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【社員インタビュー】「より良いプロダクトを目指していくための『作り方を作る』役割」 CTO候補として入社したベテランエンジニアがカナリーで目指すことこんに

こんにちは。株式会社カナリー 経営企画室 HR&Culture統括 / 採用責任者の眞砂です。

カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。
日々の暮らしには、不便・非効率がありながらも、過去の延長で「当たり前」と受け入れてしまっていることが溢れていますが、我々は、デジタルの力でこの「当たり前」をアップデートし、もっといい未来をつくっていくことを目指しています。

今回は、CTOとして2023年1月に入社した中山太雅さんへのインタビューを実施しました!


0. 簡単な自己紹介

中山太雅です。1983年生まれ、神奈川県の真ん中あたりにある大和市の出身です。

カナリーではCTO / 開発本部 Development Architectとして、チームの在り方やふさわしいコードの形など、「作り方を作る」ような業務を担当しています。

社内のメンバーからは「どらさん」と呼ばれています!よろしくお願いします。

(「どら」というあだ名の由来もこの後出てくるかも…!?)

1. 幼少期~学生時代について

小学生くらいまでは「悪ガキ」って感じの子供時代だったと思います。外で遊ぶことが好きで、近くの川でザリガニを取ってみたり、秘密基地を作ったり、自転車に乗ってちょっと遠くまで行ってみたりと本当にヤンチャで元気すぎるくらいでしたね(笑)

一番最初にプログラミングツールを触ったのは、確か小学生の低学年くらいの時だったと思います。BASICというプログラミング言語でしたね。その時は少しだけ触ってみた程度ですごくハマっていたというわけではなく、一旦離れていた時期もありました。その後小学5年生のときにMacintosh(今のMac)の「Performa 588」というパソコンを父が買ってくれて、そのPCで「HyperCard」というソフトウェアを使って、絵が動くようなコードを書いて遊んでみたりして、そこからプログラミングにめちゃくちゃハマり出したのをすごく覚えています。

中学生になってからは、ほとんど毎日パソコンに関係することに時間を費やしていて、Javaメインでプログラミングにより没頭するようになっていました。当時「AWT」っていうGUIを使って絵を描いたりグラフィカルな表現ができたりするAPIがあって、それで2Dのレースゲームとかを作って遊んでいました。

高校生になっても引き続きPCにハマっていたのですが、あとは車もすごく好きでしたね。実は中学生くらいの時から車に興味は持ち始めていたのですが、高校生になると「運転してみたい!」という方向に意識が向いていました。とはいえまだ免許は取れない年齢で...スピード自体は好きだったのでマウンテンバイクをカスタムして遊んでみたり。なんかずっと遊んでますね、僕。大丈夫かな、このインタビュー(笑)

高校を卒業して春休み中に短期合宿で免許を取り、大学生になるとすぐに車を買いました。シルビアっていう走り屋御用達みたいな車で、それに乗って峠とかサーキットに行っていました! 当時はプロのレーシングドライバーになりたくて大学での勉強もそっちのけで車のことばっかりやっていたんですよね。今思えば良い環境の学校だったのに勿体無かったなと...。

あ、そうそう、僕のニックネームの「どら」についてなんですが、この辺でそろそろ言いましょうかね!高校生の時に自分のウェブサイトを作ったんですけど、そのタイトルが「Driving(ドライビング)」だったんです。大学の新入生歓迎会の時に「こういうサイトを作ってるんですよ〜!」っていう話を先輩にしたら、「ウケる!お前ドライビングな!」とイジってもらって、そこから派生して「どら」になりました。カナリーの社内でもみんなから「どらさん」と呼んでもらっています。

ここまで話しながら思い出したのですが、小さい頃からよく「あなたはハマりだすとそればっかりやる子だね」と親に言われていたんですよね。幼稚園の時はレゴでずっと遊んでいたり、ザリガニ取りにハマる時期があったり、穴掘りばっかりしてるときもあったり。プログラミングも車もそうですし、ハマるとのめり込むタイプなんですよね。

