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ヴォレアス北海道/池田様インタビュー 〜キャッシュレスを導入することで、データに裏付けされたファンサービスを実施し、Nudgeカードをファンに活用いただくことで地域を活性化〜

ナッジ株式会社 採用担当です。

当社は、スマートフォンを利用した次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を発行するフィンテックスタートアップです。今回は、ナッジの仕事について知って頂くために、ナッジのお客様へのインタビューをご紹介します。

Nudgeカードのクラブオーナーである、「ヴォレアス北海道」設立者の池田憲士郎(いけだけんしろう)様に、スポーツチーム運営にいち早くキャッシュレス決済を導入した理由や、今後Nudgeを使って実現したいチームとファンの関係、そして地域経済の発展に対する思いについてもお伺いしました。

そして、池田様が考える「スポーツチームのDX推進に必要となる顧客データ活用」とはどのようなものなのでしょうか。

「チームとファンが互いに影響し合うことで、誰も想像できなかった未来を創造できる」という想いをもち、「経済を良くする環境活動」と「環境を良くする経済活動」の両立を目指し活動されているヴォレアス北海道様。その魅力に迫りました。

インタビュイーのご紹介

ー  本日はお時間いただきありがとうございます。池田様の自己紹介と、ヴォレアス北海道様のクラブ概要について教えてください。

はじめまして。株式会社VOREAS代表の池田と申します。
2014年に生まれ育った旭川にUターンした際、地方衰退を肌で感じたことを期に、2016年にプロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」を設立(翌年VOREASを創業)しました。

「未だ見ぬ熱狂と誇りの共創」をミッションにライブエンタメ事業(スポーツ)、環境事業、飲食事業などボーダレスに事業を展開しています。エンターテイメントを重視したホームゲームの演出や斬新なチーム運営にこだわり、ファンの皆様に支持されるチームを目指しています。

クラブのご紹介

ヴォレアス北海道」クラブ

  • 「北海道旭川市を本拠地とする男子プロバレーボールチーム」のクラブです。
  • ご利用金額に応じて、ヴォレアス北海道HOMEGAMEチケット100%OFFクーポンが受け取れるほか、クラブオリジナルデザインクレジットカードが購入できます。

Nudgeの魅力とは

Nudge導入のきっかけ、決め手は?

ー  池田様が、Nudge導入を検討したきっかけ、決め手はなんでしょうか?

都内で開催されたスタートアップ界隈の社長同士の会合で、Nudgeをご紹介いただいたのがきっかけです。
ヴォレアスは、おそらく全スポーツチームの中で、日本一早く完全キャッシュレスを導入したチームだと思います。
オリジナルクレジットカードについては2017年の会社設立当初から探していたのですが、小ロットから発行できるサービスがなく、また弊社への還元の仕組みもサービス導入初期のみで、持続可能性がないのが問題でした。

また、クレジットカードであれば大手ブランド(VISAやMasterCard)と提携したいと思っていたのですが、なかなか機会が無くて、半ば諦めていたんです。
そんな中、冒頭お話した通りNudgeをご紹介頂き、すぐに導入したという経緯ですね。

導入の決め手は、お客様とのタッチポイントが増えることと、お客様がカードを使って下さるたびにチームが支援される仕組みが画期的だと感じたことです。

これまで検討したオリジナルカードは、カードを発行した時にだけ報酬が入る仕組みで、それだと「カードを作ること」自体が目的化していまい、永続性がないなと感じていました。

Nudgeサービスの魅力・共感している点

ー  クラブ会員が普段の買い物を通じてクラブオーナーの活動を支援できるのがNudgeの特徴ですが、池田様が考えるNudgeの魅力や共感している点があれば教えてください。

まず、他のクレジットより申し込み時の入力項目が少なく、アプリをダウンロードして指示に沿って進むだけで手続きが完了する手軽さですね。

私たちは早くからキャッシュレスを導入していますが、旭川は地域的にまだまだアナログの地方なので、ファーストクレジットカードとしての需要は高いと思います。
「クレジットカードは怖い」という方も多いので、使った分だけ自分で返済するNudgeカードのシステムは、受け入れて頂き易いです。

