「上から目線」は必要ない。利用者さんと家族のように寄り添う。サービス管理者〜原口さんインタビュー〜
こんにちは!
あおいとり26年卒内定者の小坂桃香と申します。
前回の中里さんのインタビューに引き続き、現在あおいとりで働かれている方に、学生目線でインタビューした内容をご紹介します。
今回インタビューさせていただいたのは、あおいとりが運営する上尾市の「グループホームくるみ」で、サービス管理者として働く原口さん。
長年、障がいを持つ方々に寄り添ってきたベテランの方です。
利用者さんにとって第二の家となる場所をどう作り上げているのか、そしてお仕事への情熱と信念を、ざっくばらんに語っていただきました!
Q. 「くるみ」はどんなグループホームですか?原口さんはどんなお仕事をされていますか?
「くるみ」は20代後半〜幅広い年代の知的障がいを持つ方々が生活する、アットホームなグループホームです!
支援員さんからのサポートを受けながら、皆さん毎日楽しく過ごしてくれています。
私の仕事は、簡単に言うと「くるみ」のまとめ役ですね。
サービス管理責任者として、利用者さん一人ひとりに合わせたサポート計画を立てたり、日々の様子をしっかり見守ったりしています。
あとは、支援員全員が同じレベルの良い支援をできるように、マニュアルを作ったりもしています。
Q. 管理者として、特に大切にされていることは何ですか?
「横から目線」です。
上から指示するのではなく、利用者さんとも、一緒に働く仲間とも、いつも同じ目線で向き合うことを心がけています。
「くるみ」を自分の第二の家のように感じてもらえるよう、温かい雰囲気づくりにも力を入れています。
例えば、みんなで誕生日会をしたり、季節のイベントを楽しんだり。
もうすぐハロウィンなので飾りも作ってますし、クリスマスもする予定です!
あとは、ケガがないように、日々の安全対策も欠かせません。
ケガが起きてから対処するのではなく、そもそもケガをしないような施設づくりも、心がけていることの一つです。
Q. やりがいを感じるのはどんな時ですか?
あおいとりで働く以前から数えると、この仕事を始めて十数年になります。
その中で変わらずやりがいを感じるのは、やっぱり利用者さんのとびきりの笑顔や、「ありがとう」って言ってもらえた時ですね。
Q. この仕事で大変だと感じることはどんなことですか?
利用者さんが自分の想いや言葉をうまく伝えられず心に秘めている時、その気持ちをすぐに汲み取ってあげられないことですね。
そんな時は無理に聞き出すのではなく、「くっつかず離れず」を意識しています。
いつでも話を聞く準備はできているよ、という気持ちでそっと見守り、本人が話したいタイミングを待つ。
これが一番大切だと思っています。
Q. 障がい者支援の道に進んだきっかけは何ですか?
実は、私の兄弟にも障がいを持つ者がいたんです。
その時に、心ない言葉をかけられて悲しい思いをした経験があって……。それが、障がいを持つ方のお手伝いをしたいと思った一番のきっかけですね。
前職は設計の仕事をしていたので、全く違う世界に飛び込んだ形になります。
Q. 利用者さんへの支援で心がけていることは何ですか?
「自立を促すこと」です。
利用者さん自身でできることは、なるべく自分でやってもらうようにしています。
手助けが必要な時も、全部やってあげるのではなく、8~9割くらいまで手伝って、「あとは自分でやってみようか」と促して、見守るようにしていますね。
そうすることで、利用者さん自身が「できた!」という喜びを感じ、自信に繋がっていくんです。
Q. ルール作りをする上で、大切にしていることは何ですか?
「第一に利用者さんのためを思ったルール作り」です。
全員が同じ支援をすることは難しいですが、その中でもブレないように、利用者さんの気持ちになって考えることを大切にしています。
管理者としては、ルールをみんなにしっかり周知して、同じ質の支援ができるようにすることはもちろん重要です。
ただ、必要以上に厳しくしたり、上から強制するようなことはしません。
利用者さんとの適切な距離感を保ちながら、俯瞰して観察することで、本当に必要なルールを見極めるように心がけています。
そうすることで、みんなが働きやすい環境にも繋がると思っています。
Q. 休日の過ごし方を教えてください。
休日は仕事のことをほとんど考えません!
孫と遊んだり、娘と買い物に行ったりして、しっかりリフレッシュするようにしています。
仕事とプライベートのメリハリをつけることが、長く続ける秘訣ですね。
Q. あおいとりで働くことに興味がある方へのメッセージをお願いします!
「くるみ」では、利用者さんの「できる」を増やし、自分らしく生活できるようなアットホームなホームづくりを手伝ってくれる仲間を募集しています。
家事が得意な方や、利用者さんの成長を一緒に喜んでくれる方、ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか?
いかがだったでしょうか?
原口さんのお話から、利用者さん一人ひとりの気持ちに寄り添い、家族のように温かい関係を築いていることが伝わってきました。
「誰かの人生に深く関わりたい」「温かい空間を一緒に作りたい」
そんな思いを持った方は、ぜひ一度あおいとりのドアを叩いてみてください。
きっとあなたにぴったりの働き方が見つかるはずです。