こんにちは、株式会社Blue Finback代表取締役のチェンジャックです。
まずは、僕のプロフィールを軽く紹介します。
1997年12月千葉県市原市生まれ
2016年3月栄光学園高等学校卒業
2016年4月東京大学理科I類入学
2018年4月ものづくり補助金の申請業務を開始
2020年3月東京大学工学部卒業
2021年2月株式会社Blue Finback創業
2021年4月事業再構築補助金の申請業務を開始
2022年6月認定支援機関に登録 (107413006112号)
僕の経歴はこんなかんじです。
補助金との衝撃的な出会い
僕が最初に補助金に携わったのは2018年の時です。
その頃、僕はまだ東大の現役大学生でした。
友達から紹介された、補助金コンサル会社。
最初はもちろん知識なんてありませんでした。
決算書も読めないし、
どうしたら補助金受かるかなんて当然何も知らない。
そんなところからスタートしました。
がむしゃらに補助金資料や過去の事業計画書とにらめっこする日々。
「どうやったら補助金は受かるのか?」
の法則性を見つけようと必死になっていました。
あれから、僕個人で100社以上担当しました。
申請の締め切り前になると、
毎日補助金のことを考え、作業していたと思います。
一回の公募で33社を担当したときは、
本当に倒れそうなくらい辛かったです。
公募募集されている2ヶ月間、
補助金以外のことは何もできませんでした。
休日に友達と出かけたり、
夜一杯飲みにいくこともできず。
朝起きた瞬間から事業計画書の内容が頭をかけめぐり、
夜寝るときも事業計画のことを考えながら眠りに落ちていました。
正直、文字では表せないほど大変でした。
ここだけの話、一時期は睡眠障害に悩まされたこともあります。
でも、採択発表の日には、
お客さんから電話がかかってきて
「ありがとうございます!
チェンさんのおかげで受かりました!」
と嬉しそうに報告してくれます。
今から考えると、それが原動力になって
がむしゃらに動いていたと思います。
補助金に受かると、1,000万円以上はもらえます。
しかも、返還不要なお金です。
僕のお客さんは小規模の会社が多かったので、
1,000万円もらえる補助金を申請するのは、
何年に一度の会社の一大事なんです。
お客さんからお願いされるときに、
「今回の事業は会社の命運がかかっているので、
どうぞ本当によろしくお願いします!」
と言われることもあります。
正直、かなりのプレッシャーです。
作業量とプレッシャーは人一倍だけど、
でもだからこそ、やりがいがある仕事だと思っています。
自動車整備・鈑金塗装への特化を決意
そのように100社を超える補助金の申請をしていくうちに、
だんだんと気づいてきたことがあります。
それは、
本来補助金を使うべき会社が補助金を使っていない
ということです。
国は、中小企業のために補助金というものを提供してくれています。
でも、補助金の正しい知識をないために、
本来一番必要としている人たちが活用できていないんです。
特に、小規模な会社の経営者です。
すでに情報があって儲かっている会社が
補助金を使ってさらに儲かる。
現状、補助金はこうなってしまっています。
なぜなら、儲かっていて大きい会社のほうが、
補助金の情報が入ってきやすいからです。
対して、本来補助金を一番欲しいはずの地方の小規模な会社が、
補助金の知識がないために、申請できていないと。
これは、誰にとっても良くない状況だと思いました。
だから、そういった現状を変えたくて、
僕は独立をすることにしました。
なぜなら、今まで出した100社以上の経験から、
補助金が採択されたときに
いかに会社が助かるかと知っているからです。
そして、採択されたときの
お客さんの喜びを知っているからです。
そこで、進出したのが
自動車整備と鈑金塗装の業界です。
なぜなら、他の業界と比べて
設備の単価が高く、
設備が古い・老朽化しているところも多く、
構造的に利益が残りにくい業界だと思ったからです。
そして、
補助金の知識がほとんど浸透していなかった
ことも理由でした。
だから、補助金を多くの整備工場や鈑金工場に使っていただくことで、
整備業界全体が劇的によくなる、盛り上がると確信しました。
そうやって初めて進出した整備業界。
僕も整備工場や鈑金工場の経営者様の期待にこたえられるように、
補助金が受かるように、全力で申請に取り組みました。
そして、いざ整備業界に進出してから、
初回の採択発表の日。
10社申請していました。
でも。
1社しか受かっていませんでした。
正直、絶望しました。
全然受かっていませんでした。
今まで扱ったことのない業界だし、
知識も経験もなにもなかったからです。
専門知識や機械装置の用途もわからず、
作業工程を理解するところからだったからです。
せっかくお客さんが僕を信頼して依頼してくれてるのに、
期待に応えることができないという無力感。
当たり前ですが、補助金は受からないと意味がありません。
これでは、業界を盛り上げたいというミッションなんて到底達成できません。
正直、めちゃくちゃ焦りました。
そこから、過去のお客さんの事業計画書をすみずみまで読み込み、
なぜ受かったのか、落ちたのか。
その原因を徹底的に考えました。
知り合いに頼んで受かった計画書を見せてもらったこともありました。
整備工場や鈑金工場が補助金に受けるためにはどうすればいいのか、
誰よりも研究しつくしました。
その結果、採択率は回を追うごとに上がっていき。
今では、全国の平均を毎回大きく上回ることができています。
自動車整備の業界知識もつき、
お客さんに業界の知識を
わざわざ説明していただく手間も完全に必要なくなりました。
そして、補助金の知識の普及にもさらに努めました。
僕は文字通り日本全国を飛び回り、
工場の経営者や部品商や商社さんにもむけて
補助金のセミナーをしました。
整備業界で正しい補助金の知識を広めるため、駆け回りました。
セミナーは、全国合わせて
30回は行ったと思います。
(今でも現在進行形で行っています。)
経営者の相談を直接受けた件数でいったら、
ゆうに100は超えていまね。
そのおかげもあってか、ここ1-2年で
だんだんと補助金を使いたいという
整備工場の経営者は増えてきました。
補助金で、業界はもっとよくなる
実際に、補助金を使う経営者様が増え、
実際に補助金が受かるようになると、
お客さんから大変な反響をいただきます。
「補助金で設備導入したおかげで、
効率化できて利益がめちゃくちゃ上がりました!」
「補助金で最新の設備を導入したら、
従業員も便利になったと喜んでいます!」
「補助金で始めた新規事業、
だんだん軌道に乗り始めました!」
3年前なんて、ほとんど補助金に採択される
自動車整備工場や鈑金工場はなかったです。
というかそもそも申請する会社がいなかったです。
でも、ここ2年で明らかに補助金に採択される整備工場、鈑金工場は増えてきています。
僕の活動のおかげといったらおこがましいですが、
それでも業界の一助になれていることがとても嬉しいです。
でも、僕はまだまだこれからだと思います。
新しいお客さんのお話しをするたびに、
まだまだ補助金の正しい知識が
浸透していないことに気付かされます。
補助金は、どんな業種の会社でももらえます。
実際に、補助金が完全に浸透していて、
みんなが補助金を申請して設備導入し、
かなり盛り上がってる業界もあります。
つまり、我々が使わなければ、
そんな他の業界の誰かが使う、というだけです。
それなら、自分達で積極的に使って、
自分たちの会社や業界を盛り上げたいじゃないですか。
僕は業界に関わっている一人の人間として、純粋にそう思います。
弊社は、これからも補助金を通して
この業界を盛り上げていきます。
そしてぜひ、あなたとも一緒に
盛り上げられることを心から願っています。
株式会社Blue Finback
代表取締役 チェンジャック