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BAKE CHEESE TART 10周年! これまで、そしてこれからの私たちの『Grow UP』

今から10年前の2014年、私たちBAKE INC.(以下、「BAKE」)は、新しいブランドをスタートさせました。それが、焼きたてチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」です。

「BAKE CHEESE TART」のサクサクのタルト生地ととろけるようなチーズムースは瞬く間に話題となり、連日行列ができるほどの人気商品となりました。原材料にこだわり、北海道の自社工場から冷凍で半製品を直送。そして工房一体型の店舗で焼き上げ、新鮮なおいしさとワクワクするような感動体験をお客様に届け続けています。

あれから月日が流れ、2024年11月、「BAKE CHEESE TART」はブランド誕生から10周年を迎えました。

10周年を記念して、「BAKE CHEESE TART」に携わるメンバー8名で座談会を開催。「BAKE CHEESE TART」のこれまでとこれからについて、いろいろな話が飛び出しました。

MD・マーケティング担当 :馬場、黒木、野田
SNS担当          :野崎
クリエイティブ担当     :藤本
商品企画開発担当      :大嶽、植村、下山

― みなさん、今日はよろしくお願いします!まずはBAKE入社後に携わってきた業務と、「BAKE CHEESE TART」の思い出やエピソードなどを教えてください。

<ブランド戦略(MD・マーケティング)担当>

馬場:2018年に入社し、最初は店舗運営の部署に配属され、「BAKE CHEESE TART」も他のブランドも担当しました。その後、ブランドの成長戦略やMDを考える部署に異動、現在はブランド戦略部の部長をしています。
入社当時は1か月に複数の店舗がオープンする出店ラッシュの時代でした。入社直後にいきなりとても忙しい新店の研修に入り、朝からタルトを焼き続けていたのを覚えています。

黒木:私は今年の8月に「BAKE CHEESE TART」と「RINGO」のチームのマネージャーとして入社したばかりです。最初の大仕事が、この「BAKE CHEESE TART」の10周年プロジェクトです。
そのため、入社後の思い出というのはそれほど多くないのですが、入社前から「BAKE CHEESE TART」は好きでした。「BAKE CHEESE TART 自由が丘店(現 BAKE the SHOP 自由が丘店)」の行列はとても印象的でしたね。

野田:私は「BAKE CHEESE TART」の店舗で勤務したくて、2017年にBAKEに入社しました。
でも配属になったのは、「PRESS BUTTER SAND」の店舗でした。そこから他のブランドをいくつか経験した後、本社勤務に異動、今は「BAKE CHEESE TART」のMD・マーケティングなどを担当しています。
そのため業務としてかかわった期間はそれほど長くありませんが、10年間ずっと「BAKE CHEESE TART」のファンです!

<SNS担当>

野崎:私はBAKE創業1年目の2014年に入社をしました。全社員の中で一番社歴が長いです!
入社した当初は、ECの受注やカスタマーサポートをやったり、その後は「BAKE CHEESE TART」のデザインのお仕事やアプリ担当をしたり、途中2回の育休もはさんで、今はSNSまわりのお仕事をしています。
「BAKE CHEESE TART」の最初の店舗ができる頃はメンバーも少なくて、いろんな部署のメンバーが出店準備にかかわっていました。私はECやカスタマーサポートの業務の合間に店舗で使うPOPの作成をしたのを覚えています。あれから10年経つんだなぁと感慨深いです。

<クリエイティブ担当>

藤本:私は今年の5月にデザイナーとして入社しました。ちょうど今販売している「焼きたてチーズタルト 和栗モンブラン」からアートワークを担当しています。
入社してからはまだ半年ちょっとなのですが、入社前から「BAKE CHEESE TART」のファンでした。上京したての頃、よく遊びに行っていた場所が自由が丘で、「BAKE CHEESE TART」の店舗をよく訪れていました。ずらっと並んだチーズタルト、おしゃれな店内、おいしそうな香り、東京のおしゃれなお菓子屋さんだなぁと憧れていたので、今携わることができて、とても嬉しく思っています!

