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【社員インタビュー】Android × Bluetooth のスペシャリスト harada が neuet / チャリチャリにジョインした理由
2018 年 2 月より、福岡市にてサービスを開始したチャリチャリは、おかげ様で現在 9,000 回/日も使っていただくこともあるほど成長しています。
そんなチャリチャリに 2020 年 10 月にジョインした Bluetooth のスペシャリスト harada さんの入社の経緯や
harada さんならではの IoT 関連のお話をインタビューしました。
<登場人物>
聞き手: HR - 中村
話し手: Android Engineer - harada
中村:
harada さん、本日はよろしくお願いします。
Bluetooth の技術開発のスペシャリストが neuet に入社した経緯をインタビューしつつ
harada さんならではの IoT 関連のお話なども伺えたらと思います。
harada:
よろしくお願いします。少し恥ずかしいですが、私でよければ。笑
中村:
早速ですが、harada さんの経歴と入社の経緯についてお聞かせください。
harada:
はい。私は 2009 年から Bluetooth 周りの開発をやっていて、アプリから FW・プロトコルレイヤーまで幅広く経験してきました。直近はロボット操作用 Android アプリの開発やタクシー車内の IoT 機器開発において
UI 設計から実装まで幅広く携わっておりました。
MaaS 関連の IoT プロジェクト経験などがチャリチャリで活かせるのでないかと思い、ジョインしました。
中村:
入社は決められたのは去年の 7 月だったから、ちょうど harada さんの在籍していた会社が複数の会社から資金調達を完了し、統合や全国約 10 万台のタクシーと提携するアプリをリリースした時期でしたよね。
harada:
そうなんですよ。この会社統合に伴い、プロダクトをより良くするための開発に加えて、統合に向けた準備の仕事が増えてきていて、仕事の方向性が変わってきました。
このままでいいのか?と漠然と思うようになっていた時に、アマゾンギフト券につられて、フォークウェル主催の LT に参加しました (笑)。
イベント終了後に Folkwell に登録したら neuet からスカウトがきて、もともとシェアサイクルに興味があったので話を聞きにいきました。
東南アジアで働いていたときに、短距離移動の便利さにびっくりしていて。逆に日本は短距離の移動はタクシーしかなくて不便ですよね。もっと短距離を便利に安価に移動できる方法はないかなと思っていたので、シェアサイクル事業をやっている会社の話は聞きたかったんですよね。
カジュアル面談で今後の事業展開やプロダクトへのこだわり、開発チームがメルカリ文化を一部継承していることなどを知り、シェアサイクルの中でもチャリチャリへの興味が深まったので、サービスを直接使ってみようと思い、福岡まで行きました!
当時は東京ローンチ前だったので、サービスを利用するには福岡まで行くしかなかったんですよね (笑)。
中村:
もう少し早くローンチできていれば.....申し訳ないです!!笑
確かに面談の時は話だけ聞いてみたいって温度感だったけど、そこからどんどん harada さんのチャリチャリへの熱量が上がっていったなぁって印象でした。
やっぱり赤い自転車がまちを走っている姿を直に見ると、思わず「この事業に携わりたい!」ってなっちゃいますよね。
harada:
そうなんです。その時までは転職の意思が固まっていたわけではなかったのですが、実際にチャリチャリを使ってみて、シンプルで直感的に使える UI が他のシェアサイクルになかったし、何より福岡のまちを赤い自転車が走っている姿に感動しました。
ハードがあって、自分の関わるサービスがまちで見れるプロダクトはそうないなと思いジョインを決めました。
中村:
実際に入社してみて会社やメンバーの印象はどうでしたか?
