2026年8月5日に親会社である株式会社アバントグループから公表されたIR情報などをもとに、株式会社ディーバの現在地と、これから目指す方向性をお伝えします。
はじめに
2026年6月期(FY26)、私たちディーバ(連結決算開示事業)は、おかげさまで前年に引き続き、大きな成長を実現することができました。
単年の数字だけを見ると、「営業利益率30%超」という結果が、最もインパクトのある数字かもしれません。しかし、これはこの1年の努力だけで実現したものではありません。
1997年の創業以来、四半世紀以上にわたり、約1,300社のお客様に提供してきた連結会計システム「DivaSystem」を中心とする自社プロダクトサービス。そして、約15年かけてゼロから立ち上げ、現在では約350社のお客様にご利用いただくまでに成長したBPOサービス。
日本企業の開示が連結中心へと大きく転換した2000年前後から、上場企業を中心とするお客様の連結決算・開示業務に対し、私たちは業界のパイオニアとして、一年一年、事業を積み重ねてきました。
グループ経営に真摯に取り組む、私たちのお客様が抱える課題は、年4回の決算・開示業務を滞りなく遂行することだけに留まりません。財務会計によって見えてきた数字をもとに、いかに自社の経営をより良くしていくか。その先にも、さまざまな課題が存在しています。
私たちも、業務システムの提供や決算実務の遂行支援に留まらず、業務の標準化による生産性向上や、新たなサービスの創出など、小さな改善と挑戦を積み重ねてきました。
今回の成長の背景には、何よりもお客様自身がさらなる成長を追求され、その結果として、私たちが向き合う市場そのものが伸び続けていることがあります。
その環境の中で、市場の成長以上の価値をお返しできるよう、社員一人ひとりが力を合わせ、改善と挑戦を重ねてきました。その積み重ねが、今回の数字につながったと考えています。
成長する市場、成長する環境の中で、私たち自身も成長に挑戦できる。
そのことへの感謝を忘れず、次の1年(FY27)も、お客様の期待に応えられるよう努力してまいります。
以下、2026年6月期の業績を起点に、ディーバがこれまで何を積み重ね、現在どこにいて、そしてこれからどこへ向かおうとしているのか。ぜひ、ご覧ください。
2026年6月期 ディーバの業績
まず、足元の数字からご紹介します。
数字は以下の親会社アバントグループのIRページにて開示されている情報を参照しています。
IR情報 | 株式会社アバントグループ
https://assets.st-note.com/img/1787625408-MC8TP0uxJSZ5vUADpa9KOLG2.png
親会社である株式会社アバントグループが2026年8月5日に公表したIR情報によると、2026年6月期の連結決算開示事業(ディーバ)の業績は以下の通りとなりました。
売上高:96.48億円(前年比+16.2%)
営業利益:29.23億円(前年比+45.7%)
営業利益率:30.3%
※2026年8月5日開示資料より
売上成長の背景には、2026年6月期からの一部保守サービスの商流変更に加え、アウトソーシングビジネス(BPOサービス事業)が引き続き成長したことがあります。
収益面では、事業成長に伴うコスト増がありながらも、生産性の向上や、ソフトウエアビジネス(自社プロダクト事業)におけるクラウド移行の推進などが利益率向上に寄与しました。
その結果、売上高の伸びを大きく上回る営業利益の成長を実現しています。
3年間でどれだけ成長したのか
あわせて3年単位での成長実績も共有いたします。弊社を含めたアバントグループは、2022年10月に大きな事業再編を行っており、現ディーバの組織体制は約4年前に組成されました。現在の体制となってから、各部門が事業成長と生産性向上の双方に取り組んできた積み重ねが、数字にも表れています。
◆3年間の推移◆
売上高 CAGR:11.8%
営業利益 CAGR:22.6%
営業利益率:23.0% → 30.3%
この、2023年6月期との3年単位で比較すると、売上高は69.02億円から96.48億円と、3年間のCAGR(年平均成長率)は11.8%となりました。
また、同じ比較を営業利益で見ますと、15.86億円から29.23億円となり、同CAGRは22.6%となりました。営業利益率に関しても、23.0%から30.3%と、7.3ポイント上昇となりました。
