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JavaScript 配列の「filter() 」メソッド☺️

こんにちは! 株式会社アルシエで教育に関するサポートをしている岸本です。

今回は「filter() メソッド」についてお伝えしていきます。

filter() メソッドは、特定の条件にマッチする要素を抽出し、それらを新しい配列として返すJavaScriptの配列メソッドです。

filter()の構文

array.filter(callback(element[, index[, array]])[, thisArg])

このメソッドには以下の要素があります。

⚫️array : フィルタリングする対象の配列

⚫️callback : 配列内の各要素に対して実行される関数。

この関数はelementindex(オプション)、およびarray(オプション)の 3 つの引数を取ります。

⚫️thisArg(オプション): コールバック関数を実行する際に使用する値。

このように、filter() メソッドは指定されたコールバック関数に基づいて要素をフィルタリングし、、新しい配列を作成いたします。

使用例

例のコード​では、filter() メソッドを使用して整数配列から偶数の要素を抽出する方法です。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];

const evenNumbers = numbers.filter((element) => {
return element % 2 === 0;
});

console.log(evenNumbers); // [2, 4]

1 numbers という配列が定義しています。

2 filter() メソッドが使われていて、新しい配列evenNumbersが作成されます。

この配列は、元のnumbers配列から特定の条件を満たす要素だけを含みます。

3 コールバック関数は (element) => { return element % 2 === 0; } です。

この関数は、各要素が条件 element % 2 === 0 を満たすかどうかをチェックします。

この条件は、要素が偶数であるかどうかを確認します。

4 最後に、console.log(evenNumbers);によって、evenNumbers配列がコンソールに表示されます。

実際の使用例

データフィルタリング

特定の基準に合致するデータを抽出できます。

例えば、ある価格帯内の商品を抽出する場合、商品の価格がその価格帯に該当するかどうかを基準としてfilter() を使用します。

const products = [
{ name: 'Product A', price: 25 },
{ name: 'Product B', price: 30 },
{ name: 'Product C', price: 15 },
// ...
];

const filteredProducts = products.filter((product) => product.price >= 20 && product.price <= 30);

不要な要素の削除

配列から特定の条件に合致しない要素を削除する際に filter() を使用できます。

例えば、空の文字列や null 値を含む要素を取り除くことができます。

const data = [1, null, 2, '', 3, undefined, 4];

const filteredData = data.filter((item) => item !== null && item !== undefined && item !== '');

配列のクリーンアップ

配列から空の値や不要な要素を取り除くために filter() を使用できます。

これは、データの前処理やクリーニングに役立ちます。

const values = [10, 0, 5, null, '', 20, undefined];

const cleanedValues = values.filter((value) => value !== null && value !== undefined && value !== '');

filter()製品の配列に使用

この例は filter() メソッドを使用して、指定された条件(価格が 30 未満)を満たす商品の配列を作成しています。

const products = [
{
id: 1,
name: 'item 1',
price: 29.99,
description: "Product 1",
category: "Electronics"
},
{
id: 2,
name: 'item 2',
price: 19.95,
description: "Product 2",
category: "Clothing"
},
{
id: 3,
name: 'item 3',
price: 49.99,
description: "Product 3",
category: "Home Decor"
},
{
id: 4,
name: 'item 4',
price: 9.99,
description: "Product 4",
category: "Kitchen"
}
];

const affordableProducts = products.filter((product) => {
return product.price < 30;
});

console.log(affordableProducts);

1 products配列ないの各製品オブジェクトに対して、filter() メソッドのコールバック関数が適用されます。コールバック関数は、各製品の価格をチェックし、条件を満たす製品を含む新しい配列を作成します。

2 コールバック関数内の条件 product.price < 30 は、価格が 30 未満の商品を選択的に抽出するために使用されています。この条件を満たす製品のみが affordableProducts 配列に含まれます。

3 最終的に、console.log(affordableProducts) を使用して、条件を満たす商品が正常にフィルタリングされたことを確認できます。

filter()メソッドを使用してオブジェクトの配列を操作し、特定の基準を満たす要素を抽出する方法の一例です。

filter() メソッドは、データの抽出やクリーニング、特定の条件を満たすデータの検索など、さまざまなデータ操作タスクで非常に有用です。

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