリースなど、季節やターゲットに応じた発信を心がけています。
メディア側の“企画のタネ”になるような切り口やタイトルを考え、企画からリリースまで一貫して手がけています。
新卒でテレビ業界に入り、4年間働きましたが、体力的にも能力的にもこの先長く続けるイメージが持てず、退職しました。退職後は有給休暇も含めて2ヶ月ほど休み、その間に「旅に出たい」という気持ちが強くなりました。仕事を一区切りつけて、将来を考えるためにも旅をしたかったのです。
しかし、当時は東京で一人暮らしをしており、家賃を払いながら旅をするのは難しい状況。それでも「お金をかけずに旅をする方法はないか?」と模索し、YouTubeやWebで情報を探していたときに出会ったのが、「おてつたび」でした。2021年のことです。
一般的な旅行では行きたい場所を選びますが、「おてつたび」は旅先で仕事をしながら地域と関わるのが特徴です。特別な興味がなくても、訪れた地域で新たな魅力を発見できる。さらに、仕事を通じた出会いや経験が、誰かにとって人生やキャリアを見直すきっかけになることもあります。そんなところに大きな魅力を感じました。
また、事業者側にとっても、人手不足に悩む中で全国から旅人の力を借りることができるメリットがあります。繁忙期の人手を確保できるだけでなく、数日間の滞在を通じて、その地域に継続的に関わる「関係人口」を増やし、地域のファンを生み出す効果も期待できます。このサービスのビジョンに深く共感したのを覚えています。
しかし、当時の「おてつたび」は、SNSの更新頻度が低く、メディア取材の記事も少なかったため、ネット上にある情報は限られていました。「こんなに素晴らしいサービスなのに、もっと多くの人に知ってほしい!」—— そう強く思ったのが、入社を決めた理由です。
大学で学んだデザインの知識、テレビ業界で培ったリサーチや動画編集のスキルが、広報の仕事にも活かせるかもしれない。そう考え、未経験ながら広報職に挑戦することを決めました。
「おてつたび」は、社会を少しずつ変えている——そんな実感を持てるサービスです。
“社会を変える”というと大げさに聞こえるかもしれませんが、それはつまり、一人ひとりの行動が変わること。その行動の変化が積み重なり、結果的に社会全体に影響を与えているのです。
おてつたびは、単なる“人材紹介サービス”ではありません。参加者の人生を動かし、その変化が地域や社会にも波及していく。実際に、おてつたびをきっかけに就職や移住、結婚を決めた人もいます。
私自身、4年間働く中で、参加者や事業者に直接会い、話を聞いてきました。インタビューを通じて、目で見て、耳で聞いて実感したのは、「おてつたび」が確実に人の人生を変え、そして社会を少しずつ動かしているということ。それが、このサービスの最大の魅力だと思います。
自分が関わった企画やメディア対応が大きな反響を生み、人々の行動を変えるきっかけになったとき、この仕事のやりがいを強く感じます。
たとえば、「ガイアの夜明け」などの大きな番組で取り上げられた際、その放送をきっかけに「おてつたび」に興味を持つ人が増え、実際に参加者が増加しました。PRの仕事は単なる情報発信ではなく、人の「行動変容」を促すことが重要です。その変化を目の当たりにしたとき、この仕事の醍醐味を実感します。
先日、テレビ取材で地方の現場を訪れた際、ある参加者に「どこでおてつたびを知ったのですか?」と尋ねると、「テレビで見て、仕事の区切りがついたら絶対にやりたいと思っていました」と答えてくれました。たった一人の声かもしれませんが、そんな言葉を直接聞けることが、何よりも嬉しい瞬間です。
私が入社した2021年当時、登録ユーザー数は6,000人でした。それが今では10倍以上の7万人を突破。もちろん、これは私ひとりの力ではありませんが、「おてつたび」が多くの人に広まり、共感を得ていることを実感できるのは、とても嬉しいことです。
「おてつたび」の存在を、より多くの人に知ってもらい、実際に利用してもらうことが最大の目標です。
10万人、100万人、1000万人——もっと多くの人にこのサービスを届け、誰もが気軽に「おてつたび」を利用できる世の中にしたいと考えています。それと同時に、受け入れてくださる事業者の方々も、日本全国に広げていきたい。
「旅」と「仕事」を通じて、新たな出会いや学びを提供し、地域と人をつなぐ。そんなサービスへと成長させていきたいと思っています。
「失敗してもいいから挑戦する!」——そんな前向きな姿勢で、一歩を踏み出せる勇気のある人と一緒に働きたいです。
おてつたびは、まだ10数人の小さなチームです。大企業のように複数人で意見を出し合いながら進めるのではなく、ひとりひとりが自ら考え、実行し、結果を出す場面が多くあります。もちろん相談しながら進めることはできますが、時には大胆に決断し、試行錯誤しながら前に進む力が求められます。
だからこそ、新しいことに果敢にチャレンジできる人、失敗を恐れず自分の可能性を広げていける人が、今のおてつたびにはぴったりだと思います。
裁量が大きい分、責任も伴いますが、その過程で大きく成長できる環境です。ともに挑戦し、新しい価値を生み出していきましょう!
出張先で、その土地ならではの美味しいグルメやお酒を堪能することです。広報の仕事を通じて、"出張"という名のおてつたび(?)をする機会があるのですが、訪れるたびに「こんな美しい場所があったんだ」「こんな美味しい食べ物があったんだ」と驚き、「こんな素敵な人がいるんだ」と感動することがたくさんあります。こうした発見や出会いが増えるたびに、「この経験こそが私の人生の財産だな」としみじみ感じています。お給料だけではない価値を、働く中でいただいてます。