あと、利用金額に応じ特典がステップアップしていく仕組みも、お客様がゲーム感覚で利用して頂けること。
また私たちサイドも、お客様の動きを見ながら特典を自由に組み替えられることも非常にいいなと思います。

チームの収入という意味では、興行収入だけでは限界がある中で、クラブチームの商圏以外でのお客様の買い物が「応援」という形でチームに還元され、非常にありがたいです。

ー  ヴォレアス北海道のファン層は年齢的にはどのような方が多いですか。

ファンは7割が女性で、30代から50代の主婦層がメインです。この層はやはり現金比率が高く、クレジットカードの普及はまだこれからといった感じです。
最近は、学生や20代のファンも増えているので、ファーストカードとしてNudgeを知ってもらうことで、若い層のファンを更に増やして行くことも狙っています。

Nudgeの活用方法

ー  Nudgeは若者のファーストカードとして相性がよく、若い世代のヴォレアスファンを増やすのにお役に立てるのではと思います。では、Nudgeカードを現状どのように活用されているのかお聞かせください。

まず、会場内が全てキャッシュレスですから、決済方法としてはクレジットカードか、地元のドラッグストアと提携している「EZOCAカード」のいずれかで対応頂くことになります。
会場でNudgeカードを使って頂くことも多いため、会場内で使える特典を今後考えていきたいですね。
今後、飲食店をオープンする予定なので、キャッシュレスで省人化を図ることと合わせ、Nudgeの利用でクーポンを発行するなども考えられます。

ー  ここまでキャッシュレスを徹底されたのはどのような理由があるのでしょうか。

大きく2つあります。まず、地方はキャッシュレス導入が遅れがちで、大都市圏に比べ経済が取り残される課題があるなと思った点です。まず私たちが先行してやっていくことには大きな意味がありました。

もう一つは、顧客データが可視化できることです。
私たちは、キャッシュレスだけでなく、電子チケット比率98%とかなり多くのお客様に電子取引をご利用いただいています。
ファンクラブ・Eコマース・チケット・配信など、お客様は全て同一アカウントでログインされますので、消費動向がしっかり把握でき、これらデータを元にファンに喜ばれるサービスは何かと考え、日々改善を続けています。

Nudgeカードをご利用頂くことで、私たちには支援のお金と顧客データの、2つの資産が日々増えていく仕組みを構築することができました。

クラブ会員の方々からの反響は?

ー  ファンからの支援を受け取るだけでなく、そのデータを活用し更にサービス向上に繋げるスキーム、大変参考になります。では実際にクラブに入会された方々からの反響はどうですか。

元々クレジットカードを持っていなかった人からは、すごく使いやすくて、使い方も安心だねという声を頂きます。
普段、現金で支払いをしていたものをカードを利用するだけで、チームの支援にも繋がるし、チケットも無料で貰えるので自分で使うだけでなく、友達を誘って見に行くときにもチケットを渡しやすいという反応もありますね。しかもヴォレアスは全て電子チケットなのでLINEで送ることができ、ユーザーの満足度は高いです。
また、既にクレジットカードを持っている人からは、高額決済を行う従来のクレジットカードと、電子マネーの中間ポジションとして、普段のちょっとした買い物に便利だと聞きます。私も結構使っていますが、とても使い易いと感じますね。
旭川には結構コンビニが多く、ATMでの返済も特に不便なく対応できます。

このような便利な Nudgeカードなので、より多くの方に知っていただくようにプロモーションしなきゃなと感じていますし、ユーザーに対して魅力的な特典が用意できれば、ファンとのコミュニケーションがより充実するのではと思います。

Nudgeの課題とは

ー  Nudgeと提携していての課題や、ユーザー側から見た課題について感じていることや、これから期待したいことがあれば教えてください。

ファンの方がNudgeに申し込んで、10万円上限と思っていたら3万円上限になり残念がっていた方がいらっしゃいました。なぜ?と聞かれましたが、審査の結果としか言えず、なんとも回答に困った経験があります。

