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【私がここで働く理由】メルカリの iOS 開発を本業としつつ、業務委託でチャリチャリの iOS エンジニアとして働く jolly さんの視界から見たチャリチャリの特徴や、エンジニアとしてのやりがいに迫る!
みなさんこんにちは!neuet 採用担当です。
私たちのページをご覧いただきありがとうございます!
チャリチャリを運営している我々 neuet には、少数精鋭ながらも
様々なバックグラウンドを持った人がいます。
今日は業務委託で働く iOS Engineer の jollyjoester さん (以下 jolly さん) にインタビュー!
<登場人物>
聞き手: 採用チーム
話し手: iOS Engineer - jolly さん (ジョリーさん)
採用チーム:
jolly さん今日はよろしくお願いします!チャリチャリのマザーシティでもある福岡へようこそ!
jolly:
ありがとうございます!普段リモートで開発していて、なかなか乗れないチャリチャリに乗りまくるために福岡に来ました。よろしくお願いします。
採用チーム:
さっそくですが、neuet ではどんなことをなさっていらっしゃるんですか?
jolly:
neuet ではシェアサイクルのサービスであるチャリチャリの iOS アプリを開発しています。
チャリチャリは、アプリから QR コードを読むことで鍵を開け、チャリ (自転車) をご利用いただくことができます。そのアプリの機能、例えば鍵と Bluetooth 通信をして鍵を開ける指令をアプリから出したり、位置情報とマップを用いてアプリでチャリが置いてあるポートを探したりといった機能を開発しています。
採用チーム:
jolly さんは業務委託ですよね?neuet 以外はどんなことなさっていらっしゃるんですか?
jolly:
メルカリで iOS アプリを開発しています。
チャリチャリがかつてメルチャリだった頃からメルカリにいたので、当時メルチャリアプリを開発してたメンバーと知った仲でした。それが今こうして neuet で働いている起点になってます。
(neuet は 2019 年 7 月にメルカリより事業承継。 2020 年 4 月から名称をチャリチャリに変更)
今はメルカリでも iOS エンジニアですが、以前は技術発信の仕事を主にしていて、しばらく開発を仕事としてしていない時期があったんですよね。でもエンジニアとして何か手を動かす仕事がしたいなぁと思っていました。そんなときにチャリチャリで iOS エンジニアを募集しているよというのを聞いて「やりたいです!」って手を挙げたら受け入れていただけました。
開発に携われる機会をくださってとてもありがたかったですね。
それ以降、チャリチャリアプリを引き継いでメンテナンスや機能強化しています。
採用チーム:
そうなんですね。
チャリチャリの iOS エンジニアとしてやってて、難しいなって思うのはどんなことですか?
jolly:
難しいこと。そうですね、実際にチャリと鍵とアプリを連動して動かさないとわからないこともあることですかね。
実は普段はずっとリモートで開発していて、開発に必要な最低限の道具は家に送ってもらってます。チャリ本体はないんですけど、チャリについてる鍵の部分ですね。アプリと鍵の通信を試しながら、鍵の開け閉めをひたすら繰り返したりしています。
なんですが、家の中だけで開発してるとわからないことがたくさんあるんです。実際に、お客さまからトラブルの報告が来て調査するんですけど、家の中だとその環境が全然再現できなくて何が原因なのかを特定できなかったりして。そういうところが難しいところだなと思います。
今回福岡に来ているのも、実際のお客さまと同じ環境でとにかくチャリチャリにたくさん乗りまくって、家の中で開発してる時でも実際のシチュエーションが想像できるように経験値や考察を貯めるために来ています。
採用チーム:
なるほど。実際に福岡に来て、乗ってみて何か発見はありましたか?
