皆さんこんにちは!
チエル採用担当の竹迫です。
今回は人事総務課の3名に、社員の「健康」をテーマにインタビューした様子をご紹介します。
社員が健康でいられるような取り組みや会社としての制度、経済産業省が推進する「健康経営優良法人2023」の取得など人事総務課を中心に推進しているさまざまな「健康」のかたちについて聞きました。
この記事を読んでチエルに興味を持っていただけると嬉しいです。
社員が「健康」を意識し続けられる仕組みづくり 〜ストレッチ動画の配信や産業医との連携で病気を未然に防げる職場に〜
写真左からAさん・Kさん・Wさん
衛生委員会を設置して健康情報を発信
──今回は、社員の「健康」がテーマです!チエルが社員の健康のために取り組んでいることを教えてください。
Wさん チエルは、社員一人ひとりの健康に配慮することを経営課題の一つと位置づけています。
労働安全衛生法により、一定以上の人数のオフィスは衛生委員会等の設置が義務づけられています。本社にいる社員数でいうと義務化の対象ではないのですが、衛生委員会を自主的に設置し、健康についての情報共有・意見交換する機会を定期的につくっています。
メンバーには産業医の先生もいらっしゃいます。チエルはデスクワークの社員が多いので、頭痛・肩こり予防や、季節によっては花粉症や熱中症対策のアドバイスをいただくことができます。
Kさん 以前から月1回のメルマガを通じて、健康や生活習慣のアドバイスなどお役立ち健康情報を発信しています。今年からは新たな試みとして「ストレッチ動画」の配信を始めました。委員会のメンバーが実際にストレッチや体操をしている様子を撮影し、社員の皆さんに実践してもらうことが目的です。
頭痛や首肩まわりのコリ、足のむくみなど委員会で議論になった身体の悩みをテーマに、予防・解消できるようなストレッチ動画を毎月1本配信しています。
YouTube上にアップされている既存のエクササイズ動画のリンクを送るのでなく、私たち自らがモデルとなって撮影し、テロップを編集し、音声を録音して……と手づくりがこだわりです。動画は「1分間で座ったままできる」をコンセプトにしているので、皆さんのライフスタイルに合わせて、テレワークなどのすきま時間のちょっとした息抜きに活用していただきたいですね。
2023年6月時点で4本の動画をアップしています。まだ始めたばかりの取り組みですが、「今月のストレッチ動画試してみたよ!」「ぜひ参考にしてみますね」など声をかけてくれることもあり、社員が出演・編集することでより見てもらいやすい動画になっているのを実感します。
──私も仕事中に「あ、そろそろ身体を動かさなきゃ」と動画内のストレッチをしたり姿勢を変えたりしています。1人でパソコンに向かっているとどうしても忘れがちなので、いいきっかけになっています! また、健康診断のアフターフォローにも力を入れていると聞きました。
Wさん 毎年実施している人間ドックや健康診断で生活習慣病のリスクがあると診断された社員には、「特定保健指導」と呼ばれる保健師による生活習慣指導を受けていただいています。
中性脂肪や悪玉コレステロールの数値を下げてメタボリックシンドロームを予防するための食事や運動のアドバイスを受けた上で、日々の食事・運動内容を記録するアプリで継続的に身体のケアをしているか経過観察します。
最初のうちは食事制限や運動習慣を意識できたとしても、なかなか1人では続けられないものですよね。2022年は対象者の全員がこの指導を受けました。「受診して終わり」じゃなく、社員の皆さんの健康意識が定着するような仕組みを目指しています。
Aさん チエルが加入している健康保険組合の方と面談する機会もあります。同組合には、社員全員の健康診断の結果をもとに過去の健康状態と比較したり、同じ健康保険組合の平均データと見比べたり、チエル社員の特徴や傾向などの分析もしていただいています。
分析項目は、お酒飲む頻度や睡眠状況、週2回以上の運動習慣があるかなどさまざまです。「就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある」という問診では、2018年は60%だったのが、2021年には35.6%まで減少しました。あと睡眠時間は増えているなど、この4年間でよい傾向が見られます。
コロナ禍でのテレワークやオンライン商談の普及、学校でのオンライン授業の定着を背景に、技術職と営業職ともに労働時間が減っているのも一つの要因だと考えられます。こうした働き方の変化とともに健康への意識が以前よりも高まっているので、さらに浸透させていきたいですね。
Kさん チエルは社員の平均年齢が低く、1人暮らしをしている人は外食が多いでしょう。1人の自炊はかえって高くつきがちですし、何かいいアイデアはないか健康保険組合との面談時に尋ねたところ、自宅や職場近くのコンビニで受け取れるミールセットを紹介していただきました。管理栄養士が考案した栄養バランスが整ったおかずが1人前から頼め、ヘルシーで経済的です。
さらに、「会社の置き菓子コーナーのポテトチップスをお煎餅に変えては?」「小麦を使用したカロリー補給食品よりも大豆由来のほうが低カロリーでは?」など、具体的なアドバイスや提案をしていただけるのも実践しやすく助かっています。
Wさん 実は、栄養バランスがとれた低カロリーの冷凍おかずセットを会社に置くことも検討中です。お弁当を持ってきている人の割合が低いので、こうしたプランがあるだけで自然と健康への気遣いができる職場になればと考えています。
健康意識の高い社員が若手社員に健康の重要性を浸透させられるかがカギ
──社員みんなのために、本当に細かなことまで考えてくださっていてありがたいです!ちなみに皆さんが健康のために取り組まれていることはありますか?