2. 前職までやっていたこと

▼新卒時代

最初に入った会社は、神奈川県にある小さなソフトウェア開発や自社サービスを作っている会社です。そこでは、お客様先に出向いてヒアリングをし、開発をしてできたものを設置しに行ったり、サーバごとセットアップをして導入したりと、色々な経験をしました。

学生時代からその会社でプログラミングのアルバイトをしていたのですが、社長も僕がレースをやりたがっていることを知ってくれていて、「レースをさせてあげるからウチにおいで」と誘っていただき就職をしました。レースって年間に数百万っていうお金がかかるんですけど、新卒でそんなお金を用意するのは難しくて、その会社に僕のスポンサーになってもらうような形で働いていました!

▼2社目

その後、DeNAという会社へ転職をしました。
当時(2011年くらい)は、ガラケー、フィーチャーフォンなどのソーシャルゲームが流行っていて海外進出も目指していてすごく勢いがある会社だなという印象でしたね。僕も海外で仕事をしたいと思っていたのと、前職よりも大きな会社で強い人たちと一緒に働きたいと思っていたのですごく刺激的な環境でした!

DeNAでの最初の3〜4年はフィーチャーフォンのバックエンドの開発をしていたのですが、だんだんとスマホが主流になってきて、少しリッチな2Dゲームや3Dゲーム、UnityやCocos2d-xなどに時代がシフトしていき、その後の4年間くらいはUnityのチームで3Dのゲームを作るような業務をメインで担当していました。

▼3社目

3社目は、大手金融系のグループ会社で新しい金融体験を作るための仕事をしていました。そこでは、グループ会社内向けのコンサルをしたり、社内の複数の部署が集まる巨大なプロジェクトに参画をしたりと、日々奮闘していました。

その後は会社を辞めて、次は何をしようかと考えていたタイミングで、当時付き合いのあったアメリカ人のエンジニアの方に誘ってもらい一緒に仕事をすることになり、個人事業主になりました。

▼個人事業主時代

アメリカのベンチャー企業の1つのプロジェクトに参加するような感じだったのですが、契約時の保険やら何やらの条件が結構大変で...(笑) あとはバックグラウンドチェックがあって、これまで所属していた会社や卒業した大学に問い合わせが入ったりしてめっっっっっっっちゃ時間がかかり、やっとの思いで契約ができたときは布団の中で泣きました(笑)

アメリカでの仕事はプロトコル開発がメインで、知り合いとしてもエンジニアとしても尊敬していたエンジニアと一緒に働けることと、英語が使える仕事であることも僕に取っては嬉しいポイントでした。あとはRustという言語をみんなが使い始めていてそこにも興味がありました。その仕事は1年弱ほど担当をして、出張でサンフランシスコに行かせてもらったり、会社の全社ミーティングに呼んでもらえたりと、プレッシャーも大きかったですが、すごく楽しかったですね。

英語に関しては、ペラペラではなかったのですが文章のやりとりはスムーズにできるくらいでした。会話は日常会話だったらできるっしょ!と思っていたのですが、意外と聞き取るのが難しいし、仕事用語だとまたさらに難しくて。自分が幼稚園生にでもなったかのような感じでした(笑) 話している内容がわかればいけるんですけど、それを理解するのが大変でしたね。コードであればアウトプットはできていたので、何とか仕事ができたのは救いでした。

それから、仕事に誘ってくれたエンジニアは本当にすごいエンジニアでナイスガイなんですよね!コミュニティに入った人にはすごくオープンで、丁寧に質問に答えてあげたり教えてあげたりして。僕も入った当時はRustを使ったことがなかったのですが、「できるから大丈夫!」と言って励ましてくれたり、僕にとっては弱みだと思っていたところを引き出してくれて信じて任せてくれたりと、彼の懐の深さにはすごく助けられましたね。そういう人間的な深みの部分は僕も大事にしたいなと思いました。

