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建設業界のDX化の必要性

こんにちは、キャパ加藤です!新年度を迎え引っ越しをした人はいますか?私も最近引っ越したのですが、「なんでこんな物を持ってきたんだろう」というものが多く、使う予定のものをたくさん実家に忘れてきてしまいました...。私の引っ越しはまだ終わらないようです。

前回、私の自己紹介と転職理由について簡単にお話をしました。今回はそこでも触れた「なぜ建築業界にDX化が必要とされているのか」という点をご説明しようと思います。

DXとは

近年、様々な業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が重要視されています。建設業界も例外ではなく、Construction DXと呼ばれるデジタル技術を用いて人手不足対策やワークフローの改革が注目を集めています。トヨタのスマートシティなどをCMで耳にすることも増えてきましたね。しかし日本の建設業界は、海外と比べてDX化が遅れていると言われています。私も実際、建築業界で働いていた際に痛感しました...。

国の指針と現状

昔からのやり方が根強く残る日本の建築業界はDX化が遅れています。私も前職で設計をしてましたが、BIMに触れる機会はありませんでした。国土交通省は建設業界にICT技術を導入するi-Constructionという政策を進めています。また「2023年までに小規模工事を除くすべての公共事業にBIM/CIMを原則適用」という方針が掲げられています。国だけでなく大企業もBIMの導入を進めており、今までのやり方では置いて行かれる日が来るかもしれません。

導入は簡単じゃない

「じゃあ導入しよう!」と意気込んでも、BIM等新しい技術の導入は参入障壁が高いです。

・案件が少ない

今後の設計は従来の2次元であるCADから3次元のBIMへと変わっていくでしょう。しかしまだBIMの案件は多くありません。BIM導入をする企業や技術者は案件の量に比例すると思います。

・データが少ない

BIMで設計するに当たってファミリというものがあります。例えるならばレゴブロックのようにパーツを組み合わせて立体の建物を作るのですがそのパーツが多くはありません。最近はメーカーサイトからダウンロードできるところも増えてきましたが、まだ多いとは言えません。

・ライセンス費用がかかる

現状の2次元CADは買い切り型か”JW_CAD”のようなフリーツールがあります。しかしBIMソフトのRevitやArchiCADは年間ライセンスとなっているため毎年一定のコストが発生します。

このように導入には障壁がありますが、使ってみるとBIMはとても便利です!設計会社を退社してIT企業であるキャパで(まさかの!)BIMを触る機会があったのですが簡単で楽しいですね。図面の整合性も保てますし設計会社時代に利用したかったです...。大学の時に利用した3DCADと混同していたのですが触ってみると違いが分かります。。「BIMと3DCADって一緒でしょ」と考えている人もいると思いますが、別物です。それについてはまた次の記事でお話させて頂きます。

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