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AIエンジニアインタビュー 飛び抜けたIQを持つAIのエキスパートが「日々、成長できる」と語る、株式会社Noveraの内側

鏡に映った利用者の肌や表情を分析し、その人に合った化粧品や表情についてのアドバイスなどを豪華声優陣演じるキャラクターが提案してくれる─。株式会社Noveraは、そんなユニークなスマートミラー「novera」を開発しているスタートアップ企業です。今回は「novera」の立ち上げから開発に携わったエンジニアに、Noveraで働くことの魅力を語ってもらいました。

【プロフィール】

諸冨大樹

2016年に株式会社WalkerのCOOとして入社。2017年に経済産業省より「異能ジェネレーションアワード 協力協賛企業 特別賞」を受賞する。また、JDLA認定講座の講師としてNTTを始め100名以上の生徒に教鞭をとる。2019年1月より、株式会社Noveraに入社。元MENSA会員。


◆初めて入社した会社でCOOに就任、若くしてAIのエキスパートに

─これまでのご経歴を教えてください。

もともとMENSA(※メンサ 人口上位2%の高IQを持つ者同士の交流を主目的とした非営利団体。世界40カ国に支部がある)という団体に所属していたのですが、そこで出会った方と一緒に仕事をしようという話になりまして。2016年、22歳の時にソフトウェアやAI開発を行なっている株式会社Walkerに、COOとして入社しました。

─入社した会社で、いきなりCOOを務められたんですか。

その頃は立ち上がって間もないベンチャーでしたので…。ただ、それまでにも個人でプログラミング等には触れていましたし、フロントに立ってコミュニケーションも取っていましたから、他のメンバーもよりもそういった立場に向いていたんじゃないかなと思います。そこでは主に開発業務を行なっていましたが、時には法務や助成金に関する手続きも担当するなど、色々やっていました。

また、2017年には経済産業省の「異能ジェネレーションアワード」(※情報・通信分野における、誰も思いつかないような独創的なアイデアを募集するコンテストのこと。2018年の開催には10,440件もの応募があり、その中から選考を経てノミネートされたのは僅か186件)にて、「協力協賛企業 特別賞受賞」を頂いたことがあります。それから「JDLA」(Japan Deep Learning Association)という日本初のAIに関する資格試験があるんですが、そこの認定講座の講師としてNTTをはじめ100名以上の生徒に講義をしています。2018年11月からは、オンライン講座の講師も担当するようになりました。


─AIに関するエキスパートなんですね。

ちょっとAIの話をしますと、現在「全脳アーキテクチャ」(※人工知能の研究開発を行なっている特定非営利活動法人。2030年頃を目標として、人間のように様々な知能を習得できる“汎用人工知能”の構築を目指している)では、人間の大脳とか中脳等は既に解析されていてモジュール化されているんです。でも、そこから先の段階には進めていなくて、 “人間の欲を定量的に定義できていない”のではないかなと。

─欲の定義と言いますと?

例えば「眠い」という睡眠欲を例にした場合、私たち人間は本能的にその欲を察知するわけですが、AIの場合は「脳のこの場所から信号が出ているから眠いという欲が発生している」といった具合に、定義する必要があるんです。また、「眠い」という欲の中でも、ちょっと眠いのか、我慢できないくらい眠いのかのレベルを数値化をしなくてはなりません。そういった程度の違いの判断が、AIにはまだまだ難しいので、人間の欲を定量的に定義できていないと思っています。ただ10年後には、その研究に関する論文も出てくるのではと言われているみたいですね。

講師をやっている時もそうなんですが、こんな感じで語り始めると、3時間とかすぐに経っちゃいます。(笑)

◆構想していたスマートミラーを、既にNoveraが作り始めていた

─Noveraにはいつ頃、どんな縁で参加されたのですか?

2017年8月頃、代表の遠藤と「1776」というチャレンジカップ(※社会課題を見つけ解決を模索するスタートアップを世界規模で支援している団体。ワシントンD.C.に拠点がある)で出会ったのがキッカケです。そこで遠藤がスマートミラーの話をしていたのですが、実は僕もそれを構想していた時期があったんです。「こんな商品があったら面白いだろうな」と思っていたものを遠藤が既に作っていたので、僕がゼロから作るよりも協力したほうが良いな、と。

個人的な考えですが、画像データの次は音声データに注目が集まると思っています。世界的に音声データを集め始めているという情勢もありますし、国内で日本語の音声データを集められる環境が、スマートミラーを通して作れるのではないかなと考えました。

そこからNoveraの活動に集中したいという思いが強くなり、2019年1月に入社しました。AI研究者にとって、これほど画像や音声のデータがある環境は鳥肌が立つくらいワクワクしています。

─実際に入社して見えてきた、Noveraの魅力を教えてください。

みなさん能力が高いので、その中で仕事をできるというだけで楽しいですね。例えば、先ほど話に上がった遠藤や取締役の堀江は、前職でゲームを作っていた経験を持っているので、人が熱中する仕組みを言語化できるんです。プロダクトに対してこういう視点を持つとこうなるんだと、日々間近で吸収していますし、凄く成長できている実感があります。

─現在、Noveraではどのような業務を担当されているのでしょうか。

大まかに言うと、AIに関する設計と開発がメインです。具体的には、アプリに使用するレコメンド機能の開発や、肌分析APIの設計ですね。あとは顔画像とその人の趣味嗜好を紐付けて、例えば「サッカーが好きな人は平均すると、こんな顔」といった具合に、平均化された顔を生成するといったこともしています。

◆広がり続ける、Noveraを通して挑んでいきたいチャレンジ

─Noveraのメンバーとして今後やりたいことを教えてください。

いくつかありまして…。まずは、お客様が「novera」を使うことで、化粧品を選ぶ際の具体的な指標が持てるようになったり、笑顔になれたりと、「なりたい自分に対して希望が持てる」というコンセプトが実現できるよう、仕上げていきたいと思っています。

技術的な側面で言うと、肌分析というジャンルでAIのアルゴリズムを突き詰めて、“てっぺん”を取りたいです。使って頂くみなさんが満足するような、市場で一番受け入れられるAIを作りたいですね。

─なるほど。ほかにはどんなチャレンジを?

AI開発は、既に世の中にあるライブラリを使っていくのですが、それ自体にデータを収集する機能がなかったり、サービスをロンチさせる機能が不足していたりと、個人的に色々な課題を感じていまして。なので、AIの学習からサービスの開発まで、一貫したライブラリを作ってみたいというのがあります。

あとは肌分析のAIを作る上で、論文を書きたいです。今後は肌に特化した新しい学習モデルなどが生まれると思うので、そこをアカデミックな側面で提供したいと考えています。これまで、「こんな顔の人は、こういうのが好きっぽい」なんてイメージで語られていたことを定量的に落とし込めれば、面白い論文に仕上がるのではと思っています。

─今後ますます、AIに注目が集まりそうですね。ありがとうございました

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