What we do
葉山で運営する3棟のヴィラ、The Canvas Hayama Park
再生したちくらつなぐホテルの庭に設置した大型テントとファイヤープレイス
当社は、金融アドバイザリー、不動産コンサルティング、地方創生事業の3本を柱にビジネスを展開しています。
代表者の金融及び不動産キャリアをベースに、これらのノウハウを活用し持続的な地域の活性化に寄与・貢献するため、子会社を通じて旅館業に参入しました。
単なる部屋ではなく、「地域そのものを売る」という考えのもと宿泊施設の企画・運営事業を展開しています。
当社は金融庁登録の第二種金融商品取引業者であり、金融アドバイザリー及び不動産コンサルティング事業においては、不動産/再生可能エネルギーファンド組成支援や運用、媒介等を通じて国内外の案件に関わっており、クライアントとしても複数の上場企業や機関投資家とのリレーションを有しております。
一方、地方創生事業については、地域の資産を利活用するという考えのもと、ストーリーにもこだわり、対象施設をハブとした地方創生にコミットしています。
地域事業者との連携を図り地域のコンテンツを開発する、ホテルをハブに空き家再生や簡易宿所の運営といったドミナント戦略により広域連携を実現することで、その地域を面として捉え活性化につなげられる仕組み作りを推進しています。
以下、簡単に運営施設のご紹介です。
2016年秋、葉山御用邸の並び葉山公園至近にて設えの異なる3棟のヴィラ「The Canvas Hayama Park」を開業し現在まで運営しています。1棟貸しとなるヴァケーションレンタルの分野では先駆けであり、開業以来多くのお客様にご宿泊いただき、雑誌やテレビ等数多くの媒体でもご紹介いただいています。
2019年夏に開業した「ちくらつなぐホテル」は、国立の小学校から保養所を取得し、用途変更を伴う大規模改修工事を経てホテルとして開業したもので、臨海学校などで地域と関わってきた歴史を引継ぎ、当時のよさを残しつつも大手家具デザインを手掛けるACTUSと一緒に、ホテルへと再生したものです。既存の建物を活かしつつ、広い敷地で大型テントの設置もしており、千葉テレビやbayfmにも複数登場しています。
現在、耕作放棄地にサトウキビを栽培するきびラボ、そのサトウキビを原料としたラム酒製造・販売のペナシュール房総と連携し、サトウキビの刈取り、搾り体験、ラム酒を使ったスイーツの製造・販売も行っています。道の駅や百貨店、ACTUSの展開するスーホルムカフェからのOEMを受託するなど事業を拡大しています。
2022年に取得した館山市にある「館山リトリート」は、2023年春の追加改修工事を経て、1棟貸し旅館としてリニューアルオープン、「ちくらつなぐホテル」との連携を図り、一体運営を行っております。房総エリアでは広域連携を図っており、今後も空き家の再生など推進していきます。
2023年3月にはペナシュール房総のラム酒蒸留所敷地内にある古民家を千葉県の補助金も活用の上改修し、「大井倉宿せいざん」を開業しました。こちらも「ちくらつなぐホテル」のスタッフで運営管理しています。
2023年12月には、神奈川県真鶴町にて割烹旅館を再生したホテル、「HOTEL FARO manazuru」をオープンしています。その後屋上緑化も進め、レストラン燈下とともに高評価をいただいており、真鶴町の地域に一石を投じる取り組みとなっております。
2024年7月、千葉県御宿町のビーチフロントにある「サヤン・テラス」の運営を承継しました。上場会社が不動産取得するのと同日付で運営を開始したもので、当社運営に切り替わって以降、収益性のテコ入れを継続しています。
2024年12月、神奈川県湯河原町にある「ラクラッセドゥシェネガ」の運営を承継しました。プール付きの32室のリゾートホテルで、2025年に入り不動産も取得した上で、今後大規模改修を予定しています。「HOTEL FARO manazuru」とは立地が近いことからも連携してのプランや人材交流、共同での商品開発も進めていく予定です。
最後に。
