「え、田んぼ?」って声が聞こえてきそうですが、はい、田んぼです。
こんにちは!
先日、シェルパのメンバーはオフィスを飛び出して、佐賀県武雄市にある棚田で、田植えをしてきました。
私たちは今年から“棚田オーナー制度”という取り組みに参加しています。
大自然の中で泥まみれになってになって過ごした、非日常の一日をご紹介します!
┃なぜ私たちが“棚田オーナー”になったのか
今回私たちが訪れたのは、佐賀県武雄市にある川内の棚田。
地元では親しみを込めて「タナディアンロッキー」と呼ばれていて、「つなぐ棚田遺産」にも認定されたとても美しい場所です。
日本の原風景ともいえる「棚田」。
しかし今、その多くが高齢化や後継者不足の影響で、耕作放棄地になりつつあります。
この地域では、棚田を守るために2019年から「棚田オーナー制度」を開始。福岡や佐賀の企業や個人がオーナーとなり、地元の方々と一緒に田植えや稲刈りを行いながら、景観と農業の継続を支えています。
私たちも、“社会や地域とどう関わっていくか”を少しずつ考え始めた今、まずはこうした現場にも触れてみよう、今年から棚田オーナーになりました。
また、シェルパには「まずやってみる」だったり「新しい体験」が好きなメンバーが多く、
今回も「楽しそう!」「やってみたい!」という気持ちからスタートしています。
私たちにとっては初めての田植え。
どんな一日になったのか…その様子をお届けします!
┃「足が抜けない!」から始まった田植えの一日
田植え当日、シェルパからは社員の家族、そしていつもお世話になっているFVCさんも含め、総勢13名が参加!
大人も子どもも、ワクワク、少しソワソワしながら集合場所に集まりました。
全員が揃ったタイミングで、いざ出発!
晴天に恵まれ、でも暑すぎない。空も景色も最高のコンディション!テンション高めで田んぼへ。
シェルパの田んぼに到着!
目の前に広がる、棚田の風景。そして田んぼの片隅に立てられた「シェルパ」の名前入りの看板に
みんな思わず「おお〜!」と声が
地元の方々が用意してくれた苗を持ち、この日のために用意した長靴を履き、いざ田んぼの中へ!
田んぼに入るのもほぼみんな初めての経験。実際に入ってみると
泥にズブッとハマってうまく動けない。
無理に動こうとすると、今度は長靴が脱げていく……。
「あ、これは無理だわ」と、すぐに長靴を脱ぎ捨て裸足や靴下になるメンバー続出。
みんなで横一列になって、苗を植えていきます。
地元の方に、植え方のコツや、腰が痛くならない姿勢など教えてもらい「これできてるかな」「植えすぎ?」それぞれが感触を確かめながらすすめていきます。
しゃがんで、苗を差し込む。
だんだん腰が痛い、足が取られる、でもなんだか心地いい。
手を動かすリズムが少しずつ整ってきて、無心になる感覚がクセになります。
〈開始早々、長靴を脱ぎ裸足になった坂口氏「敗因は長靴を機能性よりも、おしゃれで選んだこと」とコメント〉
でも裸足が一番楽しそうでした。
黙々と苗を植え全集中している人。一方で、地元の方とのおしゃべりを楽しみながら植える人も。 ほかにも、ひたすら写真を撮って記録係に徹する人、「あれ、そこまだか~?」と煽ってくる人
田んぼでもそれぞれの個性がでてます。
一株ずつ丁寧に手で植えていく。地味なようで、集中力がいる作業。
地元の方は、手慣れた様子でスイスイと。こちらはというと、丁寧にやってるつもりでも「そこ多すぎるよ〜」と優しくツッコミが
子供たちにとっても、普段味わえない貴重な経験!
普段あれだけ虫を怖がってたのに、田んぼでは平気な顔で笑って触っている。大自然、恐るべし。
約2時間かけて、田植え完了!!
気づけば足も腰もパンパン。でも達成感と、自然の中での開放感が混ざったような、いい時間でした!
田植えを終えたあとは、みんなで昼食へ。みんなまだまだ元気!
もうひと区画くらいいけそう!
┃ 次は、収穫の秋にまた会いに行く
今回植えた苗は、10月ごろに収穫予定。
秋には再びこの場所に戻り、今度は稲刈りを行う予定です。
今から楽しみです!
こういう自然の中で体を動かす体験って、普段の仕事とは真逆だけど、
なんだか頭がスッキリしたり、気持ちも整ったりして、いい時間だったな〜と感じました。
アイデアや言葉を生み出す仕事だからこそ、こういう体験で“感性を耕す時間”も大事にしていきたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
普段とは違う体験も本気で一緒になって楽しんでいて、シェルパらしさを改めて感じる一日にもなりました。
秋の稲刈りも、来年もきっと、また同じテンションで田植え&稲刈りやってると思います。
そのときは、ぜひ一緒にどうですか?笑