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マンダラート作成のススメ

Photo by Joana Abreu on Unsplash

皆さんは「マンダラート」をご存知でしょうか?

大谷翔平選手が花巻東高校時代にマンダラートを使って将来のビジョンを描き、実行に移していたことが公表されてから一気に知名度が上がったのではないかと思いますが、実は1987年に公表されたメソッドらしいです。

有名な大谷選手のマンダラートは以下ですね。

高校生の頃からここまで目標達成のための要素分解が詳細に行えていたことや、野球に関することだけでなく人間性や運に対する捉え方が確立されていること等、個人的には非常に驚くべきことが多いと感じています。

実は私も長年「マンダラ手帳」という手帳を愛用しており、マンダラートは年初に書くようにしてきました。手帳は常日頃、持ち歩いてふとしたときに開くものですのでマンダラートと非常に相性がいいですし、私自身、その効果を強く実感しています。

今日はこのマンダラートについて作成方法と作成の意義についてお伝えしていきたいと思います。

マンダラートの作成方法

はじめに3×3の9つのマスを書き、その中心に達成したい目標を記載します。そして、周りの8マスに目標を達成するために必要な大きな要素(大項目)を記載します。

例えば以下のようなイメージです(あくまで例です。当社事業とは関係ありません)。

1つの3×3のマンダラートが完成したら、周りの8マスに書いた大項目を中心とした3×3の9マスのマンダラートを作成し、それぞれの大項目についてさらにマンダラートを作成します。こうすることで、最終的なゴールに向けて取り組むべきことが細分化されていきます。

以下のようなイメージで3×3のマンダラートが9つできたら、後はそれぞれのマンダラートを埋めていきます。マンダラートのテンプレートは検索エンジンで検索いただくと無料で提供されているものが出てきます。

完成図イメージは、冒頭の大谷選手のマンダラートをご覧いただければと思います!

マンダラート作成の意義

目標がアクションのレベルまで細分化されると「毎日をどのように過ごせばいいのか?」が明確になります。

例えば「よし、自己研鑽しよう!」という曖昧で大きなくくりの目標を掲げる人が、自己研鑽して成長していくイメージが持てるでしょうか?私には持てません。

「自己研鑽しよう」と思ったなら例えば「Udemyで月に1つはプログラミング講座を受講する」「週1冊は本を読む」「簿記2級の資格を取るために毎日2時間勉強する」等といった細かいアクションに落とし込むべきです。

この「細かいアクションに落とし込む」作業を手助けしてくれるのがマンダラートです。1つの大項目につき8つのアクションを考えなければいけないのですが、やってみるとこれが案外、大変です。私も大体、各大項目のマンダラートの5~6マスはすぐに埋まりますが、2~3マスは、熟考の末に埋めています。

これは個人的な意見なのですが、熟考して絞り出したアクションが大切であると考えています。「なんとなくすぐに書けるアクション」は日々の自分の習慣にリンクしていることが多いですが、絞り出したアクションは「自身に+αをもたらすアクション」だと思っています。

このようにマンダラート作成は目標に向けて日々、自分がどのようにアクションを起こせばよいかを具体化してくれるメソッドであり、どなたでも取り組んでみる意義があると思います!

まとめ

大谷選手のおかげで一躍有名になったマンダラートが、なぜ多くのビジネスパーソンに活用されているか理解いただけたかと思います。

目標設定だけでなく、日々のアクションや心構えにまで落とし込んでくれるメソッドであり、紙とペンがあれば誰でも取り組めます。

一度立ち止まってマンダラートを作成し、ご自身の目標を確認した上で、その目標に向けた日々のアクションを整理してみることをオススメします!

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