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「男性の育休:子供と接する時間がなかった人にこそ、特にオススメ」その理由を聞いてみた

「イクメンプロジェクト」の機運はいかに?

2016年度の厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得率は、3.16%とのこと。2015年度より約0.5ポイント増加し、過去最高を記録しました。ちなみに女性の育児休業取得率は、81.8%です。

男性の育休取得に関しては、ほんとにすこーしづつ進んでいるというのが現状です。
ちなみに、厚生労働省では2020年度までに男性の取得率を13%にしたいという目標を立てています。


なぜ今、男性の育児休業なのか?|育児休業を取る|育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。イクメンがもっと多くなれば、妻である女性の生き方が、子どもたちの可能性が、家族のあり方が大きく変わっていくはず。そして社会全体も、もっと豊かに成長していくはずです。
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/employee/concept/

1月に1ヵ月の育児休業から復帰した男性社員に、実際に育休とった感想を聞いてみました。

育休中、いちばん困ったことはなんでしたか?

妻も一緒だったので特別に困るということはなかったのですが、寝かしつけが大変でした。

今でもすんなりとはいかないので苦労しますが、成功すると達成感があります。

育休取得により、かなえられたことを教えて下さい

育児休業までは残業することも多く、平日は子どもと接する時間がほとんどありませんでしたが、 育児休業中は子どもとずっと一緒にいることができたので、子どもとの距離を縮めることができました。 家族の絆を深めることができたのが、育児休業をとって一番良かった点です。 子どもたちの成長をすぐ近くで見れることがうれしかったです。


該当する男性社員がいた場合、育休取得をすすめますか?勧める場合は、なんと言って勧めますか。

自分が取得して良かったと思っているので、すすめます!

もちろんそれぞれの家庭の事情もあるとは思いますが、選択肢の一つにして貰えたらと思います。

私のようにあまり子供と接する時間がなかった人には特にオススメします。 育児を通じて得られることは多く、男性が本当の意味で父親になるには時間がかかるとは言いますが、 私は育児休業を通じて、はじめて父親になれた気がします。

つまり、私が育児休業をすすめるのは、育児に積極的に関わることで、形式的な父親ではなく、 本当の意味で父親になる、いいきっかけになると思うからです。


育休を取る前と取った後で、心境の変化がありましたか? 

心境の変化はあります。

表現するのが難しいのですが、非効率なことや無駄とも思えるようなものも大切に思えるようになりました。 心に余裕のようなものが少しできたのかもしれません。

ただ、仕事に戻って数日ですが、少しずつ前の状態に戻りそうな気配を感じているので、休暇終了後も積極的に育児をしていくことはとても大切だと思います。


~編集後記~

今回、育休復帰当日に色々と育休中のお話を聞く機会を持てたのですが、柔らかな雰囲気の中に、ちょっとやそっとのことでは動じない父の強さを感じました。

「育休前はインプットに費やす時間が非常に多かったですが、子ども時間に合わせて進んでいくゆったりとした時間に身を置くことで、いいアウトプットができるようになった」というお話もとても興味深かったです。

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