代表取締役CEO 石島についてインタビュー
こんにちは、広報担当の北畠です。harmo株式会社は、患者さま・ご家族の薬の体験を最適にする電子お薬手帳サービス「harmoおくすり手帳」と、簡単にワクチン接種情報を記録・管理ができる「harmoワクチンケア」、2つのプロダクトを展開しているヘルステックスタートアップ企業です。
2021年10月に営業開始したharmo株式会社ですが、親会社であるシミックグループの豊富な事業基盤を活用しつつ、自社単独でほとんどの意思決定が迅速にでき小回りを利かせられる“スタートアップ”的な機動力をフル活用できる、大企業とスタートアップの「いいとこどり」ができる環境です。
今回は、harmo代表取締役CEOの石島にインタビューをしました!
是非ご覧ください!
▼プロフィール
・代表取締役CEO 石島 知
2012年、ソニー株式会社に入社。オーディオ機器の海外マーケティングを経験後、2014年からビジネスプランナーとしてharmo事業に参画。ソニー時代からharmoの経営戦略の立案、実行に携わる。2019年6月にharmo事業のシミックグループへの承継を主導し、事業部長としてharmoの普及に尽力する。2021年10月、harmo株式会社営業開始に伴い現職に就任。
石島さんについて教えてください
―「代表取締役CEO」としての役割はどのようなものですか?
役割は主に3つに集約されます。
はじめに、会社の目的や方向性を出し、会社として進むべき道を定めていきます。もちろん、私一人で決めるわけではなく、考える過程で顧客の動向や社内・社外の方々とのディスカッションなどを経て、方向性を決めていきます。
事業の目的、ビジョン等は頻繁に変更するようなものではありませんが、事業の方向性については市場の動向等も踏まえて柔軟に変えていく必要もあるため、適宜アップデートしていくことが必要になります。
事業方針を実現するためには、適切な事業基盤を整える必要があります。
特に、事業目的やビジョンに共感しつつ、自分はこれができるといった一芸に秀でた優秀な人財が集まってくるような環境づくりはとても大事だと考えています。これからの会社は、優秀な社員が会社を“使って”自己実現と事業貢献を両立していくような時代になってくると思います。したがって、社員の得意なことや好きなことを活かしたり伸ばしたりすることで、事業にも好影響がでるような仕組みになっていくと良いなと思っています。
3つ目の「顧客・社会に喜んでもらう事業を作る」に関してです。
harmoの事業はユーザーが自分や家族の大切な医療・健康情報を活用できるような、未来にとって必要な社会インフラを目指しています。そのため、事業を継続し続けられるかどうかは非常に重要なことです。ある日突然、事業を継続できなくなってしまっては、ユーザーさんや医療従事者の方々に多大なご迷惑をおかけすることになります。
harmoを含む、個々人が医療・健康情報を活用するテクノロジーは「PHRサービス」とも呼ばれますが、この事業ドメインはこれからの成長が期待される領域であり、世界的にみても確固たるビジネスモデルを構築できている組織はありません。
我々は、約10年近くこの領域で様々な試行錯誤をしてきており、グループ内・外で多くのビジネスモデルの種をつくることができました。この種を大きく花開かせ、顧客や社会にとって喜んでもらえる事業を作り、安心してサービスを使い続けてもらえるような事業に育てていくことは私の役割の一つだと思っています。
―経営をしていて難しいと感じるところはどこですか?
いつも難しいと感じていますよ。。。笑
harmoの事業に参画して約10年が経ちますが、約10年もあれば世の中は変化しますよね。一度ミッション・ビジョン・バリューを定めたからと言って、まったく同じまま走り続けるのは、正直難しいんです。根本的な想いは変わりませんが、時代の変化に柔軟に対応できる、そんな会社を目指しています。
―harmo株式会社に入社すると、どのような経験を積めますか?
大企業の基盤がありながら、スタートアップ企業としての経験を積むことができます。
harmoは、シミックグループの一員です。
シミックグループとは、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在は、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。
また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。現在では、連結売上高約1,080億円を超え、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社26社を擁しています。
現在、harmoがターゲットとする市場は、今までにない新しい領域です。イノベーションを起こすために、日々挑戦が必要になります。しかし、明確な「正解」はありません。時には、グレーゾーンにぶち当たり、突破困難な高いハードルに頭を悩ます日もあります。
世の中にまだ正解がない状態で、自分たちなりの正解を定めて、それに向かって事業を進めて実績を作っていく。その実績を活用してグレーな部分を新しい「ルール」として明確にし、整備していく。これがスタートアップ企業として面白い部分でもあり、大変な部分でもあります。
大企業の事業基盤をフル活用して事業を推進することができる。また、働き方の自由さや未来を作る挑戦ができる環境はスタートアップ。そんな経験を積めるのはユニークだと思います。
インタビューを終えて
「大企業かスタートアップか。」
転職を考える際の「あるある」の一つです。
どちらが理想のキャリアパスを経験できるか悩みますよね。
インタビューの中で代表取締役CEOの石島が話す通り、harmo株式会社は、大企業のリソースを有効活用しながら、スタートアップとしてチャレンジができる「いいとこどり」な会社です。
大企業としてのメリットは下記の例が挙げられます。
- 医薬業界では圧倒的な存在感のあるCMICグループのバックボーンを持って対外的業務ができる
- グループ内には医薬関連の様々なプロフェッショナルがいるので、疑問があればすぐグループ内で解決できる。
同時に、harmo自体は48人のメンバーで部署を超えたコミュニケーションとチームワークで自由闊達に仕事ができるスタートアップならではの環境です。
私は、「道なき道を突き進め」という言葉が好きで、同じように未開拓の環境を開拓していくことが好きな方は、向いていると思います。
harmo株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。