1
/
5

心が折れました、昔の話ですが。

はじめまして、制作部の安井です。

早いもので、CDCに新卒入社して10年目になります。のべ1000社の採用のお手伝いをしてきたでしょうか。そんな経験から、学生の皆さんに何を伝えられるかと考えました。お客さんに喜んでもらえた話、めちゃめちゃ嬉しかった話、目もあてられないほどの失敗話・・・んー、いろいろ考えた結果、あまりご紹介することのない、心がポキっと折れた話をさせていただくことにしました。

■話の舞台は、type就活制作時

ご存知でしょうか、キャリアデザインセンター(以下CDC)では、今でも雑誌を作っています。僕が言うのもアレですが、めっちゃカッコいい雑誌なんです。国内外の名だたる代表やその企業のエース級人材が、自身の仕事について語っています。僕ら制作部は、その記事制作も担当していて、毎年夏から秋にかけて、猛烈な勢いで取材→制作しています。

長文ライティングスキル、業界知識なんかが、かなり求められるということもあり、だいたい入社5、6年目になってはじめて担当できるという仕事。しかも、10年選手の先輩のディレクションのもと、言葉選びひとつにまでこだわり抜いて、広告をつくりあげていきます。

■取材で興奮!最高の素材が集まってテンションMAX

担当になったのは、僕が大好きな某大手広告代理店。有名外車メーカーに企画提案するために、5日間ニンニク注射を打ちながら企画を練ったり、本社のあるドイツまでわざわざ訪問したりと、普通は聞けないようなちょっとぶっ飛んだ話から、企画を考え作り上げるまでの非常にクレバーな話まで、めちゃめちゃおもしろい取材ができました。これで最高の広告が作れる!と、もう興奮状態でした。

■あれれ、ダメですか。。

素材は100点。あとは僕の調理次第で、この企業に惚れ込む学生の人数が決まる。うん、いいプレッシャー具合だと、いただいた話を文面化していきました。でも全然進みません。10行書いたら9行消す。そんな風に1文1文、めちゃめちゃ考えて、感情なんかも載せて作り込んでいきました。そして完成。完璧だ、どこにも突っ込むことがない、そう思って上司のディレクターに提出。しかし、帰ってきた言葉は、「んー、もう一回つくろうか」でした。ガーン。。

■でも、そんなことじゃ僕の熱は冷めません

この仕事をしていると、少なからずあるボツ。全然平気です。だって、もう一回つくれば、確実に前回よりいいものができるから。と、いただいた指摘を参考にしながら、再構築。これなら間違いなくOKだ、自信のある原稿を提出しました。でも、2回目の「もう一回つくろうか」が待っていました。そしてこれをあともう1クール繰り返しました。

まるっと3回ボツ。僕の心が強くないのもあいまって、ポキーンといきましたね。圧倒的な力量不足を痛感したとき、僕の心はきれいに折れました。ここまで気持ちよく折れたことがなかったのですが、張りつめていた神経がパーンってなって、ちょっとした浮遊感?みたいなものがありました 笑

(その後、上司の力を95%借りながら、すごくいいものができました、あー悔しい)

■限界超えたら強くなる、漫画みたいなやつ

そんな経験を経て今、心が少し強くなりました。ちょっとだけ。限界を見てみるもんだなって思った貴重な経験になりました。とここまで話してきましたが、心を折りたいって話ではありません。それくらい夢中になって働ける舞台があるってのが、本当に恵まれているなと自分自身思っています。それなりの仕事で、それなりに楽しいなんていらない。とことん全力全開であり続けたいな。

■CDCの制作マンが情熱を込めて作っているtype就活発売中です

リーディングカンパニーの「シゴトの現場」で活躍する若手社員のリアルな姿、仕事にかける情熱を幅広く取材し、ノウハウだけではない新しい就活スタイルを提案している雑誌です。今年のテーマは「ひとつ上の就職」。薄っぺらい常識に踊らされず、働くことの本質を考えてみませんか?

【媒体概要】
出版社名:株式会社キャリアデザインセンター
価格:276円(税別)
発売日:2017/11/1
発売場所:首都圏大型書店、大学生協など

株式会社キャリアデザインセンター's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings