好きだったものが役に立っている。そう思える自分の「今」_Staff Story Vol.36_【CHUBU SCIENCE】
Photo by Manny De Leon on Unsplash
サービスエンジニア
私は昨年の10月に中部科学機器に入社し、今、「サービスエンジニア」として活動しています。
「サービスエンジニア」という言葉に聞きなじみがない方もいらっしゃると思います。"フィールドエンジニア" や "サポートエンジニア" などイメージの似た職名がありますが私は「サービスエンジニア」です。
主な業務内容は、分析機器(装置)の定期点検を行ったり、故障した際に修理を行ったりする仕事です。
Certificateの意味
メーカーから依頼を受ける、お客様から連絡をいただくなど、分析機器(装置)を導入されたユーザー先を訪問することがほとんどで、活動スケジュールはルーチンではありません。初めて伺うお客様も多く、毎回、襟を正して機器(装置)に向き合っています。
さて、中部科学機器は分析科学機器・理化学機器の専門商社、メーカーではないので自社製品を持ちません。メンテナンスするのは、当社がパートナーシップを組む外資メーカーの製品です。特定のメーカートレーニングを受け、技術力を認めていただき、メーカーに認定(Certificate)されて、私たちは日々の仕事に当たっています。
マニュアル通りではない苦戦
機器(装置)の高性能化やIT技術との融合が進むなか、技術職として、以前にも増して新しい技術や知識を学び続ける努力が求められる仕事といえます。
日々仕事をしていると、故障の原因究明やパーツ交換に苦戦することがあります。
その理由は、発生している不具合がマニュアル通りの原因で起こっていない(不測の要因による)場合や、想定以上の緻密で繊細な工程作業が求められることもあるからです。
プラモデル!
そんな時、小さいときプラモデルを組み立てていたことを思い出してしまいます。
漢字のうまく読めなかったあのころ、説明書をにらみながらどうにか組み上げたことを覚えています。そう、説明書には、いとも簡単に組み立てできるように書かれていた ‼ から。
サービスエンジニアの先輩方には怒られてしまいそうですが、プラモデルと装置のメンテナンスには通ずるところがあると私は思っています。プラモデルの合わせ目消しやスミ入れを丁寧に行えば、組みあがりがカッコよくなります。
ちなみに私のお気に入りはゾイドシリーズのサラマンダー。この記事を読み、懐かしい!と感じてくれる方がいればうれしい限りです。
(・・・そしてそういう人をこの記事を通して一人見つけました。しかも社内に。驚きです!)
頼られる存在に
装置も時間をかけ丁寧に見てあげると、「もう機器の入替時期なのかな・・・」とお客様が内心心配されていても、原因が判明して修理ができたり、少しの手入れでより長く動いてくれたりします。それはお客様がそうであるように、私たちにとっても喜ばしい ”とき” 。
中部科学機器のサービスエンジニアになりまだ半年ですが、私のこれからの活動の中で、この記事を読んでくださった方にいつかお会いすることがもしかするとあるかもしれません。
その時には「頼りになるサービスエンジニアだ」と思っていただけるように、日々精進してまいります。
2024.4 サービスエンジニア