<商品開発担当>

大嶽:今は商品企画開発部の部長をしていますが、ここまでいろいろな部署を渡り歩いてきています。
最初は店舗のオペレーションを管理する部門、そこから「RINGO」の店舗で勤務したり、「PRESS BUTTER SAND」の事業部のマネージャーをやったり、「RINGO」の事業部の部長をやったり、もしかしたら社内で一番異動してるんじゃないかなと思います。それぞれの部署で「BAKE CHEESE TART」とかかわってきているので、思い出は語りつくせないですね。

植村:私は現在は北海道工場で、商品企画開発部として働いています。
BAKEに入社したのは2020年ですが、入社前には、当時「BAKE CHEESE TART」の製造・開発を委託していたきのとやで働いていて製造・開発に携わっていました。そのため、「BAKE CHEESE TART」歴としては社内でもだいぶ長いほうだと思います!

下山:私も植村さんと同じく、北海道工場所属の商品企画開発部メンバーです。
私は入社が2020年だったのですが、その頃はBAKEの海外進出が軌道に乗り始めたタイミングでした。当時「中国のBAKE CHEESE TARTで販売するタルトを現地で製造できないか」というプロジェクトが動いており、入社してすぐに中国の田舎の工場に連れて行かれて、現地の食材と設備で一からチーズタルトを作ったのは強烈な思い出です(笑)。

一同:(笑)

好きなフレーバーは満場一致で・・・

― 「BAKE CHEESE TART」は、これまでさまざまなフレーバー展開も行ってきましたよね。みなさんにお好きなフレーバーをお伺いしていこうかなと思うのですが、これまで合計で何種類くらいのフレーバーを出してきたのでしょう?

野田:今回10周年ということで振り返ってみたら、この10年間で70種類ほどのタルトを発売していました!

野田:その中で、一番最初のフレーバー展開は2016年のバレンタインシーズンに販売していた「チョコチーズタルト」です。

黒木:この「チョコチーズタルト」の写真を見ると、「BAKE CHEESE TART」のロゴも今と違ってて。2017年に今のロゴに変更になったんですよね!歴史を感じます。

植村:実はこの「チョコチーズタルト」は、私が開発したものなんです!はじめて「BAKE CHEESE TART」の商品開発に携わったのがこの商品だったので思い出深い一品です。でも一番好きなフレーバーを選ぶとなると、やっぱりオリジナルのプレーンが好きですね。

野田:分かります。私も一番はオリジナルです!それ以外だと「クアトロチーズタルト」が好きです!

馬場:「クアトロチーズタルト」は野田さんと一緒に担当していたので、自分も思い出深いですね!
大嶽さんが開発した「プレスバターサンドギャラリー」の「バターサンド〈チーズ〉」のおいしさに感動して「BAKE CHEESE TARTでもそれやりたい!」と企画した商品です。本当においしいものができたと思います。

 

他のメンバーにも話を聞きましたが、全員が「好きなフレーバーはあるけれど、やっぱり一番はオリジナル(プレーン)!」という回答でした。

持って街を歩きたくなる、「BAKE CHEESE TART」のショッパー

― BAKEでは創業時から「おいしさの次にデザインが大事」という考え方を大事にしています。タルトを入れるBOXやショッパー(紙袋)のパッケージもこの10年でいろいろなコラボを行ったりしてきましたよね。みなさんが印象に残っているものはありますか?

野崎:私は初代のパッケージが大好きでした!細かいパターンから、溢れ出すパワーを感じられ、他にはないデザインだなあと感じています。

野田:その後、2017年のブランドロゴ変更にあわせて、BOXやショッパーのデザインをリニューアルしています。このあたりの経緯は、THE BAKE MAGAZINEでも記事になっています。その後、今の黄色一色にロゴが描かれたデザインに変更になりました。

藤本:「BAKE CHEESE TART」の黄色のショッパーは目を引きますよね!学生時代、「BAKE CHEESE TART」のショッパーを持って街を歩くと「おしゃれなお菓子を買ったぞ!」という気分にさせてくれました。
期間限定のショッパーで印象に残っているのは、イラストレーター unpisさんとのコラボパッケージです。私は学生時代からunpisさんのファンだったので、どうしてもこのパッケージが欲しくて。一人暮らしなのにタルト6個入りのBOXを買ってしまい、友人たちと食べた思い出があります(笑)。

大嶽:「BAKE CHEESE TART」のショッパーを持っている人を街で見かけると、嬉しさや感謝の気持ちが湧き上がってきますね。お客様の愛に育てていただいているなと思うし、しっかりお答え、お返ししていきたいなと強く感じます。

