当社ではプログラミング未経験の皆様がエンジニアデビューを果たすだけでなく、ビジネスマンとして必要なスキル・素養を身につけていただき、現場で活躍していただけるようにサポートします。したがってプログラミングの勉強会だけではなく、コミュニケーションや経営、営業、マーケティング等の勉強会も開催しています。
今回のストーリーは「効果倍増の人の褒め方」についてです。これは私が証券会社、M&A仲介会社に在籍していたころ、経営者の皆様と関わる中で褒め方のうまい方々から学んだことです。
具体的な事例をもって褒める
褒めるのがうまい人は具体的な事例をもって、その人の名前を呼びながら、目を見て褒めます。「●●さんがあのときお客さんに××と言ってくれたのがすごくよかったよ」という褒め方です。褒められた方は「いやいや▲▲さんのおかげです」と言いながらも内心はとても嬉しいですし、次も頑張ろうという気持ちになれます。また、些細なことですが名前を呼ぶのもポイントであり、相手は「自分と向き合ってくれているな」と無意識で感じてくれます。
一方で「よかったよ!」とか「さすがだね!」というアバウトな褒め方をする方も多いと思います。もちろん褒めていることに変わりはないのですが、相手の気持ちを考え、より相手への関心や好意を伝えるには、上記のような褒め方をするのが良いのかと思います。
相手がいないところで褒める
もう1つ威力のある褒め方があります。それは、相手がいないところでその人を褒めることです。
例えば、上司から「そういえば社長が、●●さんから提出される報告書はいつもよく要約されていて、仕事が丁寧だって褒めてたよ」と伝えてもらえたら、そう言ってもらえた人は嬉しいと思います。この事例では、社長から褒められていることに加え、上司も認めてくれているため、受け取った側は2倍嬉しいのです。また、褒めるのがうまい人は「褒めたことを●●さんにそれとなく伝えてほしい」と伝えたりもして、意図的に褒められた本人に伝わるように配慮します。
相手がいないところで褒めることで、褒められた人と褒めた人の距離が、別の人を介してグッと縮まるようなイメージをお持ちいただけたのではないかと思います。
まとめ
基本的に、人は褒められて嫌なことは少ないと思います。そして褒める人も、褒めたくないのに褒めるということも少ないでしょう。だったら、誰もが幸せになる効果的な褒め方をしたいですよね。褒め方の工夫として、何か参考になればと思います。