▼4社目

アメリカのプロジェクトが終了した後は、採用イベント経由でコンタクトがあったスタートアップへ転職をしました。当時の僕は、サービスを作ることはもちろん、起業にも興味がありました。自分の中でサービスを一つ作ろうとしたらどこが弱いかなと考えたときに、Webのフロントエンドとインフラを強化しようとしました。前職では、Webフロントエンドをメインでやっているメンバーがおらず、コアな技術はあるものの、それをちゃんとユーザーに届けられるものにまでは作れていない状態だったので、そこを僕がやらせてもらうことになりました。ゼロからWebフロントエンドを立ち上げて自分が設計したものを、機能まで作り上げて運用までやって、ユーザーに届けるところまでスケールさせていくことができたのは良い経験でしたね。

あとは、失敗もたくさんしました。僕にとっては結構屈辱的で...。印象に残っているものでいうと、時間をかけてリサーチをしてその通りやってみたものの、初期に出したものは設計上で良くないところがあって最終的には失敗した、みたいな。

ただ初手で失敗はしたのですが、実はその後7万行くらいのコードを全部自分で書き換えて、大丈夫な状態に戻したんですよね。(笑)
当然つらかった一方、やり切った感もすごくありました。自分で設計をして、プロダクションレベルまで持っていき、失敗もしたけどちゃんと立ち戻す、という一連の流れを経験できたのは結果的にとても良かったです。

3. カナリーを選んだ理由と、選んでみた結果はどうだったか

カナリーに出会ったのは、転職で冒険をしようかなと思っていたタイミングでした。
VCと繋がりのあるエージェント経由でカナリーを紹介してもらったんです。最初の印象としては、「ベンチャーだけどかっちりした開発環境だな」という感じでした。ある程度の型ができてはいるけど新しい領域にも挑戦していけそうで、自分が求められていることに応えたい!と思い、入社を決めました。

あとは面接の時に、採用担当のゴッティさん(眞砂)の引き込み力がすごいなと思ったんですよね。ド直球に「一緒に働きたいんです!」という思いを伝えてくれて、ストレートの球を真正面から食らった!!と思いました(笑)
そこで、この人の役に立てるように力を発揮したい、と思ったのも入社理由の一つですね。

4.今の仕事について

冒頭でお話をした通り、現在はCTO / 開発本部のDevelopment Architectを務めております。
一般的な役職名ではないかと思いますが、簡単にいうと、より良いプロダクトを目指していくための「作り方を作る」役割ですね。例えば、チームの部分だと「どんな責務」の「どんなチーム」で「どういうコラボレーション」ができるかという話だったり、コードがどういう形であるべきか、を調整するような感じです。

直近でいうと、Portal Team(toC 部屋探しポータル「カナリー」を担当)・CRM Team(toB 仲介会社向けSaaS「カナリークラウド」を担当)・Enabling Team・Platform Teamの4つがあり、それぞれのチームがうまく連動していくための調整をするのがメインです。業務の割合は、会議が1割、開発運用が3割、Enabling Teamとしての活動が2割、採用が2割、その他が2割くらいです。

▼各チームの詳細はこちらのテックブログ記事もぜひご覧ください!

10倍のバリューを生み出す開発組織体制
こんにちは。BluAge で Development Architect をしている中山です👋🏻 私たちは【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションに掲げ、「 Canary」という BtoC の部屋探しポータル(アプリ/Web)や「 Canary Cloud 」という BtoB SaaS(不動産の仲介会社様向けの顧客管理システム)などの開発・運用を行っています。 ...
https://zenn.dev/bluage_techblog/articles/995302d2597065


5. 休日は何してる?

