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「やりたくないこと」を考えて自己分析をしているか

みなさんこんにちは(^ω^)
採用担当の佐々木です。

今回は、私の新卒就活と転職活動の両方を振り返り、
また、現在就職活動中の学生の皆さんとの面談を通して感じたことから、
今、私が考えていることをつらつらお話していきたいと思います。

ちなみに、私は採用担当を始めてまだ4か月、社会人になってやっと1年経過、
もうひよっこもひよっこです。(※本記事の執筆当時です。)

なので、「こうすればうまくいく!」だとか「こんな就活生はダメだ」とか
そんなことは言えません。

ただ、1年前に社会人になったと思ったら、半年で転職することになり、自分が就活生だった視点をまだ新鮮な記憶として持ちながら、採用担当として客観的に就活生を見ることとなった人間

として、自分が感じたことを書いてみようと思います。

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就活中の皆さんからは、面談で以下のようなお話しをよくうかがいます。

「人のキャリアを応援したいので、人材業界を見ています!」
「新しいものが好きなので、IT業界を志望しています!」
「若いうちから挑戦していきたいので、ベンチャー中心に見ています!」
などなど。

就活では、自己分析の結果を通じて、「自分は何に興味があるのか?どんなことをしていきたいのか?」を考え、
それを軸として、業界を選んだり、会社の規模感を選んだり、職種を選んだりするわけです。

それってとても大事なことで、社会に出る前にいったんは考えてみるべきことなのではないかなあと思ったりします。
社会人として組織に属すると、「自分がやりたいかやりたくないか」ではなく、「組織の一員としてやらなきゃいけないこと」が増えていくので、誰に言われたわけでもないのに、幼い頃から純粋に大事だと思ってきたものや考え方は見えづらくなっていくものだと、私が大学3年生の時にどこかの企業の人事の方から聞いたような記憶があります。

でも、私は転職を経て、「やりたくないこと」もふまえて就職先を選ぶことも、大事だと思いました。

学生時代、私には叶えたい目標がありました。そのために、自分なりに部活や勉強を、つらくても頑張ってきました。だから、新卒での就職活動中も、やりたいことや叶えたいことのためなら、嫌なことでも大抵のことは頑張れると思っていました。
心の底から「どうしても」叶えたいと思っている目標であれば、そうだったのかもしれません。

でも、仕事は、自分のやりたいことや成し遂げたいことのためだけにやっていけることばかりではありません。
もちろん、大枠で考えたら、自分のお金を稼ぐため、スキルをつけるため、その先の目標を叶えるために仕事をするとも捉えられます。ですが、私には「仕事は自分の目標を叶えるための手段」と考えられるような、大きな目標がそもそもありませんでした。

そして、私が選考中に面接の場等で話していた「やりたいこと」というのは、
正直に言うと、「仕事をするとしたらやりたいと思えること」であって、
「全心血を注ぎ、人生をかけてやりたいこと」ではありませんでした。

つまり、何が言いたいかというと、
「仕事をするとしたらやりたいと思えること」のために、
自分が特に嫌だと思うようなことでもやり続けられるか?ということです。

例えば、社会人になったばかりでまだまだ成長途上、
仕事をうまくやっていくために必要なスキルや経験が足りていない時期に、
どんなに頑張ってもうまくいかないことが多かったり、他の会社と比較して特別に給与水準が高いというわけではない中で、
自分にとって「どうしても我慢ならないくらい辛い」と思うことばかりだったとしても、仕事を続けていけるでしょうか?

これは、転職活動をしていた時に、大学の時の先輩から言われたことです。
実は、その時は自分ではそのアドバイスに対して、そんなにピンと来てなかったのですが、
「仕事をするとしたらやりたいと思えること」ができ、「自分がどうしても嫌なことや、やりたくないこと」を避けられそうな仕事や会社であるかどうか、ということを考えて活動してみました。

今も仕事をしていて、できることもまだまだ少ないですが、それでも「面倒だな」とか「嫌だな」と思うことは当然あります。でもそれは、私にとってどうしてもやりたくないことではないので、私の中で「仕事をするとしたらやりたいと思えること」のために我慢できますし、自分の成長につながると思って前向きに取り組めます。

就活中の皆さんとお話ししていると、仕事において「どうしてもやりたいこと」をすでに持っている人の方が少ないように感じます。
もちろん私もそうです。

そして、私はそれでよいと思っています。
実際に会社で働いてみないとわからないことはたくさんあって、できるようにならないとわからないやりがいや楽しさもあります。
それに大前提として、心からやりたいと思えることを、必ずしも仕事の中で見つける必要もありません。

だからこそ、
「やりたいことができるかどうか」だけではなくて、
「どうしてもやりたくないこと、嫌なことがないかどうか」も含めて考えてみることもよいのではないかな、と思います。

例えば、
個人で数字を作るような仕事はどうしても嫌だなとか、
体育会系の社風の中で仕事をすることは自分の性格では難しいなとか、
カレンダー通りの休日でないと嫌だとか、
人それぞれの価値観で、様々な視点から考えることができます。

ただ、誤解してはならないのは、
どんな仕事を選んでも、どんな会社に行っても、
おそらく「やりたくないことを全くやらなくて済む」というわけではないということです。
(きっと皆さんもわかっていますよね。。)

やりたくないことを全くやらずして成長することもないですし、
その先のやりがいもきっと見えてきません。

また、どうしてもやりたくないことをやったからこそ生まれる成果が、
自分の成長につながることもあるかもしれません。

なので、あくまで「自分のどうしてもやりたくないこととは何なのか、それに耐えられるほどのやりたいことはあるのか」ということを、
まず自己分析を通して考えてみるとよいのではないかと思います。

そして、もしできたら、
すでに社会人になった先輩から、働いていて特に嫌だと感じることを聞いてみてもよいかもしれませんね。

長くなりましたが、まだ就職活動の軸が定まらないという方、複数内定が出ていて決めかねている方の参考になったらうれしいなと思います!

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