jolly:
ありました!アプリでの発見というよりはまず驚いたのが、福岡の皆さん本当にたくさんチャリチャリを使ってくださっている!ということです。本当にチャリチャリが日常の一部になっているんだなって思いました。
もちろんしばらく開発に関わってきてますので、話は聞いてたんですけど、改めて自分の目で見て納得できました。ポートもどこにでもあって、一見ポートがなさそうなところでも裏をよく見てみるとそこにあった、とか。そういう当たり前のように使われてるっていうのを再確認できたのがすごく良かったです。
アプリとかものづくりをしてるっていうのは、単に作っているだけじゃなくて、誰かに使ってもらえることが嬉しいっていうのもあると思うので、それが実感できてシンプルに嬉しい気持ちです。
いろんなアプリを作ってきましたが、アプリってお客さまが実際に使ってる姿ってなかなか見れないじゃないですか。例えば電車に乗ってて、もしかしたら自分が開発に携わったアプリを誰かが使ってくれてるかもしれないけど、それをまじまじと画面を覗き見てっていうわけにはいかないですし (笑)
チャリチャリの場合はチャリに乗ってたら一目瞭然なので、あ、あの人使ってくれてる、あの人も!っていうのが実感できてすごく嬉しいなと感じました。
あとは、全体的な意味での自転車の動きと、その中で改善したいポイントも身を持って体験できたのは良かったですね。
例えば、朝の出勤時間帯は駅周辺やオフィスが多い博多や天神エリアに自転車がどんどん移動してポートがチャリでいっぱいになって溢れちゃう様を観察しに行ったりしました。
逆に夜中にチャリチャリで中洲にラーメンを食べに行って、帰りもチャリチャリで帰ろうと思ったら、中心から自宅に帰る帰宅ラッシュが終わった時間帯だから繁華街周辺にはチャリチャリが全くなくて「しょうがない・・・歩くか」というがっかり体験もしました。
アプリの表示では 1 台あると表示されていたのでポートまで行ったんですけど、時間差かなんかで取られちゃって、1 台あるって信じて来たのにチャリがなかったみたいなこととか・・・
福岡に来て実際にチャリチャリを利用したことで、便利さはもちろんですが、がっかりした気持ちも身を持って経験できたので、以前より解像度高く改善の議論ができるようになりました。
Android アプリを開発しているエンジニアと一緒に、「このがっかりを避けるためどうしようか?情報の更新頻度をあげる?でも情報更新の頻度をあげると電池の消耗が大きくなったりとか、サーバー費が大きくなったりとかもあるよね。そことお客さまの便利さと比較してどっちがいいんだろう?」というようなことをあれこれお話できる時間は本当に楽しいですね。体験がアプリ開発に活きているなと感じます。こうして、リアルとアプリを行き来できる感じが僕はすごく好きです。
ちょっと話は脱線しますが、僕、もともと iPhone アプリのエンジニアになった理由の一つが、Bluetooth だったりとか GPS だったりとか、様々な iPhone のセンサーといったハードウェアを使えるのが面白いなと思ったことだったんですよね。
チャリチャリはそれに加えて、自転車、そして鍵というハードウェアがくっついてるという。アプリと連動して動く部品がついているアプリの開発なので、そこがまた僕の好きなところなんです。
子どもっぽいかもしれないですが、単純に QR コードを読んだら、鍵の機械の部品がガシャンって動くっていうだけで楽しい。ガシャンって手で締めたのが勝手に開くってだけなんですけどね (笑)
でもそれが何かを作っているという実感があって楽しいんですよ。アプリ開発って表示されてる絵だったり、画面だったり、目で見えるものが変わるだけってのがほとんどなんですけど、機械的に動くっていう部品が一緒に付いてるっていう喜びがあります。
採用チーム:
すごく楽しみながらお仕事されているのが伝わってきます!
ちなみにエンジニアチームってこうやってリアルで会うことはあんまりないと思うんですが、会って話すとどんな雰囲気ですか?働き方による違いとかもあれば是非教えてください。
jolly:
もの静かで落ち着いた方が多い印象ですね。
黙々と着実に遂行するタイプ、各々がプロフェッショナルに任務を遂行しているという印象です。
でもたまに集まって話すとみんなチャリチャリ愛が溢れていて (笑)。いつも「チャリチャリのここを改善したい」「この機能あったらお客さま便利だよね」みたいな話が共通して出るので、ワンチームでまとまってるなという印象を受けてます。
あえてエンジニアのタイプを技術寄りかプロダクト寄りかに分けるとしたら、チャリチャリのエンジニアは後者のイメージです。プロダクト寄りというか、いろんな技術を柔軟に使いながら、プロダクトを良くしたいっていう思いが強いタイプが揃ってるなって思いますね。
あと、働き方については、僕は業務委託という形態ですけど、基本的には全く区別なく、チームの一員としてコミュニケーションしていただいてるなと思います。ただ、働く時間は、僕がどうしても夜とか休日とかになるのでちょっとずれますね。週 1 で Sync する時間を持ちつつ、基本はテキストコミュニケーションでずっとやってきてます。
採用チーム:
そうなんですね。エンジニアの方の今後の生き方を考えた時に、プロダクト寄りの開発経験ができることってどういうメリットがあるんでしょう?チャリチャリでの仕事がエンジニアの方のキャリアにとってどんな価値になるのかとか、何を語れるようになるのか、というのを知りたいです。
jolly:
エンジニアはもともと専門職で、限られたところをやるみたいなイメージが強かったと思うんですけど、役割はどんどん広がってると思います。何か物を作る時に必ず共同作業になってきていますし、いろんな役割を持った人と何かを一緒に作り上げていかないといけない。それに加えて、それをどんどん早いスピードでこなさないといけなくなっているというのが最近のプロダクト開発だと感じています。
そういう時に技術 1 本だけで他は何も知りませんというよりかは、プロダクトに関連するいろんなことに関しても興味関心を持てると良いと思います。例えばカスタマーサポートや営業が何をやってるかというのを知った上で開発を進められるエンジニアの方がいろんなチームと協力がしやすくて、結果的に早くて期待通りのものが作れると思います。コミュニケーションミスが少ないから、無駄なものを作らなくて済むというか。社長はこういうものを作って欲しかったんだけど、コミュニケーションミスで捉え違えたままエンジニアが作って、これ全然違うじゃんみたいな話とか嫌じゃないですか (笑)
エンジニアって、何の役にも立たないものを作りたくない人が多いと思うので、そういう広い知識を携えて物を作ることでより良いものを作れるようになるんじゃないかなと思います。そして、より良い物を作ったらエンジニア自身も評価されやすくなると思うので、プロダクト作りやサービス全般に興味がある人というのは、いろんな意味で非常に良い資質があるのではないでしょうか。
でもこれって、二者択一の話ではなくて、専門性を深掘りするっていうのと、広い範囲を見るっていうのは共存できるというか、その人のタイプや、あと時期やタイミングによっていつ何をすべきかは変わってくると思うんですよね。ある時期は集中して専門性を深掘りたいけども、ある時期になったら広げたいみたいな話があると思うので。それらを時と場合に応じて使い分けていって、深く広くなっていくのがエンジニアとして強くなるってことなんじゃないかなと思います。
採用チーム:
メルカリでエンジニアの組織開発もしていた jolly さんの見解、多くの方がご覧いただけたらいいなと思います!