お客さまの愛情をいただいて育った様子を表現した『BAKE TREE』

― では続いて、10周年のプロモーションについてお話を聞いていきたいと思います。馬場さんからお願いします。

馬場:今回、10周年のプロモーションコンセプトを『Grow UP』としました。10周年の特設サイトや店頭でお配りするリーフレットには、私たちの感謝の想いと決意を載せています。このコンセプトと想いを核において、さまざまなプロモーションを考えていきました。

黒木:5年前の2019年、5周年のときに作った特設サイトでは、「BAKE CHEESE TART」の成長を木になぞらえて表現し、タルトが咲く木のイラストを載せていたんですよね。

黒木:そこからまた5年間、お客さまの愛情をいただいてさらに進化・成長してきました。今回10周年の企画を考えたとき、私たちの成長を感じていただけるように、5周年を踏襲して木のイメージを使いたいなと思って、クリエイティブ担当の藤本さんにご相談したんです。

藤本:5周年のときは桜の木にタルトが咲いているようなイラストでしたが、今回の10周年では、枝葉・お花・実にあたる部分がタルトに見えるようなモチーフ『BAKE TREE』を提案しました。
10年前に芽を出した「BAKE CHEESE TART」、『BAKE TREE』が、おいしいチーズタルトに魅了されて集まった仲間の力と、支えてくださったお客さまの愛情を栄養にして、成長・Grow UPしてきた様子を表現しています。

藤本:『BAKE TREE』をただビジュアライズするだけでは終えずに、チーズタルトと「BAKE CHEESE TART」に寄り添う人々も描くことで社内のメンバーやお客さまと一緒に成長してきたという世界観を表現しました。

― 店装も期間限定で『BAKE TREE』をモチーフにしたイメージに変更になるのですよね。

野田:はい、国内の「BAKE CHEESE TART」9店舗では、店舗の装飾が10周年仕様になります。
また、商品をお買い上げのお客さまには『BAKE TREE』をモチーフにしたステッカーをプレゼントします。店装もステッカーも各店で少しずつデザインが違うんです。

藤本:店舗が北は仙台から南は福岡・天神まであるのでコンプリートは難しいかもしれないのですが(笑)、このキャンペーンをきっかけに普段行かない店舗にも足を運んでいただけたら嬉しいですね!

「チーズ味のフィナンシェにはしたくなかった」BAKE流チーズフィナンシェとは?

― そして、11月1日から新商品「焼きたてチーズフィナンシェ」の販売がスタートになるんですよね!

馬場:過去に「BAKE CHEESE TART」のプロモーション企画として、期間限定でチーズスフレやチーズテリーヌを販売したこともあったのですが、タルト以外で焼きたての商品を販売するのははじめてで、気合いが入ってます。この商品は大嶽さんが開発してくれたので、大嶽さんから商品の説明お願いします!

大嶽:馬場さんたちからフィナンシェを作りたいと相談を受けて考えたのは「BAKEが作ったら、フィナンシェはこうなる!」という商品にしたいなということでした。
チーズ味のフィナンシェを売っているお店やお菓子屋さんはたくさんありますが、それはプレーンの味があってのチーズ味だと思うんですね。私たちが作るものは、チーズ味のフィナンシェにはしたくなかったんです。チーズの可能性を追求し、チーズケーキとフィナンシェの融合をさせたかった。
だから、フィナンシェのところを食べたらフィナンシェの味がするし、チーズケーキの部分を食べたらチーズケーキの味がする。一緒に食べたら融合して違うおいしさが広がる、そんな商品を目指して作りました。

藤本:それ、食べて感じました!
フィナンシェ自体、バター感が強くてとてもおいしい味わいなんですけど、特徴的なのが上のチーズクリーム。ほどよく焼けていて、ほどよくチーズ感が残っていて…食べたときの印象がチーズタルトとリンクしていると思ったんです!
サクサクのチーズタルトのカップの上にのったチーズクリームのふわっと感。タルトとクリーム、それぞれ食べてもおいしいけど、一緒に食べるとさらにおいしいなと思う、最初にチーズタルトを食べたときと同じ感動がありました!

