“戦略” と“戦術”

このセリフ、

今の30代男子なら必見のアニメ（私の独断です）「コードギアス反逆のルルーシュ」、主人公ルルーシュの言葉です。

このアニメをみた大学生の当時、私は “ 戦術 ” と “ 戦略 ” の違いを理解していませんでした。

違いがあることに、気づきすらしていなかったかも、です。

アニメ

私は、メジャーからマイナーまで、アニメを観ることが大好きです。

さて、「コードギアス反逆のルルーシュ」に話を戻します。

本アニメはロボットアニメに分類されておりますが、高く評価されているのはそのストーリー性です。

主人公ルルーシュは体力や腕力はないけれど、ずば抜けた頭脳を持つ高校生。対して、ライバルのスザクは常人離れした身体能力をもつ高校生。

ルルーシュは、とあることから反政府組織の指揮官として戦場に立つことになる。

その頭脳を駆使して劣勢を翻し勝利目前というところで、政府側からスザクがその圧倒的身体能力で単騎特攻、戦況があっという間に再度逆転されてしまう。

というシーンがあります。ここでルルーシュの放った言葉が、冒頭のセリフ。

「戦略が戦術に潰されてたまるものか！」

この意味を理解できた時、このセリフが、私がこのアニメで最も好きな言葉になりました。

”戦術” と ”戦略” の違い

“戦術”は、文字通り“戦う術”と書きます。　

戦争においては、いかに剣をうまく扱えるか、銃をどれだけ正確に狙えるか等です。

対して“戦略”とは、“戦い略す”と書きます。　

無駄な戦いを省略する、など、大局的視点でその戦いをとらえることです。

どれだけ剣の腕を磨いても、“戦略的”に「剣の戦いにならない」状況に追いやられたならば、その腕前を以ってしても“戦術的”な努力は無駄になります。

つまり、“戦術”が“戦略”を上回ることは本来ないのです。

これは、まさしく「仕事にも通じる考え方」だ、と私は実感しています。

どれだけ優れた営業トークも、そもそもの市場がズレてしまえば、効果はありません。

わかりやすい努力であるがゆえに、私も思わず“ 戦術的な努力”に気が向いてしまいます。

より“戦略的”な視点で、解くべき問題と解き、勝てる場所で勝負するようにしていきたい。

私がそれを体現できたら、若手や仲間を牽引できるのではないかな、と思っています。

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