弊社でディレクターとして働く森山にインタビューを行いました。
YouTubeのディレクターになった経緯やYouTubeディレクターの仕事内容などを話していただきました。
動画編集の業界に興味のある方、動画制作のディレクターに興味のある方はぜひ最後までご覧ください!
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【森山美桜】
2015年株式会社Nagisa 入社
キュレーションサイトのライター、エディターを担当
2017年2月C Channel株式会社 入社
広告動画ディレクター、企業YouTubeディレクターを担当
2020年株式会社ブルズ 入社
主にディレクターを担当し企業YouTubeチャンネルのディレクション、分析を行う。
好きなYouTubeチャンネルはアメリカのシアトルで活動する「Cut」
リンクはこちら https://www.youtube.com/c/cut/featured
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YouTubeで学ぶ!?実はそれ私の原点です。
ーー早速ですが、まずは経歴についてお伺いしていきます。最初に株式会社Nagisaに入られたきっかけは何ですか?
大学生の時に他の人と同じように就職活動をしていましたが、入ったこともない会社にアピールしたり、同じようにスーツを着たり、髪の毛を黒くしたりというルールに嫌気がさしていました。
そんな時に好きだった雑誌を読んでいて、自分も書けるんじゃないかなと思いキュレーションサイトを持っていたNagisaにWantedlyで応募したのがきっかけです。
大学在学中に入りましたが、就職しなくてもいいかとも思っていたので大学卒業後もNagisaでアルバイトとして働いていました。
ーー好きなことをできるようになりたい、やってみたいと思う事は他にもありましたか?
他には英会話がありました。
大学の専攻も英語系ではなかったのですが洋楽が好きになったこともあり、全部理解できるようになりたいと思いました。
そこからYouTubeや洋画を見て自分で勉強をして、日常会話や転職活動には活かせるまでに英語ができるようになりました。
ーーその英語力は仕事で使えそうですね。
Nagisaではファッションやメイクのサイトのライターをしていたのですが、他の人と違う面白い記事を書こうと考えて海外のYouTuberのファッション企画を紹介するなど海外の情報を記事にしました。
英語を理解できたので、海外のYouTuberが話す内容を理解でき、結果的に他の人と違う角度からの記事ができたので非常に英語は役に立ちました。
ーーその後転職されますがどういった経緯ですか?
動画の企画でも、撮影でも、自分がYouTuberになるでも、何でもいいからYouTubeを作りたいと思っていたからです。
その為にもまず動画を勉強したいなと思い、動画を扱う企業にいくことにしました。
ただ当時は動画を扱う企業が少なく、私の知る限りでは動画を扱う企業はC Channelのみでした。
それに私の好きなメイクやファッションを扱っていましたし、好きなものを扱いながらやりたいことができると思ったのがC Channelに行った理由です。
ーー経歴でYouTubeが大きく関わっていますが、YouTubeをよく見るようになったきっかけは何ですか?
8年ほど前にアリアナ・グランデの曲を聞きたくて、YouTubeで検索して出てきてた、安っぽく感じるメイク動画をアリアナ・グランデのMVだと思って見ていたんです...笑
ただ実際調べてみるとアリアナ・グランデのMVじゃなくて、アメリカの女の子のアリアナ・グランデ風メイク動画でした。
当時YouTubeは音楽を聞くためのモノと認識していましたが、こんなやり方があるんだと思いそこからメイクやファッションなどをYouTubeで勉強をするようになりました。
満足することは一生ない。動画ディレクターとしての仕事とは?
ーーちなみにブルズに転職したのはどういった経緯ですか?
とある好きなYouTuberがいるんですが、そのYouTubeを見ていてこの動画を作る人はすごいセンスのいい人だなと思っていました。
そしてちょうど今年の5月くらいに知り合いからブルズの今の直属の上司を紹介していただいて、情報交換会をしました。
そこでその好きなYouTuberの動画を作っている人という事がわかって、情報交換していくうちに「うちにくればいいのに」と誘っていただいて、そういったセンスのある人と働ける環境が楽しそうだなと思い即決しました。
ーーどんな業務を担当されていますか?
今はディレクターをやっています。
主な業務内容としては
①クライアントとの企画会議があり、その企画や構成を提出。
②撮影では現場のディレクション、カメラマンへの指示や出演者への指示、クライアントへの確認。
③撮影後は素材の保管をして、編集者に編集指示。
④クリエイティブのチェックとサムネイルに載せてほしい文言やサムネイルイメージを編集者に送付。
⑤概要欄やタイトルをつけて投稿。
⑥投稿した後は動画の伸びの分析。
簡単ではありますがYouTubeの案件だと以上のような流れになります。
ーー最初から最後まで担当されるんですね。
そうですね。企画から分析まで、全ての工程を担当します。
ただ1人ではなく営業と2人で1つのクライアントさんを担当します。
ーーYouTubeの企画会議はどういった内容ですか?
訴求したいアイテムの情報をヒアリングしてクライアントの要求を聞きつつ、どういった動画がYouTubeとマッチしやすいかなどを考えます。
簡単に言うとニットを売り出したい場合、こういうコーデを組みたいからこういった企画にしましょう。みたいな提案をしていきます。
ーー業務の中で達成感や楽しいと感じる瞬間はありますか?
会いたい人に会えるというのは非常にやっててよかったと思う瞬間ではあります。
この人素敵だなとか、こういった企画を考えられる人に会いたい思う人に会いやすくなったというのは非常にうれしく思います。
ーー逆に苦労するところはありますか?
終わりがないというところです。
正直自分がこれを達成したなというのは一度も思ったことはないです。
特別向上心が高いというわけではないですが、まだ何かできるのではないか、何か足りないのではないか、もっと伸ばすにはどうすればいいかというのは常に考えています。
なので満足することは一生ないのかなと思っています。
それにどんどん新しい答えが日々出てくるのでそういった部分は大変なところだと思います。ただそういうのを含めて楽しいとは思いますね。
決して、楽ではないですけど笑
やりたいことで生きていく時代を作るメンバーとして必要な人とは?
ーー実際ブルズで働くにはどのような人が向いていると思いますか?
勉強熱心でないと辛いかもしれないです。
さぼるっていう概念がない人がいいと思います。
あとは個人的には時代の変化の真っ只中のいる業界なのでクリーンで自分の意見は持ちつつも、他の人の意見も取り入れて自分を作っていけるような臨機応変でプライドの高くない人がいいと思います。
ーー最後にはなりますが、働くうえで必要だと思うスキルや経験はありますか?
今私が担当している多くがファッションやコスメです。
私も好きで担当させていただいてますが、そういったものを言語化できる力が必要です。
インスタでもブログとかでもいいと思いますが常にやっておくといいと思います。
私自身もファッションライターをしていたころに、毎日3記事を書いていたのでそういったことが活きています。
そうするとディレクションやクライアントと企画を作るときにすごく言葉が出るようになります。
撮影中でも頭の中に台本が出てきやすくなりますし、急なセリフの変更も浮かびやすくなります。
そういう面ではSNSやライターの経験がある人はディレクターに向いているかもしれないです。
ーー本日はありがとうございました。