大嶽:嬉しいですね。今回の商品ではフィナンシェの生地を店舗に納品して、最終的にはお店で店舗社員が焼き上げて焼きたてでご提供します。誰が焼いてもおいしくなるようにと、下山さんには配合を変えて何度も試作してもらいました。

下山:今回フィナンシェの生地には焦がしバターを使っているのですが、フィナンシェってバターを焦がすか焦がさないかで、味も見た目も大きく変わるんです。焦がしを使うことで香ばしく重厚な味・見た目になります。でも大量生産するときに焦がしバターが障害になることが多いんです。
なので、焦がしバターの代わりにフレーバーを入れたりしている会社も多いんですよね。でも今回どうしてもリッチで濃厚な味わいを表現したくて、現場にも相談し、協力いただきながら焦がしバターを使って商品化を行うことができました!ぜひ多くの方に味わっていただけたら嬉しいです。

― それでは最後に、これから「BAKE CHEESE TART」がどういうブランドにGrow UPしてほしいか、お話を聞かせてください。

<ブランド戦略(MD・マーケティング)担当>

野田:10年前に初めてBAKEのチーズタルトを買って「すごくおいしい!」って思いました。その思いは今でもずっと変わっていなくて、そのときの感動があったから転職のタイミングで思い浮かんだのもBAKEでした。私と同じように昔BAKEに出会った方にも、これから出会う方にも、「BAKE CHEESE TART」のおいしさと、食べるとしあわせになる “ちょっといい時間” を届けられるブランドに育てていきたいです。

黒木:これまでの10年間も大切にしつつ、それを土台にして新たな挑戦をし、さらに愛されるブランドに成長させたいです!今も「BAKE CHEESE TART」のファンの方がたくさんいてくださいますが、そういったBAKEのお菓子でしあわせになってくれる方を増やしていきたいし、そのためにがんばっていきたいです。

馬場:野田さんも言ってくれましたが、お客さまから「最初にチーズタルトを食べたときの感動が忘れられない」というお声をいただくことが多いんです。そのとき感じたおいしさ、感動を、ずっと味わっていただける。お客さまにしあわせを感じ続けていただけるブランドでありたい。そのためにも我々が成長し続けたいなと思います。

<SNS担当>

野崎:私が入社したのはBAKEの本社がアパートの一室という時代でした。
当時「お菓子屋さんは4年継続できたらすごい」という話を聞いたのがとても印象に残っています。メンバーの入れ替えもあったなかで、これだけブランドが継続できてるってすごいことだと思っています。
「BAKEのチーズタルト、おいしいよね〜」って言われ続けてほしいし、そのために今いるメンバー、これから入社するメンバーと一緒にがんばっていきたいです!

<クリエイティブ担当>

藤本:今年入社して、10年の歴史がある「BAKE CHEESE TART」のクリエイティブ担当になりました。
10年分で培ってきたアートワークのこだわりはしっかりと引き継ぎつつ、さらに進化させていきたいと思っています。これからもおいしいお菓子を提供し続けるのはもちろん、「BAKE CHEESE TARTの世界観が好き」とか「BAKEのお菓子を広めたい」と、作っている側もお客さまにも誇りに思ってもらえるようなブランドになったらいいなと思います。

<商品開発担当>

植村誰もが知るブランドになってほしいです。そのためにおいしいお菓子を作り続けます!!

下山:北海道に住んでいることもあって、生産者ともっとかかわりを持っていきたいという想いがあります。
BAKE用のチーズやバターを作ってもらえたりしたらいいですよね。ロゴ入りのチーズやバターを店舗で買えたりすると、ただのお菓子屋さんじゃなく「本当に原材料にこだわってるんだな!」ってより感じていただけると思っています。

大嶽:私は前職も製菓企業にいたのですが、当時「BAKEすごいな」って思っていたのが、店舗の行列でした。「チーズタルトしか売ってないのに!?」と驚き、食べてみたらとてもおいしかったんですよね。
でも世の中の流れもあります。チーズタルト一品だけで戦うのには限界があります。そのときタルトは ”ヒット商品” だったかもしれないけど、我々がいま目指すのは “ロングセラー商品”。10年、20年、もっと言ってしまえば自分たちの子どもの世代がさらにその子どもに、と引き継がれていくような商品を作りたいです。

今日の座談会で「もう答えが出てるな」と思いました。
好きなフレーバーを聞いたら、全員がプレーンを選んだんですよね。「シンプルだけど飽きがこなくてずっと食べていけるもの」、そういうものを作り続けていきたいです。

私たちは、10年という歳月は大きな節目であると同時に次の10年へのスタートだと考えています。
これまでの10年で培った経験と情熱、そしてお客さまからいただいた愛情を胸に、次の10年に向けてさらに成長を続けていきます。「BAKE CHEESE TART」がさらに大きな木として成長していく様子、そしてこれからどんな花を咲かせ実を結んでいくかを楽しみにしていただけますと幸いです。

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