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個人が集まって会社になる

昨日の新聞で興味深い記事を見つけた。ある研究所のアジア太平洋14ヵ国・地域を対象にした調査で、「現在の職場で継続して働きたい人」も「転職意向のある人」も日本が対象国中で最低だったというのだ。今の仕事にたいして愛着はないが、かといってそこを抜け出して新天地に飛び込むほどのエネルギーもないといった世情を反映しているという。うすうす感じてはいたことだけれど、これは相当によくないことになっている。だから会社はもっと考えた方がいいよね、と続く文脈の中で語られているのが新聞の記事なのだけど、いやいやそこに持っていくこと自体が問題なんだよ、と言いたくなる。働く魅力のない会社は、優秀な人をキープできなく...

20年目の小さなお店たち

1. 小さなお店の集合体はじめまして。株式会社カフーツ 採用担当の石川です。私たちは、リネンの洋服の店 LISETTE(リゼッタ)、器の店 KOHORO(コホロ)、リネンのインテリアと手芸の店 the linen bird(リネンバード)、カレーショップ OXYMORON(オクシモロン)、コーヒーショップ ELMERS GREEN(エルマーズグリーン)…など、「小さなお店」の集まりです。全部で12ブランド、約30のお店を運営しています。その「小さなお店」の集合体ともいえるのがカフーツで、ひとつの価値観に根差した小さなお店が集まった「小さな商店街」だと思っています。どのお店も取り扱っている...

2017年にむけて

小売りに逆風が吹いた昨年、正月休みを宣言した伊勢丹を応援したけど、やっぱりそれじゃあダメなんだの声が聞こえてくる。その一方で時間外労働の規制、金曜日の時短など労働環境改善の号令は大きくなっている。その前にショッピングセンターの正月休みや、営業時間短縮の旗を振ってほしいなあ。金曜日に早帰りされたら、それでまたサービスする側のスタッフにしわ寄せがくるだけだ。もっとみんなが別々の時に休みをとって、サービス業の仕事量を平準化しない限り、お店の人達の仕事は楽しくならない。間違いなくみんなは、いつも適度に忙しいことにモチベートされるのに、大抵はかなり暇で、たまにとんでもなく忙しいだけだ。もっと休みま...