harada:
まず Onboarding がちゃんとしていて丁寧な会社だなという印象でした。大手の企業以外は Onboarding が全くない会社が未だに多いですが、neuet は役割分担も明確でスムーズでした。
実際に業務を始めた今だと、優秀なメンバーが多いなという印象です。
teshi さん (Android Engineer) が対応した Android アプリのストアレビュー改善はアプリ内の適切なタイミングでレビューを表示するというものでしたが、単純な実装だけではなく、その効果を最大化するためにどういったシチュエーションで表示するのか?という部分がよく考えられており、実際に大きな成果が出て驚きました。これは日本中の Android エンジニアがすごいなと思ったんじゃないですか。
※ アプリレビュー改善の詳細は「In-App Review APIでAndroidアプリレビューがめちゃくちゃ改善した話」に詳しく書いていますので良かったらご覧ください。
また、私が入社して間もない頃の hirutas さん (VPoE) の「データ分析の社内勉強会」も非常に良い取り組みだと思いましたし、勉強になりました。やはりデータ分析は事業において重要なので、社内のなるべく多くのメンバーができるべきだと思います。もっと言うと、意識が向いているかどうかだけでも違ってくると思います。
勉強会後は社内の Redash で多くのクエリやダッシュボードが作成されるようになり、以前より積極的にクエリを使うメンバーが増えているので、これも大きな成果をあげているのではないでしょうか。
※ 社内勉強会の取り組みの詳細は「非エンジニアでもデータ分析できる組織へ 〜社内勉強会の作り方〜」に詳しく書いていますので良かったらご覧ください。
中村:
私も hirutas さんの勉強会に参加しました。ほんとに分かりやすかったですし、社内の会話でもクエリ使いこなせないとダメだよねって会話もでてきましたね。
そんな neuet メンバーの中で、harada さんの今の役割やミッションはなんですか?
harada:
メインの業務はスマホ (Android) とスマートロックの接続の改善です。スマホのいろんな機種で鍵が正常にあくかをテストする作業を永遠とやってます。また、新スマートロックの導入に向けて、通信の仕組みやセキュリティ面について mats さん (組み込みエンジニア) と議論しながら実装しています。
※ harada、mats の業務の一部を「Androidアプリのテスト風景」「みんなの移動を支える裏方、チャリチャリの鍵の修理記録」で紹介してますので良かったらご覧ください。
特に mats の記事は何回見ても笑ってしまいますので、必見です!!笑
中村:
なるほど。地道な作業ですが、チャリチャリでは鍵が正常に空くかどうかはお客さま体験への影響が大きいので、非常に大事ですよね。
チャリチャリの開発に限らず、Android × Bluetooth の開発って今後も需要は高いですか。
harada:
Bluetooth が日本で普及し始めてから約 20 年経っていますが、現在でも接続性に関する課題が多く残っています。特に Android は色々なメーカーがカスタマイズを行うため、その相互接続性にどうしても問題が出てしまい開発に苦労することが多いです。それでもなお私が Android の Bluetooth にこだわっている理由がいくつかあります。
1. Bluetooth を使うと誰もが持っているスマホから無線で色んな機器に接続できる。
2. Android 端末は iOS 端末より非常に安価である。
3. デバイス側も Bluetooth を使うと安価に開発できる。
iOS でも同じことは出来ますが、誰もが持てる価格の Android 端末で Bluetooth を使ったアプリを作ることに価値があると思っています。
中村:
「誰もが持てるもので」という想いはチャリチャリのこだわりに近いですね。チャリチャリも車体の大きさやアプリのシンプルさにこだわっていますもんね。
最後に neuet で働く魅力・チャリチャリの面白さを教えてください。
harada:
私は 3 点あると思います。
・ハードウェアがあること
・アプリ・フロントエンド・バックエンドと全ての開発の経験ができること
・ビッグデータ・BLE の開発に携われる可能性があること
開発経験に関しては neuet の Engineering チームのポリシーですね。少数なので、やりたいならどんどんやっていこうといった感じです。
ビッグデータ・BLE に関しては今後も注目され続けるでしょうし、モビリティ事業ではデータ分析が今後大事になってくると思います。私の前職の会社の評価が高いのはなんといっても行動データというビックデータがあることですしね。まだ先になるとは思いますが、チャリチャリでも機械学習や AI 関連の開発が必要になってくる可能性もあるので、これは断言はできない話ですが、魅力の一つだと思います。
でも何よりハードがあること!とにかく、まずはチャリチャリに乗ってみてほしいですね。笑
中村:
最後にチャリチャリ愛が溢れましたね笑。でも分かります!
早く東京でもチャリチャリが走り回っている光景が見れるように引き続き頑張りましょう!!
harada さん、今日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました。