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佐渡の地域活性化を始めた理由とこれからの方向性

株式会社文化アディックは本業は広告代理業です。
事業多角化として「地域活性化業」と「システムソリューション事業」をスタートしました。

ここでは「地域活性化業」についてお話します。

代表が新潟県佐渡出身であること、毎年帰る度に活気がなく寂れていく一方だということ、
そのため何かできることがあるのではないか?
そんな思いからスタートした事業です。

地域活性化って難しいですよね。
成功事例と言われるものもあるんですが、正直それが成功なのかもわかりません。
何をもって活性化なのか?
東京のように地方がなることが活性化なのか?
住む人や働く人が増え、飲食店や小売店が増え、交通の便が良くなり、学校や病院もでき、というようなSimCityみたいなことが活性化なのか?

それが活性化であるのならば、佐渡で生産しているものを島の外で販売して、佐渡に還元させることで経済的に潤う、佐渡で農産物や加工品の製造に従事する人が増えると考えて、佐渡の農産物を使って製造加工販売をすることからスタートしました。

でもそれって地域活性化なのでしょうか?
規模が大きければ生産者を潤わすことはできると思いますが、結局地方の衰退は歯止めが効きません。
絶対にどの地方も何をしてもしなくても人口減少はしていきます。
現に関東地方でさえ、人口減少しているのですから。

私としては「残すこと」、これが地域にとって地方にとってやっていくべきことではないかなと思います。
そこで生まれ育った人、地元にはいろんな思い出があると思います。
そして色々な理由があって、都会で出て生活をしていると思います。
今生活しているところは自分の生まれ育ったところではないと思いますが、地元への想いはずっと持ち続けると思っています。

もし衰退していくとしても、残していきたい、残さなければいけないものをきちんと残していくということで、ずっと名前が全国に残っていく。
その地域をみんなに思い出してもらう。
それが一過性ではなく継続して地域活性化につながっていくのではないかと考えています。

佐渡は新潟県ですのでやはりコシヒカリが名産品です。
新潟3大コシヒカリ(魚沼、岩船、佐渡)の1つに数えられています。
佐渡の人は島の外に出てもやっぱり普段食べていた佐渡のコシヒカリが美味しいといいます。
そして、普段食べられているトビウオのすり身汁や煮しめなど残していきたい食も数多いです。
佐渡の家庭で普段食卓に上がるもの、都会に島から出てきている人たちが食べたい懐かしい残したいと思うものそういったものを私たちがレシピとして残し、私たちの店舗で佐渡出身じゃない人たちにも味わってもらいたい。
みんなの記憶に残していきたい。
そう考えています。

それが佐渡だけでなく日本全国に広げていければと思っています。
食だけじゃなく、その土地の生活文化も取材をして残していければ。
ふるさとに思いを馳せ、明日もがんばろうという糧になるように。

それが私たちが考えるこの事業の方向性になります。
まだまだこの事業に一歩踏み入れた段階です。
色々右往左往してここまで来ました。
ですので、これからはこの方向性でどんどん進めていきます。
賛同してくれる方、正直大変ですが一緒に頑張っていければと思います。

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