ーー さっそくですが、自己紹介をお願いします。

自身の結婚をはじめ、結婚式に参列する機会が増えた時期に「ナシ婚」などの業界課題が多くあることを知り、解決をしたいという思いで入社しました。2018年2月入社　相談事業本部 部長 / 竹中さん（写真中央）

新規部署の立ち上げの経緯

ーー それでは、さっそくですが新規部署の立ち上げの経緯を教えてください。

エニマリ社としては、これまで「 any place, any plan. anymarry. 」を掲げて、結婚領域においてメディア×サービスという事業体でシナジーを生む運営を目指してきました。

例えば、競合メディアでは、結婚式場への送客を目的としたコンテンツ作りがメインでしたが、「みんなのウェディング」は、結婚式場の口コミや費用明細といったCGM（消費者生成メディア）でした。去年は更に、様々な結婚式の事例をユーザー投稿と取材投稿などを組み合わせたコンテンツから探せる「みんなのウェディングストーリー」をリリースするなど、ユーザーファーストに徹したコンテンツを通じて結婚式のカタチを増やすことに注力してきました。

ウェディングプロデュースサービスも、会費婚をはじめ、フォトウェディング、コロナを機にリリースしたふたりのおひろめなど、メディアと同様に結婚を祝う新しいカタチを提案してきました。

そんな中で、メディア×サービスの間に立ち、結婚を祝うカタチを検討しているカップルのお悩みにしっかりと向き合い、解決する相談サービスが必要ではないか？と考えました。相談サービスという3つ目のサービスを浸透させることで、今持っている強みをより進化させようというのが今回の新規部署を立ち上げた理由です。

ーー 相談サービスのビジョンを教えてください。

結婚を祝うカタチは様々あると思います。王道である結婚式場での挙式披露宴だけではなく、挙式だけを行い愛を誓いあうこと、フォトウェディングで結婚の記念を残すこと、ふたりだけで結婚を祝うディナーをすること、アウトドアで気軽にパーティをすることなど、相談をいただくことで様々な結婚式のカタチを提供して結婚を祝うことを増やしていくことが重要だと考えています。

更には、他社では叶えづらいニッチな要望やカップルの自分達らしい結婚式のあり方に向き合うことで、自社のエニマリサービスの事例も増えていくと想定しています。結婚を祝うカタチを増やしていくことが、多様な実例を生み出し、それがマーケットの活性化や、ウェディング業界を変えていくことにもなると想像しています。

ーー 他社との差別化ポイントはどこですか？

結婚式場の相談サービスは世の中にたくさんあります。カップルのご希望のイメージをもとに、設備がイメージにあうかどうかを軸にした結婚式場の提案をするケースが多いのではないでしょうか。

会社の事業である以上、売上や利益を生み出すことが求められます。ただ、そこに視点が寄ってしまうと、ユーザーに紹介することで売上に繋がりやすい結婚式場を中心とした提案になってしまうのではないかと考えています。

弊社の相談サービスにおいても、もちろん事業として成り立たせる必要はありますが、あくまでおふたりを中心に据えて、その周りを囲む選択肢の一つが結婚式場である状態を作り出したいと考えています。

カップルの中には、相談サービスにいくと「営業されそう」などの不安を持たれている方もいると聞いています。

そんな不安を払拭するためにも、気軽に相談でき、様々なカタチの中から自分たちが本当に叶えたいと思う結婚を祝うカタチを見つけてもらいたいです。

ーー 今までの相談デスクとの相談サービスの違いはどんなところですか？

相談デスクは、ユーザーが叶えたい結婚式に関する相談をLINEや来店にて伺い、ご要望に合う結婚式場やドレス探しとその見学予約代行などを行ってきました。

これまでの相談デスクのアドバイザーは、既に理想に近いかたちで相談対応をしてくれていました。

まだまだ従来の相談提案になってしまっている改善ポイントはありますが、結婚式場以外にもドレスやフォトウェディングの相談を受け、さらには結婚式準備中の些細な相談にも対応しています。

売上に直接的に関係しないとしても、相談をしてくださった方にとことん向き合い、顧客満足度を追い求める姿勢があります。これは回り回って、みんなのウェディングの信頼に繋がると考えています。