最近の休日は、結婚に向けた準備をずっとしていますね。両家の顔合わせで京都へ行ったり、物件を探したり、引っ越しの準備をしたりしていました。

あとは、今も趣味でサーキットに行っています!昔のようにガチなレースをするとかタイムにこだわることはしておらず、シンプルに車との対話を楽しんでいます。こういう操作をするとこういう姿勢になってこういう挙動になるんだ!という発見をするのが楽しいんですよね。いち車好きとして、サーキットに行って自由に車を楽しむといった感じです。

6. モチベーションの源泉と、その理由

まずは、「プロダクトを作るチームがバリューを出しやすい開発の仕方を考えたい・作りたいと」いう思いが一番大きいですね。自分が今まで開発をやってきた中で、「もうちょっとこうだったらいいのに」とか「こうやったらスムーズなのに」と感じてきたことを開発チームにもどんどん取り入れてバリューを高めていけると良いかなと思っています。

もう一つは、僕自身もエンジニアとしてまだまだ成長していきたいという気持ちがあります。先程も少し触れた通り、インフラの領域はもっと深めていきたいですし、一緒に開発をやっていくことでチームとしても僕自身も成長できる環境があるという点もモチベーションになっています。

あと、これは僕の野望みたいになってしまうのですが、将来的には引退をして大学にもう一度行きたいという思いもあります。大学生の頃は車のことばっかりで少し勉強を疎かにしてしまった部分もあったので、落ち着いたら田舎に住んで大学に通って勉強に没頭してみたいなと思っています。

7. カルチャーについて

若くて活発、でも仕事はすごく真面目に取り組むメンバーが多いですね。あとは、スピード感!ですかね。

ついさっきの話なのですが、とあるエラーが出ていて「原因って〇〇だよね」という感じの軽い雑談をしていたんですよ。そしたらその15分後くらいにはもう改善されていたんですよね。たまたま時間に余裕があったのかもしれないですが、エラーに対する感度がすごく良くなっていて、小さい気づきにもパッと対応できるスピード感って大事ですよね。こういう行動ってチーム全体に良い影響を与えてくれるのと、僕自身も改めて背筋がピッと伸びましたね。

8. どんな人と働きたい?どんなチームを作っていきたい?

「ものづくり」に真面目な人と一緒に働きたいですね。今ある「カナリー」もそうですが、自分たちが作ってきたサービスを「自分の人生の作品」だと思って取り組めるかってすごく大事だと思うんです。コードひとつにおいても簡単に妥協はせず、負債をできるだけ残さないように、のちのエンジニアも気持ちよく扱えるようにという感覚で組み上げていきたいですし、コミットログに自分の名前が残っても恥ずかしくないようなコードを書いていきたいという想いでやってきています。

もちろんユーザーにとっても良いサービスを残していきたいのも当然ですね。そういう意味で、「自分の人生の作品」だと思って、真面目にものづくりに取り組んでくださる方と良いプロダクトを作っていけると嬉しいです。

9. 読者へのメッセージ

まずは、ここまで読んでくださってありがとうございます。
僕らカナリーはまだまだ発展途上というか、できること・やらなきゃいけないことがたくさんある状態です。そんな状況を楽しめる方や、一緒に成長していきたいと思っている方がいらっしゃったら、ぜひエントリーしていただきたいです。良いプロダクト・良いサービスを作ることに対して本当に真面目なメンバーが多く、フェーズとしても「今」が一番成長機会が多くておもしろい段階です。

面談などではもっと詳しい情報もお伝えできるかなと思うので、ご興味を持ってくださったらカジュアル面談でお話しましょう!よろしくお願いします!


▼エンジニア向け Entrance Book

Engineer Entrance Book
このEntrance Bookは、株式会社カナリーに興味を持ってくださったエンジニアの方に向け、会社やエンジニア組織、働き方などについて知っていただくためのものとなっています。
https://recruit.canary-app.jp/engineer-entrance-book


▼テックブログも公開中!

BluAge Tech Blog
株式会社BluAgeのプロダクトチームから、技術や開発組織に関する情報を発信していきます。
https://zenn.dev/p/bluage_techblog


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この記事を読んで、カナリーにご興味を持ってくださいましたら、
ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?エントリーお待ちしております!

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