(昨年12月、外部のプロを招いて行った幻のインタビューをついに公開します!笑)
(上記は、青空の下、はにかんだ表情をみせる社長です。)
後編!
私たちBPM株式会社は建物修繕に関するプラットフォームを作っている会社です。
今回は代表桐原が、どのような経緯で起業するにいたったのか、また、BPMという組織としてのビジョン、新メンバーへの期待など、語ってもらいました!(真面目!)
◆点と点がつながった起業までの経緯
――少しさかのぼってしまいますが、BPM社を起業するに至った経緯を教えていただけますでしょうか?
起業していた父の影響が大きかったです。父の背中を見ていたのが原体験になり、社会人になる前から起業したいと思っていました。
起業する前に、大手企業がどんな組織体やプロダクト、マーケティングをしているのかを学びたかったので、大学卒業後は一部上場の大手食品メーカーに就職しました。北海道や名古屋で営業職として働き、結果にも満足できるようになったタイミングで、会社を辞めました。
ただ、起業する事業内容に関してこのときは何も決めていなかったので、脱サラ後はひとまず周りから声をかけられた仕事の手伝いなどをしていました。
そんな中、ある職人さんと出会い、業界の非効率性閉鎖性に課題感を抱いたことから、この業界での起業を決意しました。28歳で起業し「給湯器の設置」が、当社の最初の事業となりました。
そこから退去立会代行や原状回復工事、不動産管理会社様向けコールセンター代行など、幅広く事業を展開していきました。現在ではそこから更に発展し、建物修繕に関するシステム開発及びコンサルティング業務を行うに至っています。
――最初に就職された業界にとらわれない起業をされたのですね。
はい、今になっては、大手食品メーカーでの経験が繋がり、点と点が線になっていると感じています。
食品メーカーの商品は多くの人の口に入るので、徹底された品質管理を行っています。
ミルクであれば、どこの酪農家がいつ搾り、どのローリーに乗り、どの工場でロット番号が入り、いつ工場から出荷され、どこの倉庫やスーパーに何箱納品したか、POSデータでどのタイミングで売れたかまで細かに分かります。
この食品業界の「トレーサビリティ」を経験していたので、不動産業界の不透明さには強く違和感を感じました。建物の給湯器をいつどこで設置したのか、過去のメンテナンス状況がどうなのか、などは現状では分からないでしょう。
――今後はどう発展していきそうですか?
将来的には、海外進出も視野に入れています。
既存建物に関する事業での良い点として、世界各国の市場規模を読みやすいことがあります。既存建物は、築年数さえ分かれば、おおよそのメンテナンスの必要な時期を読むことができ、将来的な市場価値の見通しが立てやすいのです。
◆多様性を活かした組織づくりを
――どういったエンジニアやデザイナーに参加してもらいたいですか?
必要なデータ収集のための入り口を考えられる方ですね。ついユーザーがデータを入力したくなるレイティングやゲーミフィケーションを活かす方法などです。
あとは、弊社の掲げる3つの理念に共感できる方ですね。
「ValueValueValue!:顧客価値の創造」、「Go Forward:さあやろう、いまやろう、もっとやろう」、「Up to you:全ては自分次第」 の姿勢になります。
(編集注:当社のバリューについては会社ページの「価値観」に記載しております。
https://www.wantedly.com/companies/bpm-gr-co)
ーー最後にメッセージをお願い致します!
利益の出やすいゲームや広告といった領域ではなく、現実で生きる上で欠かせない「衣食住」のテクノロジーを作っていきたい方も当社に合うと思います。
衣食住の中でも、住む部屋が無ければ当然困ります。生活に沿ったITソリューションを提供していくのが理想。我々の作ったサービスが、自分の子供世代、孫世代、100年先の人たちに使ってもらえることにワクワクできる方は、ぜひお話したいです。