ーー その対応は、自分がユーザーだったら「感謝」に尽きると思います！

そうですよね。既にアドバイザーが取り組んできてくれたことを更にグロースさせ、より多くのみなさんに届けしていきたいと考えています。

また同じ想いで相談対応してくれるメンバーがもっといてくれれば、よりカップルをサポートできることが増えるのでは？と考えています。

ーー 他には、どんな相談を想定していますか？

プロポーズ～結婚式場探しなどの結婚を祝うスタイルを検討する時期を「第一お悩み期」とすると、これまではその相談対応をメインで行ってきました。

演出やペーパーアイテム、会場コーディネートなど、結婚式の具体的な中身を検討する時期を「第二お悩み期」とすると、今後はその時期のお悩み相談も受けていきたいと考えています。

SNSなどで演出などの情報を収集することはカップルにとっても大変なこと。そのサポートも積極的に行っていきたいと考えています。

立ち上げメンバーの中尾さん

ーー たしかに、結婚式準備の後半はとても慌ただしいそうなユーザーさんを、よくSNSでも見かけます。誰かに相談したいというニーズは高いのではないでしょうか。具体的にどんな風に提案をするのですか？

例えば、ドレス探しの相談を受けた際の新しい提案方法も検討しています。

せっかく気に入ったのに、1点物のドレスでどのショップに取り扱いがあるのか分からなかったり、そもそもドレスのブランドや品番が分からないという問合せも多く、ドレスの写真を送っていただいてアドバイザーが調べたり、それに近いドレスを手配できるショップを提案するケースが多いです。

そういった相談スタイルがユーザーニーズであると考え、相談を受ける段階から気になっているドレス写真を送っていただき、そこに予算感などを考慮して最適なドレス手配をサポートできればと考えています。

ーー なるほど。どんなドレスに惹かれているのかをあらかじめ伺った上で、アドバイザーが選択肢を増やしてあげるということですね。

それに加えて、結婚を祝うスタイルを検討する前のコンセプトメイキングもお手伝いできたらと考えています。

自分達のやりたいことやテーマ・軸が決まらないうちに、なんとなく結婚式場を探し始めてしまうカップルが多いのではないかと考えています。それが結婚を祝うスタイル探しや成約後の演出検討などで迷ってしまい、納得のいく判断ができなくなってしまう原因に繋がっているのではと思います。

従って、自分たちが実現したい結婚を祝うスタイルのコンセプトを一緒に作るところからサポートしていけたら、スムーズに自信を持って準備もできると考えています。

ーー 抽象的なイメージを整理しカタチにしていくことは、難しいですよね。それを一緒に引き出すことからサポートしようと考えているのですね。

はい。簡単なことではないと思っています。だからこそ実現することでカップルのサポートに繋がることと考えます。

また近い将来、プロのアドバイザーと卒花（※）さんとで、ユーザーの問合せを全力でサポートする体制を作りたいとも考えています。実体験を基に、アドバイスできるような体制をつくることができれば、カップルの安心感も高まり、もっと理想とする結婚式ができるようになると思います。

※：卒花…結婚式を挙げ終えた花嫁・花婿さんのこと

ーー 実際のチームの雰囲気や、想像するやりがいを教えてください。

現在は5名という小さな部署です。リモートワークがメインですが、オンラインでも密にコミュニケーションを取りやすいチームだと思います。

ブライダル関連の経験者はそのうち4名で、未経験だからこそ出てくる発想も多いと思っているので、結婚式を挙げた卒花さんも積極的にご自身の体験を活かせる場だと思います。

何より、立ち上げて間もない小規模な部署だからこそ、裁量権を持って業務に取り組んでもらえますし、立ち上げメンバーとして将来的にチームを率いる存在として活躍していただけると思います。

従来の相談サービスを変えるために様々なことにトライしていきたいと考えていますので、ゼロイチでの事業立ち上げ体験ができると思います。今後拠点も拡大していきたいと考えていますし、様々なトライを通してご自身の成長に繋げてもらえる機会は必ずあります。

ーー 改めて、弊社の強みとはどんなところでしょうか？

「みんなのウェディング」には、年間で約30,000件の口コミが投稿されます。そういった口コミの情報や費用明細、そしてみんなのウェディングストーリーにある事例コンテンツなど、圧倒的な量のリアルな情報を活用した提案が可能となります。それも弊社の相談サービスの強みになると思います。

ーー では、最後に改めて相談サービスで働くことに興味をもってくださった方へ、ウェルカムメッセージをお願いします！

一言でいうと、ユーザーファーストでやって行きたいと考えています。今回の取り組みをきっかけに、もっと業界をよくしていきたいという想いもあり、社会への影響も大きいプロジェクトになってくると思います！

立ち上げメンバーが将来的に将来的にチームを率いる存在となります。一緒に新しいことにトライしていきましょう！

エニマリでは、一緒に働くメンバーを募集中です！