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こんにちは、キャラットの広報担当鈴木です。
今回は、キャラットの創業当時のエピソードと、弊社代表 佐野について、お伝えできればと思います。
ちょっと長くなりますが、お付き合いくださいませ。
* * *
キャラットは元々、1994年4月27日、奈良県香芝市に代表取締役社長 佐野隆之が立ち上げた、1店のDPEショップ、つまりフィルム現像店でした。
当時は写真撮影といっても、フィルム撮影が主流であり、DPEショップが多くありました。個人DPEショップとして、キャラットはスタートしたのです。創業直後は、撮影自体は行っていませんでした。
佐野は当時24歳で、建築関係の仕事にてキャリアを積んでおり、写真の知識は趣味程度でしたが、「起業する」という想い一つで、思い切って店舗を立ち上げたのだと言います。店舗設立の経緯について、佐野はこう振り返ります。
「誰かの為になることを始めたかった。そんな中、姪っ子を撮影する姉の姿が印象的だった。写真は生活の色々なシーンで必要とされているのに、業界の変化は遅く世の中のニーズに応えられていない。」
(写真:1994年創業時、第1号店)
また同時に、経営者でもあった両親の影響を受け、自身も経営者として企業を成長させたいという気持ちも強く持っていました。佐野は店長として現場に立ち始め、そこから長い間現場に立ち続け、2004年有限会社化、また2008年有限会社から株式会社キャラットとして組織変更、拡大展開を実現します。
実は新卒の時大手金融会社に内定していた佐野は、内定式のタイミングで辞退、建築関係の会社へ入社しました。当時を振り返り、佐野は「若かったので、それが一番の選択肢だと思っていた」と笑います。「入社式に行ったら、スーツの新卒がずらーっと並んでいた。それを見た瞬間、自分が一人いなくても、誰も気づかないだろうなと思った。そこで仕事するより、もっと自分らしい仕事の仕方がしたい。そう考え、内定辞退を決意した。」
(写真:代表取締役社長、佐野隆之)
創業間もなく、キャラットに転機が訪れます。
DPE店舗として順調に客足を伸ばす中、佐野はある時お客さまから撮影のご相談をされたのでした。七五三の記念に撮影をしてほしいということ。撮影の経験はないのでと丁重にお断りをしたものの、お客様は熱心に続けます。
「この子は人見知りなのに、ここでは家と同じように笑うから。」
その言葉に、佐野は撮影をお受けする決意をしました。
店舗内にスタジオを製作し、衣装や小物、撮影機材を必死で準備をして当日を迎え、無我夢中で撮影をしました。
現在の様にサムネイルが確認できないフィルム撮影。ドキドキしながら現像に出します。
そしてついに仕上がったお写真をお客様にお見せすると…
いつもの笑顔が納められたお写真に、ご満足いただけたのです。
「お子さんの、本当の笑顔を残したい」
その親御さまの想いにお応えしたことで、私たちが【まちの写真館】になった瞬間でした。
その親御さまからママたちの間で口コミとして広まり、「子ども向け写真スタジオ」としての撮影案件が増えていきました。
創業後10年を経てフィルム現像事業は時代とともに淘汰され、他方、子ども向け写真スタジオのニーズ、またブライダルフォトや卒業・成人式撮影のニーズは増えていき、お客様の声に応えるべく、現在まで店舗を拡大してきました。
2004年以降は関西を中心に展開、その後2007年に初めてスタジオキャラット アリオ西新井店を出店、関東進出を果たします。店舗出店拡大時も、エリア&物件探しから採用、内装デザイン施工等まで全て自分たちの力で行いました。
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もともと、奈良県の小さな1店舗から始まったキャラットは、現在全70店舗、45拠点と拡大しました。今後は、「スタジオコフレ」をはじめとするスタジオ出店拡大だけでなく出張撮影「OSOTO(オソト)」やECレンタル事業「Chicott(チコット)」も事業拡大も目指していきます。
キャラット創成期のストーリーについて、お読みいただきありがとうございました。
もしキャラットについて、想いに共感、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度お話しましょう!