こんにちは!人事総務部新卒採用担当の荻島です。
今回は26年卒の内定者(中濱さん)と事務局員(中里さん)による座談会の様子をお届けいたします!
事務局ってどんな仕事をしているの?仕事のやりがいと大変なことは?あおいとりの支援における重要な考え方は?など、普段中々お伝えできない深いお話をしていただきました!
2人の対話を通してあおいとりの「事務局員」という仕事の醍醐味に迫ります!
【業務内容】「支援と事務が5:5」利用者様と直接関わるからこそ見えてくること。
中濱:こんにちは!今日はよろしくおねがいいたします。早速ですが、事務局員の1日ってどんな風に始まるんですか?
中里: まずは「情報収集」から行います。夜間や前日に現場の支援員さんから上がってきたチャットや報告を1時間くらいかけて全部確認します。そこから利用者様の変化をまとめた「ケース記録」の作成に入ります。
中濱: ケース記録……。というと?
中里: 日時、状況、対応を整理して、ご家族や行政との「モニタリング会議」や、支援に関する相談内容も記録しているものです。支援の成果や利用者様の成長を可視化する、いわば「成長の記録」を書く大切な仕事です。これを元に担当者会議などを行っています!
中濱: なるほど、情報収集などであっという間に午前が終わってしまうんですね。午後はどんなことをしているんですか?
中里: 午後は主に事務仕事や支援業務を行います!事務仕事としては
- マニュアルの改善
- 担当者会議やモニタリングのまとめ
- 支援員会議の資料作成
- 巡回(グループホームに訪問し、支援状況を確認する)
を行っています。支援業務は平日休みの方に昼食を提供したり、ホームの見学対応や電話対応なども行います。マニュアルの改善案を練りながら、現場のリアルな空気も感じる。「支援と事務が5:5」くらいのバランスが、あおいとり事務局の面白いところです!
中濱:事務局員と聞くとほとんど事務仕事なのかなと思っていたのですが、利用者さんと関わる機会もたくさんあるんですね!
【仕事のやりがい】「お薬まだ?☹️」が「折り紙」に夢中に!知恵と工夫でガッツポーズの瞬間。
中濱:事務局員として働く中でやりがいを感じたことはありますか?
中里:もちろんあります!最近で言うと...自分の考えた支援が成功したときは本当に嬉しかったです。利用者さんの苦手なことや困難な状況に対して会議を重ねて支援内容を決定しています。その結果として利用者様ができるようになった時にやりがいを感じます!
中濱:詳しく聞かせてもらってもいいですか?
中里:とある利用者さんはお薬への執着がとても強く、常にお薬のことを考えてしまう方なんですね。お薬の時間まで待てなくて支援員を頻繁に呼んだり...いつもベットで横になっている方なので一回お薬のことを考えてしまうと気を紛らわせるものがなく、ずーっとそのことで頭がいっぱいになってしまうんです。
中濱:なるほど...
中里:ある日、日中通っているデイサービスの方とお話したときに、その利用者さんはデイサービスではビンゴや折り紙を積極的に行っていると聞いたんです。そこで、ホームでも折り紙をやってみようとそう思ったんです。
中濱:ホームと日中の活動先で利用者さんの様子が違うこともあるんですね。
中里:そうです。なので活動先の方たちとも情報共有をするのがとても大切になっています。ホームで折り紙をやった結果、なんと折り紙に夢中になってくれてお薬への執着がかなり減ったんですよ!いつもはお薬まだ?早く飲みたいって言っていたのがその日は折り紙をしていたら気づいたらお薬の時間になっていて。
中濱:すごい...利用者さんのできることを活用して不安だったり気にしてしまうことから意識を遠ざけることに成功したんですね
中里:はい、もうその時は本当に嬉しくて...利用者さんに「もう時間ですね!お薬取ってきますね」と席を立ち、一人になったときに思わずガッツポーズをしました(笑)
【大変さと支え】失敗やイレギュラーも成長の糧に。一人で抱え込まず、仲間と共に乗り越える。
中濱:やりがいについて素敵なお話をありがとうございました...私もひとりひとりに寄り添って、できることで課題を解決していくことを意識したいと思いました!逆に仕事をしていて大変なことなどありますか?
中里:そうですね、大変なこともたくさんあります...先程の支援の例はきれいに成功した例なんです。ただそんな簡単にすべての支援がうまくいくかと言われたらそうではなく。支援が成功するまでにとても時間がかかってしまうこともあります。また、失敗やイレギュラー対応も多く、特に精神障害を持つ利用者様との関わりでは感情が影響をうけやすかったりもします。
中濱:なるほど...そのようなときはどうしてるんですか?
中里:あおいとりは上司に気軽に相談報告ができる環境なので、すぐに相談しています!また、同僚にも恵まれていて励ましてくれたりと本当に助けられています。その他にも人事担当者とのメンター面談があり、そこでは話を聞いてもらうだけでなくどのようにしたら問題が解決できるか、自分に何ができるかを一緒に考えてくれるので大変なことを乗り越えつつ成長していくことができます!
【支援の心得】「横からどうも」「裁判官にならない」。利用者様ファーストで導き出す最善の答え。
中濱:だいぶ事務局員についてのイメージが湧いてきました!事務局員さんや支援員さんに共通してる考え方などはありますか?
中里:あおいとりでは「横からどうも」「裁判官にならない」といったフレーズをとても大切にしています
中濱:あ!会社説明会でもそのフレーズを聞きました!
中里:ほんとですか?今私がいる会議室にもそのフレーズが張り出されています(笑)この2つはあおいとりで働いている全員が意識していると思います。上から目線にならず、常識を押し付けない。寄り添ってみんな仲間なんだって、そう思っていただけるような支援を心がけています。その中でどのような支援がベストなのかを皆で話し合ってより良い支援を提供できるようにしています。
中濱:そういえば以前あおいとりでは2.3ヶ月に1回「支援員会議」があると聞きました。そこで意見が割れてしまった場合はどのように支援内容を決めているのでしょうか...
中里:いい質問ですね...!何かを決めるときの基準は「利用者様ファースト」です。利用者さんご自身またはご家族の意見を取り入れながら、支援員が実行可能な範囲の支援が理想的な支援です。利用者さんにとって最善であるかを基準に判断し、利用者さんの状態や特性に合う意見を採用するように心かけています。
【事務局の使命】感情に惑わされない「仕組み化」。
中濱: 以前内定者プログラムで現場のルール作り(仕組み化)も事務局の仕事だと聞きました。
中里: その通り!事務局の大きな使命は「仕組み化」です。現場の状況を事実情報に基づいて判断し、感情に惑わされずに仕組みを作っていくことが求められています。また、現場の支援員がマニュアルやルールを守っていない場合はそれを守らせることも仕事の一つです。
中濱: 支援員さんにルールを守ってもらうのは大変じゃないですか?
中里: 大変だけど、それが事務局の役割です。「指摘」することも仕事のうち。対人関係の調和も大事だけど、それ以上に「ルールを守らせる意識」が事務局員には重要です。それが結果的に、利用者様への最善の支援に繋がると考えています!
あおいとりの事務局は、現場の「一番の理解者」でありながら、冷静に「組織を導く」司令塔のような存在です。
「誰かの役に立ちたい」という気持ちと、「組織を動かすロジカルな仕事がしたい」という気持ち。その両方を叶えたいあなた、ぜひ一度あおいとりの事務局メンバーと話してみませんか?
カジュアル面談からでも大歓迎です!お気軽にご応募ください。