もちろん初めは仕方ないかもしれませんが、しっかり返済していたら枠を5万円や10万円に増やしていただくようなシステムがあるといいですね。

プロモーションという意味では、もっとしっかりNudgeの広告を打つ必要があるとは理解していますが、ホームゲームの宣伝やチケット販売など他に優先すべき事項が多く、どうしても後手に回ってしまいます。
Nudgeカードを知ってもらえれば入会して頂けるんだろうなとか、もっとやれるのにと、はがゆさを感じるのも事実です。
プロモーションの点では、Nudgeさん側でもぜひ強力にサポート頂けると嬉しいです。

ー  与信枠アップに関しては、返済履歴をNudgeが確認し、しっかり返済されているのであれば上限枠が上がる仕組みをとっています。プロモーション強化の件、弊社にて検討いたします!

上限が見直されるのであれば、ユーザーもしっかりついてきてくれますね。安心しました。

今後の展望

ー  最後に、今後Nudgeを使って実現していきたいことをお聞かせください。

飲食店を作った理由はアリーナ以外でのファンとの接点を増やしたいからで、コミュニケーションの量をどう高めていくかが課題です。その課題を解決するためには、Nudgeカードは非常に有効で、ユーザーの方には飲食での割引特典を用意したりカードの利用金額に応じてステップアップさせたりと、スポーツチームと飲食とが双方向でいい影響を与えるような仕組み創りを行います。

また、チームのスポンサーさんのお店で使える特典を用意することで、更に地域経済全体への好影響が生まれるのではと思います。チーム関係者だけではなく、地域全体でNudgeカードを使っていくような応援文化が生まれることを期待したいですね。

ー  池田様、貴重なお話、誠にありがとうございました。本日頂いたNudgeへのご期待も踏まえ、Nudgeでは更なるサービス向上・認知拡大に努め、ヴォレアス北海道様の活動を全力でサポートしたい所存です。今後ともよろしくお願いします。

Nudgeとは

Nudgeは、利用金額に応じて応援している「クラブ」の特典がもらえるカードです。
スマートフォンアプリと連携し、普段の支払いに「応援」と「特典」という楽しさが伴う新しい金融体験を提供しています。
カード決済分はATMから好きなタイミングで返済OK。AIなどを用いた独自審査を行い、柔軟にクレジットカードの発行が可能。学生やアルバイト、フリーランスの方はもちろん、クレジットカードデビューにも安心なカードです。

クラブオーナー「ヴォレアス北海道」様について

ヴォレアス北海道クラブ様は、2016年10月に北海道旭川市にて発足した日本初のプロバレーボールチームで、国内最高峰のバレーボールリーグ「V.LEAGUE」に2017/18シーズンより参戦。
チームスローガンは、“Children of The Revolution.”「革命の子ら」。 このコトバに、未来のバレーボール界の革命児でありたいという意志と姿勢を込めて、トップチームを目指し日々活動されています。

2021-22シーズンはV.LEAGUE DIVISION2(2部)リーグで27勝1敗の過去最高成績を残しV2初優勝。昨シーズンまでに果たせなかったV1昇格を新たに誓い、勢いを増した新チームがV2をリードしています。

運営会社の株式会社VOREAS様では、チーム運営にいち早くキャッシュレスを導入したり、環境に配慮した経済活動を実施するなど、バレーボール界のみならずスポーツビジネス界からも注目を集めているのが特徴です。

ー おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
インタビューさせて頂いたヴォレアス北海道様では、利用金額に応じてさまざまな特典がもらえる「ヴォレアス北海道」クラブを開設・運営頂いています。

このクラブを使い、データ活用によるファンサービス向上と地域経済の発展に挑戦する池田様の取り組み、参考になりましたでしょうか。

ナッジは、さまざまなクラブオーナー様と一緒に、「未来の金融体験を創る」会社です。
少しでもナッジにご関心あれば、お気軽に連絡くださいね!

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