ちなみに、これはエンジニアの方向けの記事になるんですけど、その方々に向けて、neuet という会社やチャリチャリというサービスをお薦めするとしたらどんなポイントを推しますか?
jolly:
どんなポイントを推すか。そうですね、現実世界との接点がたくさんあるところをお薦めするかな。
いわゆる画面の中だけで起こるとかインターネットの中だけで起こることではなくて、実際に街の中でお客さまがチャリチャリというサービスを使ってくれているので、それを見ることもできるし、それを体感することもできるし、起こるトラブルも現実世界と連動したものに対応する必要があるので、よりリアルなものを作って動かしてるっていう体感が得られるというところは本当に面白いところだと思います。
リアルに感じられるし、生活にも繋がっているし、自治体の街作りとも関連があったりするという、僕達が住んでる現実世界に密接に繋がりがあるサービスなので、そこにきちんとアクションができるというのは、非常に優れた点、良い点、面白い点だと思います。
僕も今日福岡に来てリアルを目の当たりにして、今までの想像や伝聞、写真で見た光景が現実になってて、福岡本当にすごい!って思いますし、自分の技術がこうして関わってることを実際に経験出来たのがすごく嬉しかったです。
あと、チャリチャリによって、街の移動の距離感が変わりますよね。歩きだと 5 ブロック先の何かって行きたくないし、そこに電車とかがうまく繋がってない場合は多分自分の視界から消えちゃうと思うんですよ。だけどそこにポートがあるんだったら、スッて行けるじゃん!って話になるので、街のサイズ感が変わりました。こういう「日常の感覚」を変えられるサービスは面白くてオススメです!
採用チーム:
チャリチャリが今後、どうなっていったら嬉しいですか?
jolly:
もっと多くの都市で当たり前のインフラになるといいなと思います。
どこの都市でも、大きな駅までは新幹線等で来て、その先の交通は基本チャリチャリ。そう遠くまで行かなければだいたい市街地はチャリチャリでオッケーだよね!みたいな世界。そういうふうになっていくといいなというイメージがあります。
そのために、エンジニアとして、サービスをいつでも安心して使えるものにしていけるよう力を注ぎたいです。
チャリチャリの体験やシステムは、ある程度完成されてきているというか、福岡での様子を見るに、ベースはかなりできあがってきているかなと思います。
ただ、ちょっとした困りごとはまだたくさんあって、1 台って表示されておきながら行ってみたら無いとか、ポートに停めたんだけどポートじゃ無いよって言われたりとかするような、細かいトラブルがどうしても発生してしまっているんですよね。原因は、通信の状況だったり、GPS の精度の話とか、いろいろあるんですけど。そんなに多くは発生してはいないとはいえ、稀に発生してるものを、技術の力を駆使して改善していって、もっともっと本当に稀な状態にしたい。今はまだ安心できない部分があると思うので、ちょっとずつお客さまの体験を本当に安心して使えるところまで改善していきたいなというのがエンジニアとしてやりたいことですね。地味な部分ですけど、インフラと呼べるにはそういった努力が必要だと思ってます。
採用チーム:
jolly さんありがとうございました!
エンジニアとしての楽しさ、リアルと繋がるからこそのやりがいのお話しが聞けて楽しかったですね!
neuet は働き方による区別はなく、
サービスを良くするという目的でチームが編成されています。
本業はあるけどチャリチャリが気になるという方!
まずは業務委託という形でも可能か是非ご相談くださいね!