事業成長を継続すると共に、収益性・生産性の面での向上を同時に進めてこられたことに、一定の手応えを感じる年度となりました。
ディーバの強み
続いて、ディーバの強みや特徴を簡単に紹介いたします。
①長年積み上げたプロダクト
②強固な顧客基盤
③プロダクト×BPOという事業モデル
私たちディーバの原点は、冒頭でもお伝えしたように、何よりも連結会計システム「DivaSystem」を1997年の創業時から四半世紀以上にわたって提供し続けてきたことです。連結決算制度の始まりと共に進化をし続け、直近15年間はシェアNo.1を認定いただいています。
富士キメラ総研の調査レポートによると、2025年度実績における連結会計管理ソフト市場のシェアは、パッケージ市場で44.7%、SaaS市場で55.6%を占めています。
https://www.diva.co.jp/news/20260824
また、アバントグループ全体の中での立ち位置として定義されているセグメント情報は、以下のようになっています。
「連結決算開示事業」
連結経営支援及び連結会計向け自社パッケージソフトであるDivaSystemの開発と保守を行う他、これを利用した連結決算・単体決算のアウトソーシングを提供することで、企業の情報開示を通じた価値創造を支援しています。当社グループにおける位置づけとしては、ソフトウエアビジネスとアウトソーシングビジネスを融合させたビジネスモデルの確立を目指しています。
2026年6月期で開示された情報でも以下のように触れてもらっていますが、こうした事業モデルの確立と収益性の向上は、ディーバ単体の成長だけではなく、アバントグループ全体の成長を支える一つの基盤にもなりつつあります。
2026年8月5日開示資料から抜粋
(※1) BPaaS:Business Process as a Serviceの略称
今後の方向性
今後のディーバの方向性にも触れさせてください。
方向性を理解いただく上で、よく採用活動で使わせていただいているキーワードは、「つくる(自社プロダクト事業)」と「つかう(BPOサービス事業)」の組み合わせです。
約29年のソフトウエアサービスの提供を通じて深めてきた、上場企業のCFO経理部門を中心としたお客様との継続的関係をこれからも維持向上させ続ける。
そして、さらにBPOサービスや会計コンサルティングサービスなどを通じて提供する、連結決算・開示業務支援から得られる知見を、さらにソフトウエア製品やサービスへと還元していく。
自分たちでソフトウエアを「つくり」、そのソフトウエアを実際の連結決算・開示業務で「つかう」。そこで得られた知見や課題を、再びプロダクトやサービスへ還元する。
この「つくる」と「つかう」の循環を、自社の中で継続的に回せることが、ディーバの事業モデルの大きな特徴です。
◆Mission◆
企業価値向上に役立つ連結決算開示を普及させる
◆Vision◆
グループ経営を支えるソフトウエアのデファクトスタンダードに
戦略マテリアリティ:
BPOにより得た知見を、ソフトウエアとしてお客様へ還元する
ディーバは、上記のMission、Vision、戦略マテリアリティをもとに、引き続きソフトウエアのSaaS転換を加速させ、さらなる売上成長を実現していきます。BPOサービスの生産性と付加価値をさらに高め、プロダクトと業務をより深く融合させていきます。
そして、お客様の連結決算・開示業務を支えるだけに留まらず、そこで蓄積した経営情報や専門性を、お客様の企業価値向上へつなげていく。このような方向性でこの先も進化し続けていきたいと思います。
おわりに
ディーバがこの先も進化し続けるためには、これまでと同じことを続けているだけでは足りません。
これまで積み上げてきたものを大切にしながら、新しいテクノロジー、新しいサービス、新しい仕事のやり方を取り入れ、事業そのものを進化させていく必要があります。
そのためには、既存のメンバーの努力や成長に加え、これまで以上に多様な専門性や経験を持つ、新しい仲間の力が必要です。
新しいプロダクトをつくる人。
お客様の業務そのものを変えていく人。
会計や経営管理の専門性を磨き続ける人。
テクノロジーを使って、これまで人が担ってきた仕事を変えていく人。
既存の事業や組織の枠を越えて、新しい価値をつくろうとする人。
これまでの成長や実績に誇りを持ちながらも、そこに留まることなく、この先もお客様の期待に応え続けられる会社でありたい。
そのために、私たちディーバはこれからも謙虚に学び、挑戦し、成長していきます。