Kさん これまでヨガを続けていたのですが、最近はもっぱらサウナにハマっています。2022年の委員会で「サウナ」をテーマに取り上げたこともあって、そこで産業医から正しいサウナの入り方についてレクチャーいただきました。
ほかの社員でもサウナ好きの方が多く、オススメのサウナスポットなどの雑談をしつつ健康も意識できるのはいい流れですよね!
Aさん 私は毎日8000歩を目標に歩くことを心がけています。歩数が足りない日はあえて近所を散歩してから自宅に戻ったり、それでも足りない場合は週末にじっくりとウォーキングをしたり、コツコツ続けられることから取り組んでいます。
※歩数管理アプリの記録
Wさん 私はこの1年で8キロほど体重を減らしたんです。2022年3月頃に身体の調子が悪くなったことをきっかけに、生活習慣の改善に取り組みました。
適度な運動や、玄米やヘルシーなおかずを中心とした食事制限など、健康を意識した生活を続け、今では健康診断の結果も良好です。数字の変化を実感すると楽しく継続でき、健康を啓蒙する側の人としての説得力も増したのではないでしょうか。
※食事例・茶碗1杯の玄米と一緒に食べる
──ちなみに私は筋肉量を増やすためにキックボクシングを続けています! では、最後の質問です。これからも社員の健康を守るためにどんな取り組みをしたいですか?
Kさん いつか、ウォーキングやマラソンのような実際に身体を動かすスポーツイベントが実現できたらなと思っています。手始めに、毎月全社員が参加するオンライン朝礼の前にストレッチ動画を配信してみるのもいいかもしれませんね! 皆さんの反応を見ながら、楽しく健康づくりができる職場環境にしていきたいです。
Aさん チエルは、社員の健康管理を経営的な視点で捉え戦略的に実践する「健康経営」を掲げています。今年3月には経済産業省が推進する「健康経営優良法人2023」の認定を再度取得しました。
これは地域の健康課題や健康増進の取り組みなどをもとに、特に優良な健康経営を実践している企業であることを認定する制度で、取得後1年間が有効期限と定められています。ストレスチェックの実施や生活習慣病の予防対策、ワークライフバランスなどいくつもの基準項目があり、今後も認定基準をクリアし続けられるよう見守っていきます。
Wさん 「健康」であることは、私生活においても、働く上でも、何より大切な基盤です。身体を壊してからでは遅いし、手遅れになったときに後悔しても健康は取り戻せません。一度大きな病気にかかってしまうと生命保険や医療保険など民間の保険に加入できなくなる可能性もあります。
高血圧や脂質異常症などの生活習慣病は痛みが無く自分では気づきにくいため、自分自身で健康への意識を変えないと改善は難しいでしょう。また現役世代は男性よりも女性の方が、がんになりやすいと言われています。早くがんを見つけられるように子宮頸がん検査と乳がんのエコー検査は全女性社員が受診できるようにしています。
一方で、どんなに気をつけていても病気は誰でもなり得るものです。急に働けなくなり長期休養したとしても、仕事に支障が出たりほかの社員の負担が急激に増えたりしないような体制と職場環境をあらかじめ整えておくのも私たちの仕事です。
まだ健康を意識しなくても元気に働けている若い社員に対して、健康の重要性を知っている社員がいかに伝えていくかがカギといえます。今後も人事総務課と委員会が一丸となって常に社員の健康のことを考え、今も将来も健やかに働き続けられるよう啓蒙活動を続けていきます。
──人事総務課の皆さんが、産業医の先生と一緒に意見交換したり健康診断の結果を分析してくれたり、こんなに社員の「健康」を考えてくれていたことに正直驚きました。これを機に食事や運動・生活習慣を改めて、もっと健康を意識しよう!と思えた座談会でした。
まずはKさんのストレッチ動画を見て、仕事の合間にも身体を動かす習慣づくりを頑張ります!今日はありがとうございました。