~私が今、克服したいと思うもの~ Staff Story Vol.16
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新社会人
多くの新社会人が誕生する4月、私が「社会人」の自分を感じた時をちょっと振り返ってみました。
大学を卒業し、会社に入り、社内外の人たちと馴染んでいく過程で食事に行く機会もあって、楽しみに「さあ何を食べに行く?」となったときに、「社会人」を意識したのを思い出しました。
私ってホントに食べ物の好き嫌いが多いんだ!
偏食は、小さいころからあったのですが、大人になってもかなりの好き嫌いが残っています。少し前の自分なら、周りから何て言われようが、日常生活において特段困ることは無いし、好き嫌いがあったままでもいい! と考えていました。
それが、社会に出てみると「これは食べられません」「これは苦手です」という自分の意思表示を、だんだん恥ずかしいと思うようになったのです。相手に気を遣わせてしまうんだ、と。自分から誘っても、誘われても、自分の好き嫌いで、お互い食事を楽しむことが出来ない、とも気づき始めました。
魚(特に生もの)と生野菜
“サラダとかすごく好きそう!”と周りからよく言われますが、真逆です(笑)。
魚のメニューでは日本食を代表する「お寿司」。お寿司が嫌いだと聞くことは多くないでしょうが、このお寿司もやはり食べられません。残念ながら・・・“人生損してる!”と言われたりもします。
私も、出来ることなら何でも美味しいと感じて食べられるようになりたい、とずっと思っています。 いつ頃から、どうして食べられなくなったのかは分からないのですが、私が思うに、人よりも食べ物の匂いや味に敏感だったような気がしています。
”好き・嫌い”の理由
この食べ物の好き嫌いについて、改めて調べてみました。
子どもの好き嫌いは、自我が強くなる1歳頃から徐々に出始めるそうです。この頃から食べ物の味や色、形を認知し出すらしく、味覚に敏感になるからのよう。
味覚の5種「甘味、うま味、塩味、酸味、苦味」。酸味と苦みは毒物や腐敗にもかかわるため、本能的に避ける味。そのうえ、子どもの味覚は成人よりも敏感なので、好んで食べていたはずの物でもある日突然(何らかの理由で)拒絶するようになってしまう、といったことがよくあるそうです。
味覚上の理由以外にも、食べたことがない物に警戒心を持つことで食べられなくなったり、香りや見た目が苦手なまま、食べるきっかけをなくして嫌いになったりすることもあるのですね。
「大人になったら食べられるようになる!」 私も成長するにつれ幼少期よりは食べられる物は増えたらしいです。が、子供の頃に一度でも嫌いと思ってしまったものに手を出す勇気がなかなか出ず、だからおそらく食わず嫌いなだけで実は食べられる物もあったのだと思います。
食べ物の好き嫌いを治す薬はないので、克服する方法は、やはり長期的に向き合うことです。味覚は成長とともに変化するので、昔はダメでも何かのタイミングに改めて挑戦?してみると、クリアできる可能性はあります。なので、折角お家時間が増えている今、料理のメニューや調理方法を工夫し、少しでも食べられる物を増やしておきたいと考えています。特に私が苦手とする生魚や野菜には、おいしさが際立つ「旬」があるので、その時を上手く生かして挑戦してみます!
そして、コロナ禍が落ち着き社内外の人たちと再び気軽に食事に行ける時が来たら、その時には自分の食べられる物もきっと増えていて、一緒に食事ができる時間をより一層楽しめるようにしていきたいです。
ちょっとだけ、新社会人へエール
話を「社会人」に戻してみると、仕事においても自分の好き(得意)なこと、嫌い(苦手)なことは誰しも必ずあります。嫌いなことを避けるのは簡単ですが、それは逃げというか行動としてはネガティブだなと私は思っています。苦手であっても正面から向き合う方が、時間はかかっても経験というプラスになり、やり切れば自信がつき自己成長できます。新社会人には、そういうエールをぜひ送りたいですね。
食べ物の「好き嫌い」と仕事のそれは、趣意は異なるでしょうが、嫌いだから食べない/着手しない、ではなく、工夫と努力を以て、私はどちらも選り好みをせずに取り組んで!行きたいと思っています。
2022.4 東京営業アシスタント