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ChatGPTを使って「みんなのウェディング AIアドバイザーα版」をリリースしました!

最近のニュースを賑わせ、トレンド入りも果たしているキーワードと言えば「ChatGPT」ですよね。まるで、人間と対話しているかのような自然なチャットのラリーから、必用な情報を返してくれるAIチャットボットです。

今回弊社では、みんなのウェディング AIアドバイザーα版 を試験リリースしました。


今日は、このリリースの経緯や、その仕様、今後の展望について開発本部の田淵さん(写真左)とマーケティング・オペレーション部の杉本さん(写真右)に話を伺いました!


AIアドバイザーα版とは?

田淵さん:グループ会社であるくふうカンパニーでもAIに注力していくことを決定し、エンジニア主導で今年の1月から構想を練っていました。

エニマリで運営するサービスやツール機能の中で、どこから導入するのがよいか考えた際に、思い当たったのが「みんなのウェディング」の中でユーザーからの問い合わせに応対しているLINEの相談機能でした。

杉本さん:従来の対応は、ユーザーからLINEで結婚式準備に対するお悩みや相談が寄せられ、相談事業部のアドバイザーがそれらの相談に対して、回答を一つひとつ確認したり調べたりして返信を行うという運用をしてきました。

しかし、アドバイザーが対応に追われている時や稼働していない時、またユーザーが急いでいる際などは、対応時間を要してしまうことは避けられませんでした。


田淵さん:そこで、ある程度の相談はAIアドバイザーで自動化し、AIアドバイザーで解決しきれない相談や提案・予約を相談アドバイザーへ繋げられるようにすることを検討しています。

AIアドバイザーなら24時間対応できるので、社員が非稼働の時間帯もカバーできるメリットもありますし、ユーザーをお待たせする時間も削減できると思います。

また、実際に「みんなのウェディング」の中で掲載している式場のデータベースを活用して、AIアドバイザーが提案していくことも見据えています。


AIアドバイザーのチューニングポイント

ーー どんな指示をしてAIに学習させたのですか?ポイントなど教えてください!


田淵さん:指示したポイントは、大まかに3点です。

  • 結婚式のアドバイザーとしてロールプレイングしてくださいと指示
  • 実際のアドバイザーのような、丁寧な回答を指示
  • 結婚式の段取り、金額、式場選び、ドレス選びなど、それぞれに対応


プロンプト※にアドバイザーの役割を持たせて試験版をリリースしました。その後、社員にLINEのお友達登録をしてもらい、実際にユーザーから来そうな問い合わせをしてもらっています。(※AIに目的に沿った応答を生成させるための命令のこと)

例えば、「神奈川県で、予算は200万円で、人数は50人、チャペルのある式場を探しています」という問い合わせに対して、AIアドバイザーが、実際の相談アドバイザーに近い情報で返していけるようなチューニングを行ったりしています。


ーー 私も同様の質問を試みたのですが、マッチしそうな式場を3つピックアップして返信してもらいました!少ない条件でも、きちんと返信がくることが嬉しかったです!

あと、田淵さんの仰っていた、ドレスのチューニングの例もなるほど!と思ったので、そちらもぜひ教えて下さい!


田淵さん:花嫁が着るドレスについて、問い合わせを想定した具体例ですね。

まず、似合うドレスの提案を受けるために、体型の悩みやイメージを問い合わせますよね。例えば「私は身長○○cmですが、自分に似合うおすすめのドレスを教えて下さい。」という風にお問い合わせがきます。それに対して、おすすめのドレスやブランド名を回答してくれるというのが通常の相談アドバイザーとのLINEのやり取りです。

これに対して、初めはAIアドバイザーがゲストが着るワンピースのようなものや、ファストファッションのワンピースを「ドレス」として回答していました。

これではユーザーが求める回答とはズレてしまっているので、ドレスの価格帯として最低金額や新婦が着るドレスの条件を増やしてチューニングを繰り返したところ、期待していたドレスのブランド名やドレスが表示されるようになったりとか・・・細かい調整を都度行っています!

あとは、多種多様な問い合わせに応じるためには、精度をあげるためのチューニングが必要なので多くのケースを試す必要があります。社内の全体会やslack上でも「社員のみなさんに使ってほしい」と呼び掛けています(笑)


AIサービスのアイデアを社内で募集中!とにかくスピードが大切。

田淵さん:あとは、相談事業部のAIアドバイザーのようなAI機能以外に、「みんなのウェディング」上で、ユーザー体験を改善できそうなものはもちろん、業務改善に役立ちそうなケースの導入についても検討中です。

現在は、下記ような視点でAIサービスアイデア帳なるシートを社内に展開しました。

  • ユーザーが便利になりそうなところ
  • 体験が変わること
  • 日頃の業務でAI導入したほうがよさそうなところ
  • 式場さまの業務効率に繋がりそうなポイント


ユーザーと直接的に対話するチャットボットの導入は、くふうカンパニーのグループ内では最初(ファーストペンギン)です。

AI導入は、とにかくスピードを上げてブラッシュアップしていきたいと考えており、通常の開発を気に掛けつつも優先度を上げて着手していく予定です!


ーー 引き続き、便利になっていくのが楽しみです。ぜひ、みなさまも、ご理解の上お試しいただけると嬉しいです。ありがとうございました!

ぜひ、話しかけてください♪ >> https://page.line.me/270ptlrx

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