地方創生は点では成しえないと考えており、私たちは関わる地域には深く入り込み、持続性のある事業を構築していきます。そのためには時間がかかりますが、あらゆる知恵を絞り、地域の未来に続く事業を創造すべく、ブレずに進めることが非常に重要です。
新型コロナによって旅行に対する趣向の変化や消費者行動にも大きな変化があったと考えています。
引き続き、世の中のニーズと向き合い、柔軟性をもって事業を進めていくつもりです。
今後も関わる地域に灯をともすための取り組みを1つずつ推し進めていきます。
Why we do
ちくらつなぐホテルのせいざんカフェ、もとは食堂
ちくらつなぐホテルの個室、ACTUS監修のもと生まれ変わりました
当社の社名とロゴには、見上げたときにどこまでも続く青い空に、
お客様とマーケット、地域社会とのつながりが込められています。
私たちは、ビジネスを通じて東京と地方の架け橋になりたいと考えています。
地方不動産の再生において壁となる資金調達。
決して簡単ではありませんが、当社の金融・不動産のノウハウやネットワークを活用して、
東京に集まる資本と人を地方につなぎ、地域の活性化を図ることを目指しています。
東京に集中する資本やノウハウ、情報を最大限に活用するため、
東京にベースを置きながらも各地のプロジェクトをスピード感を持って構築、展開しています。
日本の地方には、素晴らしくも活用されていない資産がたくさん眠っています。
人々の求める趣向が時代とともに変化する中で、自然豊かでその地域の暮らしを感じるような宿泊を通じた体験価値は、まさに今の時代が求めるものだと感じます。
私たちはそんな体験のできる宿泊施設を提供し続けたいと考えています。
会社では、私たちが売るのは部屋ではなく、地域そのものだという共通認識があります。
地方に向けて私たちができることは、まだまだあると感じています。
当社では、仕事は最高の自己表現の場と考えているため、絶えず創造力を持って、考え抜いています。
大手企業に取れないリスクを取り、既存業界に風穴を開けるような仕組みを作り上げること、また、圧倒的なスピード感を持ってビジネスを構築することを行動指針として掲げており、これらを具現化することで社会貢献を果たしたいと考えています。
How we do
本社の打ち合わせスペース、オンライン等に活用できる大型モニターも設置
本社の執務スペースの様子、簡易な打ち合わせスペース、食事などもできる休憩スペースもあり
当社は少数ながら、皆プロ意識が高く、やり切る力が強いといえます。
また、当社には不動産金融業界を中心とした外部とのリレーションが多数にあります。
このため、プロジェクトごとに社内外のチームアップを行っていきます。
当社の理念に共感し、ご支援いただける優秀な方々が社外にも数多くいることは、当社の強みでもあります。
社内は年齢も20代から60代まで様々で、多様性を受け入れ、組織についても柔軟に考えています。
当社では各プロジェクトにおいて、細かく事業計画、資金計画を検証し、その上で具体性をもって事業をローンチしています。
資金調達も多様化させています。自己資金に加えて銀行借入はもちろんですが、クラウドファンディングの活用、社債の発行、投資家との協業等様々な形での資金調達を実現しています。
新規プロジェクトには、必要に応じて、クレジットの高い事業会社等をパートナーに引き入れていることもあります。
地方でのビジネスは、基本的にローカライズさせており、地域の雇用創出を進めています。
一方で採用においては移住も進めており、一定期間であっても地域に暮らし、現場から地方創生を進めていくという貴重な選択肢があります。
メンバーには大手ホテル出身者も複数いるため、ベースとなるホテル運営上の基礎を押さえた上で、当社なりの独自の指標や目線を持っています。
資金計画やファイナンス、スキームの構築は東京本社でコントロールしています。
地域と本社の連携もビジネス上の肝になっており、常に意思疎通を図るようにしています。
ビジネスとして地域を面として捉え、最終的に面で勝つ仕組みを考えています。